米の生産量日本一を誇る新潟県が、平成20(2008)年から開発を進めてたどりついた最高品質のお米ブランド「新之助」。ツヤのある大粒のお米に甘みとコクがギュッと詰まって、ほどよい粘りと弾力のある食感がごはんの可能性を広げてくれる。そんな編集部も注目する「新之助」の魅力をご紹介。新潟の米づくりの伝統から生まれた新ブランドの、誕生ストーリーやおいしさの秘密をお届けします。
新潟の米づくりの歴史に裏付けされた「新之助」の魅力
米づくりに適した気候風土が広がり、日本随一の米どころとして知られる新潟県。この地では長年「コシヒカリ」が高い評価を受けて偏重して生産されていたけれど、お米へのニーズが多様化するなかで新品種の開発も盛んに行われてきたという。
今回ご紹介する「新之助」は、厳しい選抜を通過し、香り・味・粘り・硬さなど「コシヒカリ」と同レベルの高い評価を得た注目の新品種。お米の食味は炊きあがったときの粒の輝きと相関関係があると分かったことから、最初の選抜基準は「お米の輝き」だったそう。
こうして生まれた形のいい大粒の「新之助」は、炊きあがるとふっくらツヤツヤになる。食べるとまろやかな甘みとコクの深さが広がり、ほどよい粘りと弾力があるのも、長年にわたる新潟の米づくりのノウハウがあったからこそ。米どころ新潟の情熱が作りあげた、豊かな味わいが新しい。
甘みもコクも!バランスのよい食味が生むおいしさの秘密
きれいなツヤ、ほんのりとした香り、豊潤な甘みとコク、しっかりした粘りと弾力など、おいしいお米の条件をしっかりと満たしているのも、長年の研究によって生み出された「新之助」ならでは。
例えば他地域の生産品種と比べて、「新之助」にはタンパク質とアミロースが理想的な比率で含まれていることが調査で分かっている。タンパク質が多いと食味が低下して外観にくすみが生じ、アミロースが多いと硬くなって粘りが弱くなるけれど、「新之助」はどちらも適度に低い。さらに、味の厚みや旨み、甘みなど食味の要素も、食味官能試験ほかあらゆる物性調査ですべてがトップレベルという結果に。
ある程度の硬さがあるため食感に弾力が感じられるうえに粘りもあるので、ほぐれやすいが粘りもあるという相反する要素を兼ね備えているのも魅力のひとつ。
また、時間が経っても硬くなりにくいという要素は、冷めてもおいしい証。お弁当やおにぎりにも最適なので、子どもにも喜ばれるはず。レンジで温め直しても、おいしさがキープできるのも嬉しい。
ギフトに最適な紅白幕のデザイン!特別な日のグルメにも
鮮やかな赤と白が目を引く「新之助」のパッケージは、“めでたさ”や“期待”を表現した紅白幕がデザインのベース。加えて「助」の字が“水引”のイメージになっているので、お祝いごとなど「ハレの日のお米」にふさわしい。食卓のお米としてももちろん、大切な人へのお祝いの気持ちや感謝の気持ちを表すギフトとしてもおすすめ。最寄りの百貨店・小売店をはじめ、多くのネットやECサイトなどで取り扱っているほか、新潟県や県内市町村の「ふるさと納税」返礼品としても入手できるので、興味のある人はぜひ。
また、東京で「新之助」を味わえるお店もあるので、ちょっとした記念日や特別な日に、お米からこだわった名店を訪ねてみては。
DATA
- 販売場所
- ・百貨店、小売店、インターネットのショッピングモール、ECサイトなど
・ふるさと納税サイト
- 「新之助」が食べられる店(首都圏)
- 炭焼うな富士 有楽町店/ALTER EGO/燕三条イタリアンBit 銀座店/クチーナ ヒラタ/にく稲/天使のハイボール/静香庵/おこん/馳走 紺屋/鳥しゃちょー/松丸米店/とんかつ 美とん
- ホームページ
- 新潟米「新之助」公式ホームページ
WRITING/NAOKO YOSHIDA