歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』
尾上菊五郎、中村魁春、中村鴈治郎、松本幸四郎、尾上松緑、中村芝翫、中村時蔵、中村梅玉
更新日:2019/11/08
人間国宝・尾上菊五郎をはじめ名優がそろい踏み!歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』
歌舞伎座11月『吉例顔見世大歌舞伎』は、野田秀樹が演出、中村勘三郎が演じたことでも有名な「研辰の討たれ」を襲名後、初めて幸四郎が演じる昼の部、 時代小説の大家、池波正太郎が作・演出を手掛けた「市松小僧の女」や、幸四郎と若きプリンス染五郎が親子の獅子の精を踊る「連獅子」の夜の部と、演目も魅力的。尾上菊之助の息子の丑之助くんが祖父・菊五郎と共演する場面もお見逃しなく。
プラン一覧
【昼の部】『吉例顔見世大歌舞伎』1等席チケットにお弁当、イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー入場券付き
■1人15800円(税込)
通常18000円の1等席チケットにお弁当「柿の葉ずし」、イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー入場券付き
【夜の部】『吉例顔見世大歌舞伎』1等席チケットにお弁当、イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー入場券付き
■1人15800円(税込)
通常18000円の1等席チケットにお弁当「柿の葉ずし」、イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー入場券付き
見どころ
夜の部では、松本幸四郎と、市川染五郎親子の華やかで迫力ある連獅子を披露!親子の絆に泣けるかも
二枚目、色悪、女方まで豊かな演技力で、テレビドラマや劇団☆新感線の舞台でも活躍する松本幸四郎や、立役として多くの当たり役を持ちNHKの大河ドラマ「毛利元就」では主演もつとめた中村芝翫など、ふだん歌舞伎に縁遠い人でもよく知る役者がずらり。昼の部では尾上菊之助の子供の丑之助くんが、祖父の菊五郎と共演するのも見もの。さらに、夜の部では歌舞伎界の若手ホープ、市川染五郎が父・松本幸四郎と連獅子を熱演!
池波正太郎が作・演出の歌舞伎作品や、下町情緒あふれる黙阿弥の世話物など名作ばかり
昼の部では、七五調の名台詞が心地よい河竹黙阿弥の代表作「梅雨小袖昔八丈」がお目見え。髪結いの新三の小悪党ながらどこか憎めない人情味あふれる芝居は、人間国宝・尾上菊五郎のお家芸。夜の部では、「鬼平犯科帳」で知られる池波正太郎が歌舞伎のために書き下ろした「市松小僧の女」が、約42年ぶりに歌舞伎座で披露されるので、こちらもご注目を。
歌舞伎座ギャラリー入場券と、イヤホンガイドの貸し出しの特典付き
OZ予約特典として、歌舞伎座タワー5階「歌舞伎座ギャラリー」入場券をプレゼント。演目の中で登場する馬に乗ってみたり、豪華絢爛な舞台衣裳を間近で見学したり、花道で記念撮影をしたりと、歌舞伎を見たことがない人でも気軽に魅力に触れることができる。さらに、歌舞伎の世界をより深く楽しめる「イヤホンガイド」の貸し出しも特典としてご用意。舞台の進行に合わせて音声解説が始まり、時代背景や登場人物などの説明、衣裳や小道具についての豆知識、目の前の舞台上で行われた役者の動作がどんな意味を持つのかまで詳細に教えてくれる。日頃から多くの歌舞伎ファンにも利用されているこのアイテム、通常は有料レンタルのところ、今回OZでは無料に!
※イヤホンガイドの貸出時には別途保証金1000円が必要です。1000円は返却時にもどります。
あらすじ
【昼の部】
一、研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)
近代的な感覚にあふれた異色の敵討劇
刀の研ぎ師だった守山辰次は、今は侍の身。口が達者で屁理屈ばかり言ううえに、仲間のことを奥方に告げ口をするような鼻持ちならない男で、ついには家老の平井市郎右衛門から態度を咎められるが、逆恨みして騙し討ちにする始末。敵を討つべく辰次の行方を追う平井の息子たちから、必死に逃げ回る辰次だったが・・・。
どこか憎めない愛嬌をもつ辰次を描き、江戸時代の武家社会では最高の美徳であった敵討ちを、大正時代に近代的な視点でとらえ直した異色作品。
二、関三奴(せきさんやっこ)
二人奴の派手やかな舞台
江戸の日本橋。街中に華やかな通り神楽の音色が響くなか、毛槍を持って駆け出てきたのは二人の奴。軽快な足拍子を踏んで、さらに酒を飲み上機嫌になった奴は・・・。
江戸の街を駆け回る、威勢の良い奴のリズミカルな舞踊が楽しめる。
三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
七五調の名台詞が心地良い河竹黙阿弥の代表作
江戸の小悪党、髪結いの新三。白子屋へ出入りするうちに、一人娘のお熊と手代の忠七が恋仲であることを知ると、忠七を騙してお熊を誘拐し、身代金をせしめようと企む。困り果てた白子屋では、乗物町の親分弥太五郎源七に助けを求めるが、源七は新三に追い返されてしまう。そこで、老獪な家主の長兵衛が乗り出すと、まんまと新三をやり込めるが・・・。
江戸の下町情緒が鮮やかに生きる、音羽屋所縁の世話物の傑作。
【夜の部】
一、鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
豪華絢爛な時代狂言
菊の花が咲き誇る鬼一法眼の館。奉公している奴の智恵内と虎蔵の2人は、源氏の再興を果たすため正体を隠し、秘蔵の兵法書「六韜三略」を手に入れようとしている。しかし、虎蔵に一途な恋心を抱く鬼一法眼の娘、皆鶴姫(みなづるひめ)が2人の素性を知ってしまい・・・。
美しい菊畑の舞台で織りなされる時代絵巻。瑞々しい若衆の虎蔵役で中村梅丸が初代中村莟玉を名のり披露するひと幕に注目。
二、連獅子(れんじし)
勇壮な獅子の豪快な毛振り
霊地清涼山の麓にある石橋。狂言師の右近と左近が石橋の由来や、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の使いである霊獣獅子の親子の伝説を踊って見せる。その後に、親獅子と仔獅子の精が現れ・・・。
親子の情愛、勇猛果敢な迫力の毛振りが魅力の歌舞伎舞踊の代表作が楽しめる。
三、市松小僧の女(いちまつこぞうのおんな)
人情の機微を描いた池波正太郎の秀作
呉服屋の娘お千代は、女だてらに剣術に凝り、日ごろの振舞いもまるで男のよう。見かねた父親は婿を迎え入れて身代を継がせようとする。しかし、父の後妻に気を遣ったお千代は、家を出て乳母おかねの元で暮らすことに。ある日、お千代は「市松小僧」と異名をとるすりの又吉に出会い、恋に落ちた2人は・・・。
時代小説の大家、池波正太郎が書き下ろし、江戸の市井に生きる人々を描いた作品。このたび、実に42年ぶりの上演となる。
公演データ
会場
歌舞伎座
日程
2019/11/1(金)~2019/11/25(月)
チケット通常価格
1等席18000円、2等席14000円、3階A席6000円、3階B席4000円、1階桟敷席20000円
出演者
尾上菊五郎(昼のみ)、中村梅玉(夜のみ)、中村魁春、中村時蔵、中村鴈治郎、中村芝翫、松本幸四郎、尾上松緑(昼のみ) 他
公式サイト
会場住所
東京都中央区銀座4-12-15
会場アクセス
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より直通。東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A7番出口より徒歩5分。