味はもちろん、見た目のフォトジェニックさからも近年ブームとなっているモンブラン。今回は、2022年にオープンしたばかりのスイーツ店より、編集部注目のモンブランを5個ご紹介。各店ごとに特色が異なるモンブランは、優しい甘みとほっくりとしたうまみが口いっぱいに広がり秋を感じられるはず。ぜひ、おいしい秋を探しに出かけてみて。
【1】和栗モンブラン専門店 栗りん 日本橋コレド室町店「黄金モンブランソフト」(800円)
演出にもときめく、和栗にこだわったモンブラン
愛知県名古屋市で誕生した和栗モンブラン専門店「栗りん(くりん)」が、2022年7月22日に東京にもオープン。“五感で楽しむモンブラン”をコンセプトに、目の前で仕上げる出来立てのモンブランが評判で、食べることに集中できるようにくつろげる内観や環境音にもこだわるほど。
特に人気の「黄金モンブランソフト」は、北海道産クリームを100%使用したソフトクリームに、香りや甘さの加減、なめらかな舌触りなどを徹底的に研究した和栗ペーストを贅沢に絞りかけた1皿。和栗ペーストには、最高級の和栗のなかでも味が良い熊本県球磨の栗と、香り豊かな高知県の「四万十栗」を使用。独自の配合で、甘みと香りを最大限に引き出した。また、香りをより堪能できるように、提供時にも工夫が。サプライズ感のある演出は、ぜひお店で体験して。
DATA
住所/東京都中央区日本橋室町2-3-1コレド室町2 B1F
電話番号/03-6262-6667
営業時間/11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日/施設に準ずる
アクセス/東京メトロ半蔵門線ほか「三越前」駅直結、JR総武線快速「新日本橋」駅直結
【2】栗歩と芋こ 自由が丘店「極」(2420円)
栗本来の味わいを追求。自然な風味と甘さが広がる逸品
浅草にある和栗モンブランの専門店「栗歩」と国産サツマイモスイーツの専門店「芋こ」がタッグを組んで、2022年8月13日にオープンした「栗歩と芋こ 自由が丘店」。カシスムースを国産栗のモンブランクリームで包んだ「綾」や、サツマイモペーストをモンブランのようにバニラアイスの上にたっぷりかけた「モンブランソフト」など、和栗やサツマイモを使った30種類以がラインナップする。
こちらの看板メニューは、和栗モンブランの「極」。モンブランクリームに使用している石川県産能登栗は、45日間熟成させた後に圧力釜で焼き、糖度を引き上げてから使用。そのため、無糖ながら30度を超える糖度に仕上がり、栗ならではの奥深い風味を邪魔しない甘みに。自然の甘さなので、ボリュームがあるもののペロリと食べられるほど。1日10食限定の貴重な1皿をぜひ味わって。
DATA
住所/東京都目黒区自由が丘2-11-16
電話番号/050-5589-8017
営業時間/11:00~18:00
定休日/不定休
アクセス/東急東横線「自由が丘」駅から徒歩1分
【3】サツマイモスイーツの専門店 銀座 芋山「生搾り芋モンブラン」(1800円、和紅茶付き)
ふわりと香り、すっと口どけるサツマイモのおいしさ
サツマイモを使った新感覚スイーツを提供する「銀座 芋山」が、2022年4月3日にオープン。サツマイモ本来の甘さやうまみを存分に引き出した手作りのスイーツは、2種のサツマイモで作り上げる。ひとつは、収穫後1カ月以上かけて熟成させることで糖度をあげた「旭甘十郎 紅はるか」。もうひとつは、日本有数の“糖質系さつまいも”と呼ばれる、ホクホクとした食感の「五郎島金時」。スイーツごとに合うサツマイモを選ぶことで、極上の逸品が完成した。
素材そのままの味わいを感じる「生芋けんぴ」や、外はパリパリ、中はほっくりとした「大学芋」などのテイクアウトも人気だが、おすすめはイートイン。注文が入ってから仕上げる「生搾り芋モンブラン」は、ガラスのドームに香りも閉じ込めて提供し、そのライブ感も好評。もちろん味わいも追求しており、「旭甘十郎 紅はるか」の焼きイモペーストをブレンドしたクリームは、細く搾り出すことで軽い口どけに。トッピングのイモチップスが食感のアクセントになっているのもポイントで、セットの和紅茶「澪」ともよく合う。
DATA
住所/東京都中央区銀座5-9-19 MCビル1F
電話番号/03-6263-9787
営業時間/11:00~19:00
定休日/施設に準ずる
アクセス/東京メトロ銀座線ほか「銀座」駅から徒歩1分
【4】をかしなお芋“芋をかし”下北沢「をかしな芋パフェ 焦がし”ぽんぽん”のせ」980円
おいしさと楽しさがギュッ。いとをかしな芋モンブラン
2022年8月20日にオープンした「をかしなお芋“芋をかし”下北沢」は、江戸中期創業の老舗和菓子屋が手がける進化系和スイーツブランド「大三萬年堂HANARE」が監修。他にはないユニークでかわいらしい“イモスイーツ”は、契約農家のヒゲ農園のサツマイモを使用しているメニューも。それぞれにぴったりな種類のサツマイモを使っているので、そのおいしさは折り紙付き。
「をかしな芋パフェ 焦がし”ぽんぽん”のせ」は、上にのった新食感マシュマロの“ぽんぽん”をバーナーであぶると、中から芋カスタードクリームがとろける不思議なスイーツ。濃厚な芋モンブランクリームの下には、大三萬年堂のあんこや紫イモアイス、黒糖ゼリー、大豆グラノーラ、煎り黒豆、ホイップクリームを入れ、遊び心も詰め込んだ。また、ヒゲ農園直送の安納イモ、福井県産とみつ糖蜜イモのカット焼きイモでディップすれば、ひと味違うイモのおいしさが楽めそう。
【5】あんこの勝ち「ANもんぶらん」(648円)
洋菓子仕立てで新しい!あんこの可能性を感じる逸品
和菓子の食材である“あんこ”を、誰でも知っている洋菓子とコラボすることで、新しい楽しみ方を提案する、あんこスイーツの専門店「あんこの勝ち」。大阪で誕生したこちらは、2022年4月27日に東京第1号店である「あんこの勝ち EXITMELSA店」をオープンした。
それを記念して、「EXITMELSA店」限定のスイーツ「ANもんぶらん」が登場。ふわふわのスポンジの上には、大粒の栗の甘露煮とたっぷりのなめらかなクリーム。その上から北海道産小豆のこしあんをたっぷりと絞りかけ、ココアパウダーとチョコレートクランチをトッピングした。ミルキーなクリームのうまみやあんこの風味が混ざり合い、ビターなココアパウダーが味を引き締めて絶妙。1日20個限定で、開店から数時間で売り切れてしまうこともあるので、早めの来店がおすすめ。
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WRITING/MARIA KAWASHIMA