スタンディングバー集合で! vol.009

スタンディングバー集合で!

【毎週金曜日16:00更新】
忙しいあの人とごはんに行くなら、軽く飲みながら相手を待つのもオツなもの。ここでは、飲み歩きの達人・丸山剛史さんが、女性ひとりでも入りやすい、今話題の角打ち(酒屋の一角で買ったお酒を立ち飲みできる)・立ち飲みスポットを紹介。どこも気持ちのいい場所だから、0次会のほうがメインイベントになったりして!?

更新日:2016/09/23

今回の集合場所:立ち飲み集会所日本酒人(蒲田駅)

蒲田の本格的な日本酒立ち飲みバー

酒文化が育っている街なのに、なぜか日本酒が飲めるお店が少ない印象の蒲田。そこで見つけた本格的な日本酒立ち飲みバーが今回ご紹介する「立ち飲み集会所日本酒人」です。なんといっても日本酒が324円からとリーズナブルな価格で楽しめるのが魅力。日本酒は常に季節ものを扱うとのことで、ラインナップは3日に一度は変わるそう。移ろいゆく季節を感じながら日本酒を楽しみたい人にぴったりのお店です。

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ご飯ものはださない酒の肴へのこだわり

「純粋に日本酒だけを楽しんでほしい」との思いから、ボリュームのあるおつまみは用意されていないので、0次会にぴったり。どの品を頼んでもお酒に合うのですが、その中でもかなり気になるものを見つけてしまいました。「クリームチーズとうに醤油」です。濃厚な味どうしの組み合わせ。まったり感が口の中に残り、お酒を誘います。もう一品は「鯖の冷燻」をセレクト。こうした香りが強めのお料理には、発泡系の日本酒がよく合います。今回は「澤屋 まつもと 守破離」にしてみました。

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「クリームチーズとうに醤油」346円 「鯖の冷燻」302円 「澤屋 まつもと 守破離」324円

店主の心遣いが嬉しい

2杯目は、この時期しか飲めない「純米 天吹」のひやおろしをオーダー。ひやおろしとは、春から夏にかけてタンクで熟成され、夏の終わりごろから秋にかけて出荷される生詰酒で、まさに秋のお酒と呼ぶにふさわしいもの。こちらには、「梅すいしょう」(軟骨を梅肉であえたもの)を合わせました。梅肉の酸味と、天吹の酸味がよく合って、お酒が進みます。ちょい飲みの後は、趣きのある街、蒲田を少し散歩して、二軒目に向かうのもまた一興です。

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「鳥わさ」302円 「梅すいしょう」302円 

立ち飲み集会所日本酒人

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TEL:03-6428-6306
東京都大田区西蒲田7-63-8
営業時間:16:00~24:00(23:30LO)
定休日:なし
席数:30席
アクセス:蒲田駅より徒歩3分
カード:不可
予約:可
喫煙種別:全面喫煙可
平均予算:1000~2000円前後

WRITTING・PHOTO/TAKESHI MARUYAMA

※記事は2016年9月23日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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