東急プラザ銀座内の三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza(メトアギンザ)」では、2019年3月5日(火)まで「あたりまえの『ウラガワ』展ーあなたの日常を支える、ふだん見ることのない世界を覗いてみよう」を開催中。毎日電気が使えるのはなぜか、現代のスマホがこんなに小さくなったのはなぜかなど、暮らしの中の「あたりまえ」を支える技術を紹介する。ウラガワの世界を覗いてみたら、新しい驚きに出会えるかも。
ほぼ原寸大の発電機オブジェも登場する「電気のウラガワ」
私たちが日常生活の中であたりまえに使っている電気。膨大な量の電気を作るためには発電機が必要だけれど、それがどんな形なのかは知らない。
会場では「電気のウラガワ」を知るために、巨大なタービン発電機の断面のオブジェをおおよそ原寸大で展示。さらに、落雷ほか異常な電流が流れたときに電気を遮断し、街へ安全に電気を運ぶために活躍する高電圧遮断器のオブジェも原寸大で展示している。ふだんは見られない機器の、造形の面白さにもちょっと注目したい。
また、壁一面に広がる大型ビジョン「METoA VISION(メトアビジョン)」では、電気が作られて安全に届けられるまでの仕組みを体験できるスペシャルコンテンツ『Twinkle City(トウィンクルシティ)』を展開。美しいイルミネーションの光に包まれる体験ができる。
「大型映像装置のウラガワ」で無数の光を体感
スタジアムや街中などにある大型映像装置「オーロラビジョン」も、通常はそばに近づいて見ることのできないもの。このオーロラビジョンにも大接近。遠くから眺めると普通の映像なのに、近くで見ると無数の光の粒で映像が構成されていることが分かる。
鏡で囲まれたブース内では、どこまでも続くオーロラビジョンの迫力ある映像に包まれ、音楽とともに光の空間に入りこめる。美しい映像をバックにしたフォトスポットとしてもおすすめ。
特別展示として、実際に阪神甲子園球場で使われていたオーロラビジョン(一部)も登場。高校球児たちの数々の熱闘を見守ってきたビジョンにも、触れることができる。
指の上のアート!レーザ加工技術で魅せる「スマホのウラガワ」
今や生活必需品となったスマートフォンの「ウラガワ」にもスポットを当てる。スマートフォンの頭脳を支える基板の高機能・小型化には、超精密で高速なレーザ加工技術が欠かせない。このブースでは、約5mm角の銅箔板に、マイクロレーザ加工機で描いた極小アートを展示する。
お目にかかれるのは、パンダやペンギンなどの動物に加えて、名画「モナ・リザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ 作)、浮世絵の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(葛飾北斎 作)など、誰もが知る作品。
小さな作品をルーペや顕微鏡で作品を覗いてみたり、自分の指の上に乗せて小さな作品を撮影できるスポットもあるので、超ミニの不思議なアートを楽しもう。
まるで植木鉢!? 見ても食べても楽しいスイーツのウラガワ
1階の「METoA Cafe & Kitchen(メトアカフェ・アンド・キッチン)」では、イベントとのコラボレーションメニューとして、「プランターティラミス」(単品842円、コーヒーセット1058円、1日限定20食)を限定販売する。
まるで鉢植えみたいなこのスイーツは、ココアパウダーの土から生えてきたようなブロッコリースプラウトがとってもユニーク。スコップの形をしたスプーンですくうと、赤いラズベリーが顔を出すので、宝物を掘り当てた気分に。濃厚なクリームチーズと酸味の効いたラズベリーで、おいしさのウラガワを堪能して。
ふだんの暮らしの中では見ることのできない「ウラガワ」を楽しく体験しながら、あたりまえの生活がどんなにすごい技術で支えられているのか、あらためて実感できそう。
イベントDATA
- イベント名
- あたりまえの『ウラガワ』展
- 開催場所
- 東京都中央区銀座5-2-1「東急プラザ銀座」内 METoA Ginza
- アクセス
- 東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」C2・C3出口より徒歩1分、日比谷線ほか「日比谷駅」A1出口より徒歩2分、有楽町線「有楽町駅」A0出口より徒歩2分、JR「有楽町駅」銀座口より徒歩4分
- 開催日程
- 2018/12/20(木)~2019/3/5(火)
- 開催時間
- 11:00~21:00
- 料金
- 入場無料
- ホームページ
- あたりまえの『ウラガワ』展
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)