歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎』【昼の部】【夜の部】
(左から)中村吉右衛門、中村梅玉、片岡仁左衛門
更新日:2019/08/20
中村吉右衛門、片岡仁左衛門ら人間国宝が名作で魅せる九月大歌舞伎
歌舞伎座九月大歌舞伎は、初代中村吉右衛門の俳名である「秀山」を冠してその功績をたたえた『秀山祭九月大歌舞伎』を開催。今回は、中村吉右衛門と片岡仁左衛門の人間国宝を筆頭に、名優たちが勢ぞろい。昼公演では楽しくておもしろいと評判の「極付幡随長兵衛(きわめつき ばんずいちょうべえ)」などを、夜公演は人気の演目「菅原伝授手習鑑 寺子屋(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこや)」と「勧進帳(かんじんちょう)」のそろい踏みという、なんとも贅沢な演目構成! 特に「勧進帳」では、弁慶を片岡仁左衛門と松本幸四郎が日替わりで演じるというから見逃せない。豪華役者×人気演目の舞台で、歌舞伎の魅力を実感してみて。
プラン一覧
【昼の部】『秀山祭九月大歌舞伎』1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー鑑賞券付き
■1人16500円(税込)
通常18000円の1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド、歌舞伎座ギャラリー鑑賞券付き
【夜の部】『秀山祭九月大歌舞伎』1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド付き
■1人16500円(税込)
通常18000円の1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド付き
【夜の部・土日の仁左衛門デー】『秀山祭九月大歌舞伎』1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド付き
■1人18000円(税込)
通常18000円の1等席チケットにお弁当&イヤホンガイド付き
「秀山祭九月大歌舞伎」鑑賞前に!“もっと歌舞伎が楽しくなる”鑑賞ポイントをレクチャー
9月21日(土)開催!もっと歌舞伎が楽しくなる「恋する歌舞伎」50回記念イベント
歌舞伎ビギナーに向けて、歌舞伎の演目をわかりやすい解説と超訳した現代風イラストで綴る、オズモールの人気連載「恋する歌舞伎」の記念イベントを9月21日(土)に開催! 「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部)で上演される「菅原伝授手習鑑 寺子屋」を、「恋する歌舞伎」の執筆者・関亜弓が紙人形で上演するので、「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部)鑑賞前にぜひ参加して!
※「恋する歌舞伎」イベントと、『秀山祭九月大歌舞伎』仁左衛門デーはそれぞれの予約が必要となります。一度にご予約ができませんのでご了承ください。
見どころ
新世代のイケメン立役、中村歌昇の長男・小川綜真くんの初お目見えにも注目!
昼の部の演目「沼津」では、「下町ロケット」などテレビでの活躍も目立つ中村歌昇の長男・小川綜真くんの初お目見えも話題。綜真くんは、旅人を演じる歌昇の倅として登場する。市川海老蔵の長男・堀越勸玄くんや、中村勘九郎の息子、中村勘太郎くん・長三郎くん兄弟など、いまのキッズ世代はタレント揃い。歌舞伎ツウにとっては、幼い時から応援して成長していく様子を見届けるのも醍醐味のひとつ。かわいらしい綜真くんが一生懸命演じる姿に、ほっと心がなごむはず。
仁左衛門と幸四郎が交代で弁慶を演じる「勧進帳」(夜の部)で歌舞伎の醍醐味を味わう
夜の部は、「菅原伝授手習鑑 寺子屋」や「勧進帳」など3演目を上演。特に仁左衛門と幸四郎が交代で弁慶を演じる「勧進帳」は歌舞伎十八番のひとつで、超有名な人気演目。仁左衛門の弁慶は2008年以来の配役となり、仁左衛門の弁慶と幸四郎の富樫を観られるとあって、歌舞伎ファンにとっても見逃せない演目に。最高のコンビが魅せる演技に酔いしれて。
OZ予約特典でイヤホンガイド付き!歌舞伎ビギナーでも安心して楽しめる
歌舞伎の世界をより深く楽しめるのが、OZ予約特典で付く「イヤホンガイド」。舞台の進行に合わせて音声解説が始まり、時代背景や登場人物などの説明、衣裳や小道具についての豆知識、目の前の舞台上で行われた役者の動作がどんな意味を持つのかまで詳細に教えてくれる。日頃から多くの歌舞伎ファンに利用され、通常は有料レンタルのところ、今回無料で貸し出しチケット付き。演目の予習をしなくても、ストーリーと見どころがしっかりわかるので安心して。
※イヤホンガイドの貸出時には別途保証金1000円が必要です。1000円は返却時にもどります
あらすじ
【昼の部】
「極付播随長兵衛(きわめつき ばんずいちょうべえ)」
大勢の芝居見物客で賑わう江戸村山座。演じられている「公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)」の舞台に乱入し、居座る旗本水野十郎左衛門の家臣を追い払った幡随院長兵衛は、桟敷で様子を見ていた水野に呼び止められ、一触即発となる。後日、水野の屋敷での宴に呼ばれた長兵衛は、この誘いが水野の企みであると悟りながら、出向くことを決意。周囲が止めるのも聞かず一人で屋敷に出かけた長兵衛は・・・。
「お祭り(おまつり)」
山王祭の日。屋台囃子が賑やかに聞こえる中、町に戻ってきたのは、ほろ酔機嫌の鳶頭。上機嫌の鳶頭は、なじみになった女郎との思い出話を始める。そして若い者たちが鳶頭に打ってかかるのを振り払う賑やかな所作ダテとなる。
「沼津(ぬまづ)」
偶然に出会った旅人と荷担ぎの老人が、仲良く道連れになった。話のなりゆきから、実は生き別れた父と子と気づく。だが二人は、ある仇討ち騒動の敵同士に、それぞれ深い義理がある身の上だった。雨のそぼ降る千本松原で、老父は敵のゆくえを息子にたずねる。
【夜の部】
「菅原伝授手習鑑 寺子屋(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこや)」
源蔵が寺子屋に帰ってくる。菅秀才を匿っていることが時平(しへい)側に知られたのだ。庄屋に呼び出された源蔵は、秀才の首を差し出すように命令され、身代わりに誰か寺子の首を渡そうと考える。そこへ寺入りしたばかりの小太郎を身替わりにすることに。首実検の使者・春藤玄蕃(しゅんどう げんば)が松王丸を連れてやってきた。そして小太郎の母親が迎えに来ると、口封じのため源蔵は小太郎の母親を殺そうとするが、母親は「息子の首はお役にたったでしょうか」と涙ながらに言う。驚く源蔵。死んだ小太郎は松王丸の息子、母親は千代、松王丸が身代わりの首にできるように仕組んだものだと明かす。
「勧進帳(かんじんちょう)」
源義経は、家来武蔵坊弁慶らと逃避行を続ける。北陸道(ほくろくどう)安宅の関で彼らを待っていたのは、関守富樫左衛門(とがしのさえもん)。身を隠しきれない義経、主君を助けようと必死の弁慶、その強い思いにふれる富樫。ぶつかり合う三人の立場と心は・・・。
「松浦の太鼓(まつうらのたいこ)」
大石内蔵助と、山鹿素行(やまがそこう)の塾の同門だった松浦鎮信公(まつうらしずのぶ こう)は、内蔵助がなかなか吉良(きら)を討たないのでイライラをつのらせる。そんな師走の14日の晩、鎮信は、俳人宝井其角(はいじん たからいきかく)から赤穂浪士大高源吾(おおたかげんご)がその日よんだという句を聞き、「まもなく討入り」と確信。やがて隣の吉良邸から、聞き覚えのある山鹿流(やまがりゅう)の太鼓の響きが・・・。
公演データ
会場
日程
2019/9/1(日)~2019/9/25(水)
チケット通常価格
1等席18000円、2等席14000円、3階A席6000円、3階B席4000円、1階桟敷席20000円
出演者
中村吉右衛門、片岡仁左衛門(奇数日の夜のみ)、中村梅玉(昼のみ)、中村魁春(昼のみ)、中村歌六、中村雀右衛門(昼のみ)、中村福助(夜のみ)、片岡孝太郎(夜のみ)、松本幸四郎、尾上松緑(昼のみ)、尾上菊之助(夜のみ) 他
公式サイト
会場住所
東京都中央区銀座4-12-15
会場アクセス
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より直通。東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A7番出口より徒歩5分。
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