国立能楽堂開場35周年記念 1月定例公演『ぬけから』『夜討曽我』

『夜討曽我』シテ辰巳満次郎(撮影:工房円)

『夜討曽我』シテ辰巳満次郎(撮影:工房円)

更新日:2018/11/27

野村萬斎が出演!長時間独演する狂言の大作と能を、特製和菓子とお茶付きで堪能

国立能楽堂「1月定例公演」は、テレビ・映画などでも活躍し、2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式で演出の総合統括責任者に就任した人気狂言師の野村萬斎が登場! 太郎冠者の心境の変化が余すところなく表現された狂言『ぬけから』と、『曽我物語』を題材にした作品の能『夜討曽我』(ようちそが)を上演する。『ぬけから』は、鬼となった太郎冠者(野村萬斎)が長時間独演する大作で、見ごたえたっぷり。新年のスタートは、日本の伝統芸能・能楽鑑賞で凛とした空気感を味わってみて。

プラン一覧

【脇正面席】野村萬斎出演の能楽鑑賞!特製和菓子&お茶のセット付き

国立能楽堂

■1人3800円(税込)
通常3200円の脇正面席チケットに特製和菓子「雪いちご」とお茶のセット付き

【中正面席】野村萬斎出演の能楽鑑賞!特製和菓子&お茶のセット付き

国立能楽堂

■1人3300円(税込)
通常2700円の中正面席チケットに特製和菓子「雪いちご」とお茶のセット付き

見どころ

見どころ画像 画像サイズ650×406

チケット完売必至!人気狂言師・野村萬斎が登場する公演で狂言のおもしろさを体感

国立能楽堂 1月の定例公演には、日本を代表する狂言師・野村萬斎が出演。浮かれたり悲しんだり、太郎冠者の心境の変化が余すところなく表現された『ぬけから』で、長時間の独演に臨む。2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式で演出の総合統括責任者に就任し、古典芸能の世界に留まらずに幅広く活躍する野村萬斎の生の舞台は、この機会にぜひ観ておくべき!

見どころ画像 画像サイズ650×406
『ぬけから』シテ 野村萬斎(撮影:神田佳明)

狂言初心者におすすめの『ぬけから』、曽我兄弟の敵討ちを描いた能『夜討曽我』を上演

酒に酔って寝込んでいる間に鬼の面を被せられてしまった太郎冠者の反応がおもしろい狂言の大作『ぬけから』では、野村萬斎扮する太郎冠者の独演に注目。能『夜討曽我』は、前段では兄弟の孝心と主従愛を、後段では勇壮な奮戦の模様が展開され、ダイナミックな切り組み合いも見どころのひとつ。どちらも分かりやすい作品なので、能楽デビューにぴったり!

国立能楽堂

国立能楽堂開場35周年記念のフィナーレ『ぬけから』『夜討曽我』

1983年の開場以来2018年で35周年を迎える国立能楽堂。9月から開催された開場記念公演は、2019年1月でついに幕を閉じる。1月18日の狂言の会では1989年に国立能楽堂が復曲した狂言『竹松』を再演し、1月25日には能の大曲『道成寺』を特別企画公演で上演。そして、国立能楽堂開場35周年記念のフィナーレを飾るのが、本公演『ぬけから』『夜討曽我』となる。

あらすじ

狂言『ぬけから』
主人に使いを言い渡された太郎冠者は、たっぷりと酒を振る舞ってもらうと、上機嫌で出かけていくが、途中酔いが回って道端で寝込んでしまう。心配して後をつけてきた主人は、太郎冠者を見つけ、懲らしめのために鬼の面をかぶせる。目を覚ました太郎冠者は水を飲もうとしてびっくり仰天! そこに映ったのはまぎれもない鬼の顔・・・。

能『夜討曽我』
曽我十郎・五郎の兄弟は、父の仇である工藤祐経を討つことを決意する。従者の団三郎と鬼王に故郷の母に形見の品を届けさせようとするが、主君と最期をともにしたいと2人は懇願。兄弟は、形見を持って母を慰めることも忠誠であると2人を説得し、送り出す。仇討ちを遂げるも、十郎は新田四郎に討たれ、五郎は御所五郎丸に生け捕られるのだった。

国立能楽堂 座席表
国立能楽堂 座席表

公演データ

会場

国立能楽堂

日程

2019/1/30 (水)

チケット通常価格

正面席4900円、脇正面3200円(学生2200円)、中正面席2700円(学生1900円)

※未就学児入場不可
※字幕あり(日本語・英語)

キャスト

狂言『ぬけから』シテ 野村 萬斎(和泉流)
能『夜討曽我(ようちそが)』シテ 辰巳 満次郎(宝生流) アイ 野村万作(和泉流)ほか

会場住所

東京都渋谷区千駄ケ谷4-18-1

会場アクセス

JR「千駄ケ谷駅」徒歩5分、大江戸線「国立競技場駅」A4出口より徒歩5分

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※記事は2018年11月27日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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