2018年3月27日(火)まで、600種類のパンと100種類以上のお弁当がずらりと並ぶ“食の祭典”を東武百貨店 池袋本店で開催中。池袋地区初出店となるベーカリーや、数量限定の輸送駅弁など、全国から選りすぐりのグルメが一度に楽しめる。食べ比べしながら旅気分を味わおう。
「俺のBakery&Cafe」の「俺の生食パン~香~」
京都人に愛されるパンや、売切れ必至の恵比寿のパンもエントリー
第2回目となる「IKEBUKUROパン祭」は、全国から約70店舗・600種類のパンがラインナップ。今回初出店となるベーカリーの中で特に注目なのは、京都・北山の人気カフェ「ULUCUS(ウルクス)」。地元の人たちに愛される「シナモンロール」(1個401円)は、シナモンの香りとスライスアーモンドの食感がたまらない1品。シナモンロールの実演販売も行われるのでお見逃しなく。また、同じく京都発「キキ ダウンステアーズベーカリー」の「ししゃもパン(1個173円)」は各日11時から数量限定販売。どれも写真映えする可愛らしくユニークなパンが揃う。
パン激戦区である恵比寿や世田谷地区から、池袋に初出店となるお店にも注目したい。恵比寿の「空と麦と」は、八ヶ岳南麓にある自家農園で栽培した自然小麦を使ったこだわりのお店。「パンドカンパーニュ(1/4サイズ~・301円~)」など風味豊かな味わいが広がるパンが3月24日(土)まで味わえる。ほかにも、3月26日(月)と27日(火)のみ出店する世田谷区深沢のベーカリー「BakeAwake」の「漆黒のメロンパン(1個301円)」や、イベント限定の焼印が入った「こっぺぱん(たまご1個201円など)」に出会える恵比寿の「えびすぱん」など、気になるパンが目白押し!
こだわりの食パンや世界のパンなど、連日通いたくなるベーカリーが満載
厳選した素材やこだわりの製法により、風味や味わいがダイレクトに楽しめる食パンも気になるところ。前回からプラス7店が参加して、16店の食パンがずらりと並ぶ。なかでもおすすめは、「俺のBakery&Cafe」の「俺の生食パン~香~(2斤サイズ1001円)」。「俺のフレンチ」などで有名な「俺の」シリーズから登場した、恵比寿と銀座に店を構えるベーカリー。もっちりとした食感は一度食べたらやみつきになりそう。京都の老舗「進々堂」の「醍醐味(1個411円)」もこの機会に味わっておきたい1品。進々堂は、各日14時からの数量限定販売なので、スケジュールをチェックしておこう。
8カ国のパンに出会える「世界のパン特集」も楽しみのひとつ。高田馬場にある“ベトナムのサンドイッチ”バインミー専門店「バインミー★サンドイッチ」の「ベトナムハム&レバーペースト(1個551円)」は3月25日(日)から27日(火)に出店。現地ベトナムの味にこだわったハンドメイドのバインミーは、豊かな味わいが虜に。ほかにも、イタリア、フィンランド、イギリスなど異国情緒あふれるパンで旅気分を満喫できそう。また約70種類が揃う「全国ご当地パン特集」も展開中。鳥取県「伯雲軒」の「ブドーパン」や千葉県「山口製菓舗」の「サンオレ」などご当地ならではのヒットメニューが大集結。
パンマニアによるトークショーや有名バリスタによる講座も必見
会場では、無料で参加できるパンにまつわるイベントも毎日開催される。これまで10000個以上のパンを食べ歩いたパンマニア・パン料理研究家の片山智香子さんによるトークショーは必見。3月24日(土)15時から「世界のパン食べ比べ」と、3月25日(日)15時から「今、パンが熱い!パン激戦区パン食べ比べ」と題して、おいしいパンの特徴や食べ方などを紹介。巷で話題の行列店・人気店が集まる街(恵比寿・代々木など)の魅力など、試食を交えながら、ここでしか聞けない情報も入手できるはず。
パンとコーヒーのマリアージュを楽しんでもらうために、コーヒー屋「Philocoffea」が初出店。コーヒーの販売だけでなく、コーヒー抽出技術の世界一を決める大会「ワールドブリュワーズカップ2016」でアジア初の世界チャンピオンに輝いた、オーナー兼バリスタの粕谷哲さんが来店。3月23日(金)12時からと15時からコーヒーの淹れ方講座も体験できるので、当日10時から店舗で配布される整理券をゲットして訪れよう。そのほかにも、3月21日(水・祝)、22日(木)、26日(月)に開催の日本パンコーディネーター協会監修のワークショップなど、イベントスペースで行われるイベントは立ち見自由。着席人数は20名までなので、じっくり見たい人はお早めに。
「にっぽんの弁当祭」で、全国各地の“作りたて”のお弁当を堪能
「パン祭」と同時開催中の「にっぽんの弁当祭」のテーマは「旅を味わう、弁当を味わう」。会場には、100種類以上の色とりどりのお弁当やお惣菜が並び食欲をそそる。約30都道府県から約70種が集結する「数量限定の輸送駅弁」をはじめ、“焼きたて・作りたて”が味わえる実演販売を14店が展開。おすすめは、米沢牛のサーロインステーキと甘辛く味付けた牛肉煮の2つの味が楽しめる、山形県「米沢 琥珀堂」の「米沢牛サーロインステーキMIX弁当」(2160円)と、ほたて、ぼたんエビ、いくら、サーモン、牡蠣の5種の北海道産の海鮮を豪華に盛り付けた北海道釧路駅の駅弁「まるごと北海道」(1620円)。どちらもイベント限定企画なのでお見逃しなく。
お弁当以外にも、ご当地の名物が並ぶ「ご当地人気食」は14店が登場。おすすめは、大阪梅田で1日平均8000枚が売れる「旨訶不思議(うまかふしぎ)」の名物「いか焼き(1枚152円)」。実演販売で、秘伝の出汁とイカ下足のふわっもちの新食感をぜひ。
会場内には、焼きたて、作りたてのサンドイッチやアツアツのお弁当などをすぐに味わえる休憩・フリースペースも完備。「パン祭」会場内では、コーヒーや牛乳、バナナジュースなどのドリンクも販売しているので、春の行楽食をゆっくり満喫しよう。
WRITING/NAOMI TERAKAWA