宮本亜門演出!オペラ『金閣寺』(東京二期会)
©KlaraBeck(2018年3月のフランス国立ラン歌劇場での公演から)
更新日:2019/01/18
日本の美が凝縮したオペラ『金閣寺』を宮本亜門が新演出。美しく狂おしい世界に浸って
コンプレックスと美の魔力にとり憑かれ、ついには金閣寺に火を放ってしまう主人公・溝口の苦悩を描いた、三島由紀夫の最高文学『金閣寺』。1976年、ベルリン・ドイツオペラによって初演された世界的オペラ『金閣寺』を、“音楽を視覚化する天才”宮本亜門が新演出! 光と闇、色彩を自在に操り、現代アートのように鮮やかな舞台美術、着物や学生服も登場する衣装、多彩なダンスによって美しくも狂おしい世界観を表現。2018年春のフランス公演を大成功に導いた。作品の原語であるドイツ語上演ながら日本語字幕付き、原作・作曲・演出のすべてが日本人という作品だから理解しやすく、オペラデビューにもぴったり。
プラン一覧
オペラ『金閣寺』のS席チケットに地上100mの絶景ホテルランチ付き
■1人16000円(税込)
通常15000円のS席チケットに「THE DINING 唐紅花&蒔絵」のランチ付き
<開催日>
2019/02/23(土)【ランチ】11:30入店~13:00→【公演】14:00開演(13:00開場)~16:20[予定]※休憩1回含む
2019/02/24(日)【ランチ】11:30入店~13:00→【公演】14:00開演(13:00開場)~16:20[予定]※休憩1回含む
【平日限定】オペラ『金閣寺』のC席チケットでオペラ体験
■1人8000円(税込)
通常8000円のC席チケット
<開催日>
2019/02/22(金)【公演】18:30開演(17:30開場)~20:50[予定]※休憩1回含む
見どころ
世界中にファンを持つ小説『金閣寺』が原作。ドイツで初演された名作オペラ『金閣寺』
現代にも通じる苦悩や執着を細やかな心理描写で描きだした小説『金閣寺』。オペラ『金閣寺』は、この小説に感銘を受けたベルリン・ドイツオペラの総監督が日本を代表する作曲家・黛敏郎に委嘱し、1976年、同歌劇場で初演されたオペラ作品。お経のような音楽やオペラでは珍しいコーラスを巧みに使い、主人公・溝口の心の闇と葛藤を浮き彫りにしている。名作小説と世界的オペラ、両方を満喫できる貴重なチャンスを見逃さないで。
“音楽を視覚化する天才”宮本亜門が、三島由紀夫の美しく狂おしい世界観を表現!
舞台版『金閣寺』(森田剛主演)を2011年に演出した際「三島由紀夫に完全にハマった」という宮本亜門。ヨーロッパではオペラの演出でも高く評価され、2013年オーストリアで上演したオペラ『魔笛』では、斬新な視覚効果による演出で本場の聴衆を熱狂させた。そして満を持して挑んだ本作では、独特の色彩感覚で物語の世界観を表現し、クライマックスでは異様な高揚感に包まれる。フランスで喝采を浴びた亜門ワールドをお楽しみに。
官能美あふれる現代アートのような舞台美術、ヤング溝口役の少年たちなど見どころ満載
オペラ歌手の美声やオーケストラの生演奏はもちろん、光と闇、色彩を効果的に使った舞台美術や衣装も大きな見どころとなっている。また、溝口の内的心情をダンスで表現するヤング溝口役にはミュージカル「ビリー・エオット~リトルダンサー~」で主役ビリーを演じた前田晴翔と、劇団四季「ライオキング」でヤングシンバ役を演じた木下湧仁が扮し、身体表現で盛り上げる。見どころがたくさんあるから、ビギナーにもおすすめ。
あらすじ
「金閣ほど美しいものはこの世にない」。右手に障害を持つ溝口は、父から事あるごとにそう聞かされて育ち、やがて金閣寺に預けられることになる。障害によるコンプレックス、憧れの女性からの軽蔑と死、母の不貞、父との死別、戦争の激化・・・などを経験する中で、溝口は次第に金閣の美の魔力にとり憑かれていく。やがて戦争が終わり・・・。
公演データ
会場・日時
2019/02/22(金)18:30開演
2019/02/23(土)14:00開演
2019/02/24(日)14:00開演
チケット通常価格
S席15000円、A席13500円、B席10000円、C席8000円、D席6000円、E席2000円(販売終了)、学生席2000円
※未就学児入場不可
スタッフ
指揮/マキシム・パスカル
演出/宮本亜門
公式サイト
東京文化会館 大ホール
東京都台東区上野公園5-45
JRほか「上野駅」公園口改札より徒歩1分