青山で国内最大級のコーヒーイベント「TOKYO COFFEE FESTIVAL 2017 Autumn」開催

国内外から選りすぐりのコーヒーショップなどが集まる、大人気の屋外イベント「TOKYO COFFEE FESTIVAL 2017 Autumn（東京コーヒーフェスティバル 2017 オータム）」が、2017年9月23日（土）と24日（日）の2日間にわたって青山国連大学の中庭で開催される。日本はもちろん、世界のコーヒー文化が体感できるから、コーヒー好きにはたまらない至福の時間が味わえそう。

国内外から約50店が集結！イベント初の試みとしてエスプレッソブースも登場

会場には、国内外から約50店舗のロースター（コーヒー焙煎所）やコーヒーショップをはじめ、コーヒーのおともにぴったりのフード、本屋や花屋などが集結。今回は、イベントで初の試みとして、エスプレッソマシーンの特設ブースも登場するそう。ブースには、2日間で6店の人気店が出店し、杯数限定でエスプレッソを抽出。エスプレッソが加わることで、さらに繊細で多様なコーヒーの飲み比べもできるように。先着順なので、興味がある人は早い時間帯でのトライがおすすめ。

「これまではご家庭でも味を再現していただけるよう、ドリップによる抽出にこだわってドリンクを提供してきました。今回は、ドリップに加えて、バリスタの技術や知識が求められるエスプレッソも提供します」と、広報担当者さん。プロのエスプレッソを、十分に堪能できるはず。

人気の「飲み比べ」に付いてくる新デザインのオリジナルマグカップがかわいい

毎回、恒例となっているコーヒーの飲み比べは、オリジナルマグカップが付いた「飲み比べチケット」（1500円）で4杯分がいただける。出店しているすべてのコーヒースタンドで使用可能というから、いろいろなタイプの味を試したい人にはぴったり。

飲み比べに使うのは、口当たりがよく、コーヒーの繊細な風味をよりおいしく味わえるオリジナルの陶磁器製ミニマグカップで、今回の新デザインを手がけたのは装画や挿絵などで活躍するイラストレーターの小幡彩貴さん。コーヒーを手に走っている女性のイラストがおしゃれで素敵だけど、口にくわえているのは、朝ごはんのトースト？ちょっとした遊び心が楽しい。

香り高いカカオとオーガニックバナナで作ったチョコバナナを「コーヒーのおとも」に

コーヒーのおともには、富ヶ谷のBean to Bar （ビーン トゥ バー）チョコレート専門店「Minimal（ミニマル）」とコラボレーションして製作した、チョコバナナ「Bean to Bar Chocolate Banana」（2種セット・500円）を用意。こちらのチョコバナナに使用するカカオは、ハイチ産とトリニダード・トバゴ産の2種類で、バナナはフィリピン産のオーガニックバナナを使っているのだとか。

「カカオとコーヒーはどちらも南国の果物を焙煎して加工する、という点で共通しています。ちょっとビターで、カカオの香り高いオリジナルのチョコバナナは、コーヒーとも相性抜群です！」（同）

海外でコーヒー豆の卸や店舗を展開するスペシャリストのトークイベントも

コーヒーのことをいろいろ知りたい、という人は、9月24日（日）14時に会場内のラウンジで開催されるトークイベント「coffee talk（コーヒートーク）」へ。ゲストは、台湾の「GOODMAN COFFEE ROASTERS（グッドマン コーヒーロースターズ）」代表・伊藤篤臣 さん。伊藤さんは、台湾産のスペシャルティコーヒーに心を打たれて台湾に移住し、現在は豆卸に加えて国内で4店舗を展開中だそう。

今回は、移住者として外国の地でコーヒーを仕事にするということや、海外から見た日本のコーヒーシーンについてなどがテーマ。参加費（2000円）にはウェルカムドリンク代金も入っているので、ゆったりと午後のコーヒーを楽しみながら、お話を聴ける。参加希望の場合は、オフィシャルサイトから申し込みを。

会場ではエアロプレスの日本大会決勝戦やファーマーズマーケットも同時開催

また、9月23日（土）には会場内で、「JAPAN AEROPRESS CHAMPIONSHIP（ジャパン エアロプレス チャンピオンシップ） 2017決勝戦」も開催される。エアロプレスというのは手の圧力でプレスをかけてコーヒーを抽出する器具のことで、コーヒーの微妙な味わいを実現するには、バリスタの技術や豆の素材が大切なのだとか。

今回は、東京・名古屋・福岡の地方予選を勝ち抜いた12人が揃い、世界中のバリスタが集まってエアロプレスの抽出技術を競う世界大会への出場権をかけた日本大会の決勝戦が行われる。開催中は自由に観ることができるので、日本チャンピオン誕生の瞬間に立ち会えるかも。

このほかにも、当日は同時開催されているファーマーズマーケットにさまざまなフードがあるので、コーヒーと一緒に楽しむこともできる。コーヒーの香りに包まれる週末を過ごしたいなら、ぜひ青山へ。

WRITING／NAOKO YOSHIDA （はちどり）