お腹が空く本 Gooooooo Books vol.003
【毎週土曜日10:00配信】
コミック、エッセイから、絵本、レシピ本まで、ページを読み進めると思わずグーーッとお腹が鳴ってしまう、食欲刺激系の本を、料理本専門書店〈COOKCOOP〉のブックディレクター・鈴木めぐみさんがピックアップ!
更新日:2016/08/06
COOKCOOP 鈴木めぐみさん選
『台湾行ったらこれ食べよう!:地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』
日本から約3時間で行ける台湾。その気軽さや現地の人の良さもあるけれど、リーズナブルでおいしいごはんがやっぱり多くの人を惹きつける最大の魅力なのだと思う。
この本は、台湾の代表的なソウルフード「魯肉飯」「臭豆腐」をはじめ、おいしいけど観光客にはまだ知られていないようなたくさんの料理を、“ごはん”“おかず”“夜市” などのカテゴリー別に案内してくれる。しかも、どれもフォトジェニックでリアルな感じが伝わってきて、見ているだけでまるで台湾にいるかのような気分になってくるのです。
じつは私自身も年に3、4回は訪れる台湾好き。いわゆるリピーターでもあるけれど、未体験の料理もまだまだあります。だから、台湾の旅にはマストの一冊。
眺めているだけでも楽しめる最強の台湾料理図鑑。ページをめくりながら、「次はなにを食べようか」って、なんだか宝探しをしているかのような感覚にさえなるのです。
選者
COOKCOOP
鈴木めぐみさん
食を中心とした雑誌の編集者を経て、料理本専門書店〈COOKCOOP〉のブックディレクターに。現在、実店舗は持たず、ブックセレクトや食関係のイベントの企画運営に携わっている。