キーワード1:「ワイン×氷」が夏の新定番になりそう
ワインに氷を入れる? それって邪道なのでは、と思う人も少なくないけれど、欧米などではメジャーな飲み方で、日本でも人気上昇中なのだとか。この夏は氷を入れて楽しむための専用ワインも続々と登場しています。
実際に飲んでみると、とても口当たりがよくて飲みやすく、チューハイなどとはまたひと味違ったおいしさ。「カルロロッシ ICE スパークリング マスカット」は、マスカットの爽やかな香りとシュワシュワが心地よく、スタイリッシュな缶ボトル入りなのでBBQなどアウトドアのシーンでも活躍しそう。「モマンドール アイスレモン」は、リッチなレモンの風味とほのかな甘みで、リゾート気分満載。お休みの日に太陽の下で飲みたくなります。
また、その名もズバリ「氷と楽しむおいしいワイン。(酸化防止剤無添加)サンシャインフルーツ」は、白ワインをベースに、パイナップルとグレープフルーツ、オレンジの果汁をプラスした、トロピカルな味わい。ひと口飲んだとたん南国の香りと華やかな甘さが広がり、思わずごくごく飲みたくなるけれど、アルコールはしっかり12%あるので注意。かき氷にかけたら、大人のトロピカルデザートとしても楽しめそう。
これらのワインは、氷が溶けることを想定して、甘味と酸味をバランスよく調整しているそうで、薄いと感じることなく最後まで楽しめます。冷たさをキープできるのもいいし、ちょっとお酒に弱い人のワイン入門としてもおすすめ。爽やかな飲み口は、夏の新しい定番の飲み方になりそうです。
キーワード2:「泡×和食」は爽やか柑橘でリフレッシュ
夏はこってりした料理よりも、そうめんや冷や奴など、あっさりとした和食が恋しくなるもの。そんな時にぴったりのスパークリングワインが夏季限定で登場。「雫音(しずね)」は、和食に合わせるために開発された、柑橘の果汁入りのワイン。味は2種類で、すだちはキリっとした酸味とほんのり苦味があり、ミョウガやショウガなどの薬味と合いそう。ゆずはふんわりとした香りが上品で、焼き鳥と一緒にいただくと、焼き目の香ばしさが広がり、油っぽさはきれいに流してくれて、相性バツグンです。
どちらも甘みはなくすっきりとしているので、食中酒としてお醤油やかつおぶしなどの出汁ともなじみ、料理のおいしさを引き立ててくれます。「しずね」というネーミングもボトルのデザインも涼しげで、夏ならではの食卓に彩りを与えてくれそう。
キーワード3:「ジン×ソーダ」が第3のソーダ割ブームに!?
最近は国内外の蒸留所で造られる個性豊かなクラフトジンなどが登場し、注目を浴びているジン。なんとなくバーのカウンターで気取ってカクテルをたしなむイメージがあるけれど、この春に発売された「翠(すい)」は、居酒屋気分でカジュアルに楽しめる新感覚のジン。伝統的なジンに入っている8種のボタニカル(ハーブやスパイス)に加えて、柚子・緑茶・生姜という和の素材が入っているのが最大の特徴。想像の通り、和食にとても合う味わいです。
いちおしの飲み方は、グラスにたっぷり氷を入れて、ジンとソーダを1:4で割る「翠」ジンソーダ。まず香りをかいでみると、ジン特有のジュニパーベリーをはじめ複雑な香りが混ざるなか、奥ゆかしい和の存在を感じます。ひと口飲んでみると、柚子の香りがふわりと立ち、緑茶のまろやかな旨みが追いかけ、最後に生姜が爽やかに余韻を残します。ほかにも「翠」お茶割や、「翠」ジンソーダにすりおろし生姜や大葉、つぶした梅干しなどのちょい足しもおすすめです。
この「翠」に、サントリーが研究を重ね、行きついたおすすめのペアリングフードは「梅肉を挟んだ板わさ」「わさび香る枝豆のポテサラ」「山椒風味のとりから」の3品。おうちでも、かまぼこに梅肉と大葉を挟む、いつものポテトサラダに竹輪を具にして隠し味にわさびをいれて枝豆をトッピングする、鶏のから揚げに粉山椒をかけるなど、それぞれアレンジすることにより、翠との相性もさらに良くなります。
これが1本おうちにあれば、お酒の濃さもちょい足しもお好みで思いのまま。価格も1本1000円台前半なので、実はコスパもいいのです。
全国の居酒屋でも「翠」ジンソーダを提供するお店が増えるそうなので、外食のチャンスがあればぜひチェックを。ハイボールやレモンサワーに続く、第3のソーダ割としてヒットドリンクになる予感です!
【特集】飲んだら幸せ!OSAKE JIKAN
今日は誰となにを飲む? 気の合う仲間と盛り上がったり、料理との組み合わせに感動したり、旅先で現地のお酒を試してみたり・・・。編集部が楽しい“OSAKE JIKAN”を紹介します。
WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)