歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎(昼の部・夜の部)』

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左)尾上菊五郎 右)市川海老蔵

更新日:2018/04/25

歌舞伎座を盛り上げる5月恒例の祭典!昼は海老蔵、夜は菊五郎を筆頭に大スターが『團菊祭』に集結

歌舞伎座5月恒例の祭典、九世市川團十郎と五世尾上菊五郎の功績を称えて昭和11年に始まった『團菊祭』。十二世市川團十郎の五回忌にあたる今年は、團菊ゆかりの豪華役者陣が華を添える。昼の部『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』では市川海老蔵が1人5役に扮し、派手な荒事芸を披露。夜の部『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』では、尾上菊五郎をはじめとする悪党5人衆が大立ち回りを演じる。これぞ歌舞伎!という見どころ盛りだくさんの演目、はじめての歌舞伎座デビューや母の日のお出かけにおすすめ。

プラン一覧

【昼の部】『五月大歌舞伎』1等席鑑賞チケットにお弁当付

プラン

■1人17500円(税込)
(通常18000円の1等席鑑賞チケットにお弁当と通常600円の歌舞伎座ギャラリー入場券付き)

【夜の部】『五月大歌舞伎』1等席鑑賞に尾崎牛と雲丹・イクラの宝石箱ランチ付き

プラン

■1人18500円(税込)
(通常18000円の1等席鑑賞チケットに尾崎牛と雲丹・イクラの宝石箱ランチと通常600円の歌舞伎座ギャラリー入場券付き)

見どころ

見どころ1
『雷神不動北山櫻』:市川海老蔵

海老蔵が1人5役!衣装早替え&荒事芸など歌舞伎らしさ満載の昼の部『雷神不動北山櫻』

世は平安時代。朝廷への恨みから、一滴の雨も降らせないように龍神を封じ込めてしまった高僧・鳴神上人のもとへ、宮中一の美女・雲の絶間姫がやってくる。主人公の鳴神上人をはじめ、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王の5役すべてを市川海老蔵が熱演。「ぶっ返り」と呼ばれる衣装の早替えや歌舞伎らしい荒事芸が盛り込まれた成田屋ゆかりの演目で、尾上菊之助演じる雲の絶間姫の妖艶な姿からも目が離せない!

見どころ2
『弁天娘女男白浪』:尾上菊五郎

菊五郎扮する悪名高き美少年!悪役5人が桜吹雪の下で魅せる夜の部『弁天娘女男白浪』

「白浪(=泥棒)五人男」というタイトルでも親しまれる人気演目で、尾上菊五郎演じる弁天小僧の正体が暴かれたときに「知らざあ言って聞かせやしょう」とタンカを切るのは有名なシーン。また、追手から逃れた5人が勢揃いして1人ずつ名乗りをあげていく場面は絵のように美しく印象的で、これが現在の“戦隊ヒーローもの”のベースになっているとの説もあるとか。艶やかな衣装と傘使いで魅せる演出をぜひ生で体感して。

見どころ3

歌舞伎空間を体験!「歌舞伎座ギャラリー」入場チケットをOZ予約特典でプレゼント

OZ予約特典で、歌舞伎座タワー5階「歌舞伎座ギャラリー」入場チケットをプレゼント。演目の中で登場する馬に乗ってみたり、豪華絢爛な舞台衣装を間近で見学したり、花道で記念撮影をしたりと、歌舞伎を見たことがない人でも気軽に魅力に触れることができる。ぜひ昼公演後や夜公演前に立ち寄って、より深い歌舞伎の世界を堪能して。
※イベント開催、貸ホールなどがある際は開館時間が変更・休館になる場合があります

あらすじ

あらすじ

【昼の部】
一、雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)
時は平安時代のはじめ。陰陽師の安倍清行は、早雲王子が帝位につくと世が乱れると予言。そこで帝は高僧鳴神上人に命じ、妃が身ごもった女子を「変成男子(へんじょうなんし)」の行法によって男子に変え、世継ぎの男子を誕生させる。帝位継承の望みを絶たれた早雲王子が鳴神上人を都から追放すると、都は日照りとなり、以来民衆は旱魃(かんばつ)に苦しむ。
 粂寺弾正は雨乞いに効力のある短冊「ことわりや」の行方を詮議し、小野春道の館にて小野家の執権八剣玄蕃の企てを見破り、見事これを手に入れる。一方弾正の主人文屋豊秀は、旱魃を招いたのは鳴神上人が行法で龍神を京都北山に封じ込めたためであり、それが天下を望む早雲王子の陰謀によるものだということを突き止める。朝廷は鳴神上人の行法を破るための使者として、清行の高弟で宮中一の美女と謳われる雲の絶間姫を鳴神上人のもとに遣わすことに。

二、女伊達(おんなだて)
桜が満開の新吉原仲之町。美しい女伊達お光が颯爽と現れ、つかみかかる大阪の男伊達を打ち負かす。恥じらいながら惚れた男の話を語り、江戸一番の伊達男である助六を真似てみせるお光。そこへ男伊達と大勢の廓の若い者が打ちかかってくるも……。

【夜の部】
一、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
鎌倉の呉服屋浜松屋に、美しい武家の娘と供侍が婚礼の品を選びにやって来る。そこで娘は万引きの疑いをかけられ打ち据えられるが、持っていたのはほかの店で求めた品物。お詫びの百両を手に立ち去ろうとする二人を、玉島逸当という侍が呼び止め、娘が男であると見破る。実は娘と供侍は、盗賊白浪五人男の弁天小僧菊之助と南郷力丸。そして、逸当こそが白浪五人男の首領日本駄右衛門で、すべては浜松屋の金を奪い取ろうとする企みだった。追手を逃れ、稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は、名のりをあげる。その後、弁天小僧は追手に囲まれ、極楽寺に辿り着き……。

二、鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
兵法学者の吉岡鬼一法眼の館の庭には、菊の花が華やかに咲き乱れている。吉岡三兄弟の長兄である鬼一は、かつて源氏に仕えていたが、今は平家についている身。館に奉公している奴の智恵内と虎蔵は、実は鬼一の弟鬼三太とその主君牛若丸。源氏の再興を願う二人は、秘蔵の兵法書「六韜三略(りくとうさんりゃく)」を手に入れ、鬼一の真意を探るため奴に身をやつす。しかし、二人の素性を、虎蔵に恋心を抱く鬼一の娘・皆鶴姫が知ってしまい……。

三、喜撰(きせん)
春爛漫の京都の東山へやってきた喜撰法師は、ほろ酔い機嫌で茶汲女の祇園のお梶を口説くが、まったく相手にされない。その後、喜撰法師は、迎えに来た弟子の所化たちと賑やかに住吉踊りを踊ってみせ、本坊へと帰って行く。

公演データ

会場

歌舞伎座

日程

2018/5/2(水)~2018/5/26(土)

チケット通常価格

1等席18000円、2等席14000円、3階A席6000円、3階B席4000円、1階桟敷席20000円

出演者

尾上菊五郎(夜のみ)、中村梅玉(夜のみ)、中村時蔵、中村雀右衛門(昼のみ)、尾上松緑(夜のみ)、尾上菊之助、市川海老蔵 他

会場住所

東京都中央区銀座4-12-15

会場アクセス

東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より直通。東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A7番出口より徒歩5分。

歌舞伎座ギャラリー

開催日程

歌舞伎座ギャラリー
不定休 ※2018年5月1日(火)~2日(水)休館
10:00~17:30(最終入館17:00)
※イベント開催、貸ホールなどがある際は開館時間が変更になる場合があります。

会場住所

東京都中央区銀座4丁目12番15号 歌舞伎座タワー5階

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※記事は2018年4月25日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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