朝から夜まで気軽に立ち寄れる、ノンアルコールバー
六本木駅からもほど近い、外苑東通り沿いにある「0%」は、都心にありながら、まるでどこか外国を訪れているような錯覚を抱く異空間。バーカウンターの後ろにある大きなミラーを見つめていると、六本木の街が歪んで映し出されたり、大きな夕日が沈む様子が見えたり・・・お酒を飲んでいないのに“ほろ酔い”気分が味わえるのが不思議。
甘さを抑え、お酒と同じように嗜好品として楽しめるものを目指したというモクテル(ノンアルコールのカクテル)は、一部メニューを世界のトップ50を決めるThe World’s 50 Best Barsに3店舗がランクインする「SG Group」の後閑信吾さんが考案。ハーブやスパイスの香りを生かしたドリンクにはいろんな仕掛けが隠されていて、見た目にもフォトジェニック。
朝10時からオープンしているので、夜だけでなく、仕事の前や合間に立ち寄ってリフレッシュしたり、打ち合わせの場所にしたりと、時間帯に合わせて使い分けるのもおすすめ。
誰もが心を空っぽ=0にして、安らげる場所にしたい
「自分の好きな空間に浸りたいときや、友達とおしゃべりしたいとき、ひとりになりたいとき・・・バーに行く目的は、お酒を飲むだけではないと思うんです」とプロデューサーの山本麻友美さん。もともとあまりお酒が飲めないという山本さんは、誰でも楽しめる“カフェでもバーでもない、新しい場所”を作りたかったのだとか。
「東京で暮らす人の多くは、毎日のように情報を浴びて、常にマルチタスクで、考えなければいけないことだらけ。日常の中でいったん“心を0(ゼロ)”にすることができたら、もっとポジティブになれたり、クリエイティブな発想が生まれるのではないでしょうか」
お酒が飲める、飲めないにかかわらず、車での移動が多い人や、妊娠・子育て中のママたちにも気軽に活用してほしいと話す山本さん。
「毎日がんばっている人にとって、ホッと肩の力を抜いて一服できる場所になれたら嬉しいですね」
さまざまなハーブが華やかに香るシグネチャードリンク
ボトル内に散りばめられたフルーツやハーブが美しい「A Real Pleasure ゼロ(0)になる」は、こちらのシグネチャードリンク。原料となっているのは、ヴェチパーウォーターをベースに、アップルジュースやメープルシロップ、フレッシュなレモン、バジル。
ヴェチパーとはウッディな香りと、フローラルな香りを併せ持つハーブで、香水にも使われるそう。口に含むと爽やかな甘さやほのかな酸味、奥行きのある香りが広がり、余韻までも楽しめる。
ふわふわ揺れるバブルに秘密が。動画に撮って楽しみたい
こちらもぜひ試してほしいのが、遊び心いっぱいのドリンク「Iceland Bubble アイスランドバブル」。華やかな香りが印象的なジャスミンティーをベースに、ベルジュ(未熟ぶどう)の果汁やパイナップル、ジンジャーを合わせたもので、すっきりと飲みやすい。カクテルグラスの表面を覆っているのは、なんとローズマリーの香りのスモークを包んだ泡(バブル)。そっと指でバブルを割って、香りを楽しみながら飲んでみて。
フードのテーマは“罪悪感のないジャンクフード”
こちらでは、誰でも等しく楽しめるようにとの思いから、フードはヴィーガン対応。山本さんもイチオシの「ケサディーヤ」は、バッファローカリフラワーとアボカドフライの2種類。スパイシーで、ザクザクとした食感が心地よく、朝食や小腹が空いたときにもぴったり。このほか、ヴィーガン使用のチョコブラウニーやアイスクリームなどのスイーツ、あえて500円支払って携帯電話を預かってもらう「デジタルデトックス」などユニークなメニューも。今後はドリンク、フードともに、さらに個性的なメニューが増える予定なので、お楽しみに。
<OZmallからのお願い>
外出時は、ご自身の体調と向き合いマスク着用のうえ、各施設の3密対策・ソーシャルディスタンス確保などの衛生対策に従い、思いやりを持った行動をお願いします。
SHOP DATA
- スポット名
- 0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE(ゼロパーセント ノンアルコール エクスペリエンス)
- 住所
- 東京都港区六本木5-2-4 ANB Tokyo 1F
- 営業時間
- 10:00~22:00
- 定休日
- 不定休
- ※完全予約制。予約は公式サイトから
- ホームページ
- 0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE
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PHOTO/KYOKA MUNEMURA WRITING/MINORI KASAI