『三月大歌舞伎(昼の部・夜の部)』

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左から『神田祭』片岡仁左衛門、『男女道成寺』中村雀右衛門、『於染久松色読販』坂東玉三郎

更新日:2018/03/08

仁左衛門、玉三郎がそろい踏み!見どころ満載の名作を堪能

歌舞伎座『三月大歌舞伎』は、若手から人間国宝まで実力派出演陣が勢揃いする豪華な公演。国境を越えた祖国再興の思いを描く大作「国性爺合戦」(昼の部)では、愛之助が登場。夜の部の「於染久松色読販」と「神田祭」は、人間国宝の仁左衛門と玉三郎の共演を楽しめ、玉三郎演出の「滝の白糸」も見逃せない演目。OZ限定プランでは、昼・夜公演がお弁当またはランチ付きでお得に堪能できるので、初めての歌舞伎鑑賞にもオススメ!

プラン一覧

【昼の部】『三月大歌舞伎』鑑賞チケットにお弁当付

プラン

■1人15000円(税込)
(通常18000円の1等席鑑賞チケットにお弁当と通常600円の歌舞伎座ギャラリー入場券付き)

【夜の部】『三月大歌舞伎』鑑賞に東銀座の料亭ランチ付

プラン

■OZ会員限定価格
(通常18000円の1等席鑑賞チケットがランチ・歌舞伎座ギャラリー入場券付きでお得に)

見どころ

見どころ1
[昼の部]『男女道成寺』白拍子花子:中村雀右衛門

【昼の部】豪快な荒事をみせる愛之助!日本と中国、国境を超えた壮大な物語「国性爺合戦」

「昼の部」で注目なのが、台湾や中国で今でも英雄とされる鄭成功をモデルにした、エキゾチックでスケールの大きい冒険物語「国性爺合戦」。明国の老一官(ろういっかん)と日本人の妻渚との子・和藤内を愛之助が演じ、片手を大きく振って、勢いよく足を踏み鳴らしながら花道を引っ込む飛び六法の動きが1演目の中で2度も登場するのが珍しい。ほか、華やかな舞踊が見どころの「男女道成寺」、夫婦の情愛が描かれた名作「芝浜革財布」も見応えたっぷり。

見どころ2
(左)[夜の部]『神田祭』鳶頭:片岡仁左衛門、(右)[夜の部]『於染久松色読販』土手のお六:坂東玉三郎

【夜の部】人間国宝の片岡仁左衛門と坂東玉三郎が2演目で共演!

「夜の部」は、人間国宝でもある片岡仁左衛門と坂東玉三郎が出演する貴重な公演。お六(玉三郎)と喜兵衛(仁左衛門)の悪の魅力あふれる舞台「於染久松色読販」、そして仁左衛門演じる粋な鳶頭と玉三郎の艶やかな芸者が、華やかな踊りを魅せる「神田祭」で、2人の豪華共演を瞼に焼きつけて。さらに、尾上松也・中村壱太郎と若き歌舞伎界のサラブレッドが出演する「滝の白糸」もお楽しみに。

見どころ3

高麗屋三代襲名披露を記念した「高麗屋のコリャイイや展」を開催中!

歌舞伎の名門、高麗屋の三代同時襲名を記念し、歌舞伎座タワー5階の歌舞伎座ギャラリーで「高麗屋のコリャイイや展」を開催中。松本幸四郎の等身大フィギュアや口上をする三代の写真パネルも設置されていて、並んで座れば三人と一緒に口上/襲名披露気分を味わえるかも。オズモールでは、予約特典としてギャラリーチケットを特別にプレゼント!

※・イベント開催、貸ホールなどがある際は開館時間が変更・休館になる場合があります。

あらすじ

あらすじ

【昼の部】
■国性爺合戦(こくせんやかっせん)
明国の老一官(ろういっかん)と日本人の妻渚との子和藤内(わとうない)は、滅亡の危機にある明国を再興するため、父母とともに日本から海を渡る。獅子ヶ城の城主甘輝(かんき)の妻錦祥女(きんしょうじょ)は老一官の娘で、和藤内はその縁を頼り甘輝に助力を求めるが、加勢を拒まれてしまう。すると、そこへ胸元を血で染めた錦祥女が姿を現し・・・。
■男女道成寺(めおとどうじょうじ)
かつて恋に狂った清姫が焼き尽くした釣鐘の再興がなり、鐘供養が行われる道成寺に、美しい白拍子の花子と桜子が現れる。鳥帽子をつけて舞い始める二人だが、桜子の烏帽子が落ち、実は左近という男性の狂言師であることがわかる。花子と左近は再び舞いはじめ、やがて怪しげな雰囲気を漂わせる。
■芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)
酒好きで怠け者の魚屋の政五郎は、ある日の早朝、芝の浜辺で大金が入った革財布を拾う。家に帰った政五郎は、仲間を集めて酒盛りを始める。酔い潰れた政五郎が目を覚ますと、女房のおたつから財布を拾ったのは夢だと諭される。女房からの意見に今までの生活を反省した政五郎は、心を入れ替えて仕事に励むことに。しかし、3年の月日が経った大晦日・・・。

【夜の部】
■於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
莨(たばこ)屋を営むお六の元に、かつてお六が仕えた千葉家の奥女中竹川から、紛失していた重宝の短刀と折紙が油屋にあることがわかったので、それらを取り戻すために百両の金を工面してほしいという内容の手紙が届く。しかし、短刀と折紙を盗み出したのはお六の亭主である鬼門の喜兵衛。思案した二人は、河豚(ふぐ)にあたった男の死体に細工をして、油屋を強請(ゆす)って金を手に入れることを思い付く。お六は油屋へ乗り込むが・・・。
■神田祭(かんだまつり)
江戸の三大祭の一つで、「天下祭」として知られる神田祭の祭礼の様子を清元の舞踊にした一幕。江戸の風情漂う粋でいなせな鳶頭と芸者が登場し、祭の様子を踊って見せたり、色模様を見せたりと、江戸の情緒をたっぷりに華やかに踊る。
■滝の白糸(たきのしらいと)
明治初期。越中高岡から石動(いするぎ)に向かう馬車に乗った水芸一座の太夫滝の白糸は、文明開化の誉れ高い馬車が人力車に追い抜かれたので馬丁に文句を言う。すると、馬丁の村越欣弥という青年は白糸を抱いて馬に跨り、人力車を颯爽と追い抜いてみせるのだった。欣弥のことが忘れられない白糸は、金沢の卯辰橋(うたつばし)で再会を果たすと、法律を学びたいという欣弥の話を聞き、学費の仕送りを申し出る。3年後、白糸は欣弥への仕送りのために太夫元で借りたお金を南京寅吉らに強奪され錯乱してしまい・・・。

公演データ

会場

歌舞伎座

日程

2018/3/3(土)~2018/3/27(火)

チケット通常価格

1等席18000円、2等席14000円、3階A席6000円、3階B席4000円、1階桟敷席20000円

キャスト

片岡仁左衛門(夜のみ)、坂東玉三郎(夜のみ)、中村雀右衛門(昼のみ)、中村扇雀(昼のみ)、中村芝翫(昼のみ)、片岡孝太郎(昼のみ)、尾上松緑(昼のみ)、片岡愛之助(昼のみ) ほか

会場住所

東京都中央区銀座4-12-15

会場アクセス

東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より直通。東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A7番出口より徒歩5分。

歌舞伎座ギャラリー

開催日程

歌舞伎座ギャラリー 三代同時襲名記念特別展「高麗屋のコリャイイや」
2018/1/2(火)~2018/3/27(火)
10:00~17:30(最終入館17:00)

会場住所

東京都中央区銀座4丁目12番15号 歌舞伎座タワー5階

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※記事は2018年3月8日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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