歌舞伎座『十二月大歌舞伎』[第二部・第三部]

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[第三部]『楊貴妃』楊貴妃:坂東玉三郎

更新日:2017/11/24

玉三郎、松緑、愛之助、中車らが揃い踏み!2017年の師走を華やかに彩る、華麗にして迫力ある大歌舞伎

1年がんばった自分へのご褒美に、日本伝統の歌舞伎鑑賞へ出かけてみない? 歌舞伎座『十二月大歌舞伎 [第二部]』は、松緑や愛之助や中車など人気役者が出演し、桂文枝の落語をもとにした笑いあふれる物語「らくだ」と、数多い歌舞伎の演目の中でも屈指の大立ち廻りと言われる「蘭平物狂」(らんぺいものぐるい)を上演。なかでも、「蘭平物狂」での松緑のアクロバティックな立ち廻りは必見! [第三部]では、幼い頃に生き別れとなった母親と子供の対面を玉三郎と中車が演じる新歌舞伎「瞼の母」と、美しい楊貴妃を玉三郎が演じる「楊貴妃」を上演。今回の公演は三部制で、上演時間が通常の歌舞伎よりも短いため、初心者でも楽しく観られるはず。一年のお芝居の見納めは、笑いあり、涙あり、大立廻りありの演目で華やかに締めくくって。

プラン一覧

1年の締めくくりに!華やかな『十二月大歌舞伎 [第二部]』鑑賞と豪華ランチ

プラン

■1人13800円(税込)
(十二月大歌舞伎 [第二部]の通常15000円の1等席鑑賞チケットに、春秋 ツギハギ 日比谷のランチ付き)

会社帰りでも鑑賞できる!『十二月大歌舞伎 [第三部]』鑑賞と豪華お弁当

お弁当

■1人12000円(税込)
(十二月大歌舞伎 [第三部]の通常15000円の1等席鑑賞チケットに、歌舞伎座のお弁当付き)

見どころ

見どころ1

[第二部]上方落語の大ネタ落語を歌舞伎化した笑いに溢れる「らくだ」と立廻りに拍手喝采の「蘭平物狂」 

『十二月大歌舞伎』は、慌ただしい師走に好評の三部制公演。[第二部]で上演される「らくだ」では、愛之助と中車の関西弁での共演が見逃せない。フグにあたって急死した、長屋に住む嫌われ者"らくだの宇之助”を弔おうと、兄貴分の熊五郎(愛之助)と紙屑屋の久六(中車)、さらに長屋の大家とのやり取りがおもしろい。当初は、気が小さくて熊五郎におじけづいていた久六が酒の力でどんどん強気になり、次第に立場が逆転してく展開がみどころ。おかしみあふれる舞台が、歌舞伎座を笑いの渦に巻き込んでいく! また、後半の演目は、歌舞伎のなかでも屈指の迫力のある立廻りが見どころの演目「蘭平物狂」。松緑演ずる蘭平に注目! 心ならずも刃を交わすことになってしまった親子。忠と孝とに責められつつ、繰り広げる大乱闘・・・。前半の物狂の舞とともに、後半、華麗な大道具を背景に、出演者が一致団結して繰り広げる大立廻りは、これぞ歌舞伎のスペクタクル!

見どころ2

[第三部]すれ違う親子の情に涙する新歌舞伎「瞼の母」と、玉三郎の華麗な舞に感動の「楊貴妃(ようきひ)」

すれ違う親子の情を描く名作「瞼の母」は、幼い頃に生き別れとなった母親と再会を果たす息子・中車と、将来のことを考え冷たい態度をとる母・玉三郎の再会のシーンに誰もが涙するはず。夢枕獏が坂東玉三郎のために書き下ろした、「楊貴妃(ようきひ)」は、二枚扇を巧みに操る、玉三郎の華麗な舞に注目。夢幻の境地へ誘う燦爛たる舞踊は、気持ちよく1年を締めくくってくれそう。

※後送

あらすじ

[第二部]らくだ
上方落語の名作を題材にしている大坂が舞台の『らくだ』。とある裏長屋で、「らくだ」と呼ばれた宇之助が、フグの毒に当たって急死する。通夜をしようと、兄貴分のやたけたの熊五郎は、紙屑屋の久六を脅して、家主のところへ無心に行かせる。要求を断られた久六に、熊五郎は一計をめぐらし・・・。気の弱い久六と遊び人の熊五郎の立場が変化していく様に注目。

[第二部]蘭平物狂
在原行平は、須磨でなじんだ松風のことが忘れられず恋煩い。見かねた行平の奥方水無瀬御前は、奴の蘭平に、松風によく似た与茂作の女房おりくを連れて来させる。そこへ捕えていた賊が逃亡したとの知らせ。行平は、刀を見ると乱心するという奇病を持つ蘭平を避け、その息子の繁蔵を追っ手に指名する。蘭平は、実は行平に殺された伴実澄の遺児義雄で、行平の命を狙っていたのだが、敵はさる者。与茂作は、自分は義雄の弟と名乗り、証拠の品の銘刀まで見せ義雄を信用させるが、実は行平の家臣大江音人だった。大勢の捕手に囲まれた蘭平は、孤軍奮闘空しく、我が子繁蔵の縄にかかるのだった。

[第三部]瞼の母(まぶたのはは)
母と息子の互いを思う心情を巧みに描き出す『瞼の母』は、長谷川伸による新歌舞伎。作者が幼い頃に経験した母との別れを題材にした作品で、一途に母を思い、幼い頃に別れた母をずっと探してきた忠太郎と、母おはまが対面する場面がみどころ。しかし、おはまは母と名のらず、親子は再び別れることとなり・・・。

[第三部]楊貴妃(ようきひ)
長編詩「長恨歌」と能の「楊貴妃」を題材とした舞踊『楊貴妃』は、人気作家・夢枕獏が坂東玉三郎のために書き下ろした作品。亡くなった楊貴妃への思いが忘れられない玄宗に、楊貴妃の魂を探すよう命じられた方士は、蓬莱山の宮殿で楊貴妃を呼び出します。すると、楊貴妃の魂が在りし日の美しい姿で現れ・・・。

公演データ

会場

歌舞伎座

日程 

2017/12/2(土)~2017/12/26(火)

チケット通常価格

1等席15000円、2等席11000円、3階A席5000円、3階B席3000円、1階桟敷席17000円

キャスト

[第二部]
尾上松緑、片岡愛之助、市川中車ほか


[第三部]
坂東玉三郎、市川中車ほか

会場住所

東京都中央区銀座4-12-15

会場アクセス

東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より直通。東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A7番出口より徒歩5分。

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※記事は2017年11月24日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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