世界の食材で進化した“ハイブリッド割烹”が田町にオープン
2013年に「世界無形文化遺産」に認定され、訪日外国人も注目している日本の「和食」。そんな和食に世界で話題のトレンドフードなどを組み合わせた、ハイブリッドな割烹料理の店が田町にオープン。新しい和食の魅力を発見できそう。
更新日:2016/10/02
世界の食材を組み合わせたユニークな日本食が味わえるハイブリッド・KAPPOU「大安吉日」が田町に登場
ビジネス街として知られる田町・品川エリアで、2016年10月3日(月)の大安にオープンするハイブリッド・KAPPOU(割烹:かっぽう)「大安吉日」は、年々増加する海外からの観光客を意識したちょっとユニークな日本料理の店。
アメリカ料理のメニューに欠かせない「ピーナッツバター」や海外セレブも注目するスーパーフードなど、各国の代表的な食材や話題のトレンドフードを「日本食」にアレンジしたメニューは、和食になじみ深い私たちにとっても興味深いもの。
例えば「肉巻き野菜串」(各種1本300円・写真)には、栄養の詰まった野菜の新芽「スプラウト」や“食べる美容液”といわれて女性にも大人気の「ケール」といった、ヘルシーな食材がラインナップ。これまでの日本食にはなかった味わいが揃う。
日本の調味料と世界の食材を合わせた“ハイブリッドソース”で楽しむ料理も
食材はもちろん、調理にもハイブリッド(組み合わせ)でおいしさを引き出す工夫が。
こちらの「揚げたて厚揚げピーナッツバター」(750円)に合わせるのは、日本の代表的な調味料である「甘辛い醤油だれ」と、ピーナッツバターを合わせた“特製ハイブリッドソース”。クルミの香ばしさとアツアツジューシーな厚揚げの食感に、ソースがからんでファーストフードのようなカジュアルな味わいに。
このほか、京料理の定番「湯葉」にスーパーフードの「チアシード」が入った「チアシード酢」を掛けて食べる「とろ湯葉のお刺身風チアシード酢」(680円)なども登場。大豆の旨みと甘みが香る「とろ湯葉」に、チアシードが新鮮。
ワンコインで気軽に!あの日本食も思いがけないアレンジでユニーク・メニューに
日常的な和食がひと味もふた味も違う風味に仕上がるのも、面白い。写真の「先付け」(500円)はよく見るお通しメニューのようだけど、「トマトのワイン漬け」や「トリフ風味豆乳ブラマンジェ」など、個性的なおつまみ6種類が入ったセット。
ほかに、マスカルポーネチーズと豆腐を合わせた「ほうじ茶の豆腐ティラミス」(500円)や、独特の香りがアクセントになる「お魚とエビのパクチー入り さつま揚げ」(500円)といったメニューも。
たい焼きの中に「和牛のしぐれ煮」や「ピーナッツバター」などの具材を入れたおばんざい「TAIYAKI(たいやき)」(500円)もユニーク。どれもワンコインでいただけるメニューだから、あれこれ頼んでシェアするのも楽しそう。
注目の焼酎が約50種類。古民家を改装したモダンな空間でハイブリッドな日本食を満喫して
また、料理に合わせるアルコールドリンクには、気鋭の若手酒造家が活躍する蔵元など、注目の焼酎を約50種も揃えたそう。
写真は左から「季節の和ハイボール」、ヘルシーな「大人のケールスムージー」、黒糖焼酎を使った優しい甘みの「黒糖モヒート」、泡盛とトマトを合わせた島唐辛子のピリ辛サワー「ハイサイ・メアリー」、爽やかな香りの「パクチーサワー」(各600円)。それぞれが料理に合う飲み方として、現代風なアレンジで登場する。
さらに、古民家を改造した店内は、古き良き日本とシンプルでモダンなデザインが融合したよう。和を基本にしたスタイリッシュな空間の中で、世界のフードと日本食が溶け合う新感覚のメニューを楽しんで。
ハイブリット・KAPPOU「大安吉日」
TEL.03-6435-3193
東京都港区芝5-20-22
営業時間:ランチ11:30~14:00(L.O.13:30)、ディナー17:00~23:00(L.O.22:30)
席数:約60席 カウンター14名程度、テーブル席46名程度
定休日:なし(年末年始除く)
アクセス:JR山手線「田町駅」西口より徒歩3分
予約:可
平均予算:ランチ1500円、ディナー7000円
喫煙種別: 店内全面禁煙(店外・屋外に喫煙スペースあり)
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)