「劇団四季」のミュージカルは、一生に一度は観てみたい名作揃い。たくさんの演目の中から、どの作品から観ればよいのか迷ってしまう人もいるはず。そこで今回は、特に元気を出したい人や非日常を味わいたい人におすすめのミュージカルを、オズモール編集部が厳選してご紹介します。おひとりさまはもちろん、仲良しの女友達を誘って気分をリフレッシュさせて。
『キャッツ』 撮影:山之上雅信
自分の性格に似た猫がいるかも?!希望に満ちあふれた『キャッツ』
「何度見ても飽きない」「熱い想いに涙が止まらない」と大絶賛!
最近疲れが溜まっていると感じている人には、24匹のユニークな猫たちに出会える『キャッツ』がおすすめ。専用劇場「キャッツ・シアター」は、物語の舞台である“都会のゴミ捨て場”が劇場全体に再現されていて、猫たちの世界に紛れ込んだような気分に。登場するのは、人間に媚びることのない誇り高き“ジェリクルキャッツ”たち。兄貴肌の猫やおばさん猫、どこか憎めないプレイボーイの猫など、個性豊かな彼らのキャラクターが歌とダンスで紹介される。逞しく生きる姿に共感するとともに、「明日もがんばろう」とエネルギーが湧き上がってきそう! ぜひ劇場でお気に入りの猫を見つけてみて。
ストーリー
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる“ジェリクル舞踏会”に参加するため集まってくる。人間に飼い馴らされることを拒否し、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か___
一緒に歌って踊ってストレス発散!誰もが笑って幸せになれる『マンマ・ミーア!』
フィナーレは観客全員で「ダンシング・クイーン」!
モヤモヤした気持ちをリセットしたい人におすすめなのは、女性へのエール満載の『マンマ・ミーア!』。青い海と空が広がるエーゲ海の小島を舞台に、母と娘のドタバタ結婚騒動が繰り広げられ、客席は興奮の渦に。物語を彩るのは、ABBA(アバ)の往年のヒットナンバー22曲。演目名ともなっている「マンマ・ミーア」をはじめ、「マネー、マネー、マネー」「チキチータ」「S・O・S」など、女性の心情を謳ったメロディにときに涙することも。大熱狂のフィナーレでは、一緒に「ダンシング・クイーン」を歌いながら踊ろう! いつの間にか日頃の悩みも吹き飛んでしまうはず。
ストーリー
エーゲ海に浮かぶ小島で、小さなホテルを経営しているシングルマザーのドナ。一人娘のソフィは20歳になり結婚式を迎えることに。父親とバージンロードを歩くことを夢見る彼女は、母の日記からかつて3人の恋人がいたことを知る。「本当のお父さんならきっと一目で分かるはず」。ドナに内緒で父親候補の3人を結婚式に招待するのだが、3人ともが「自分が父親だ」と名乗り出たため大混乱! 結婚式は刻一刻と近づいていく___
人魚姫の一途な想いに胸キュン!海の世界にときめく『リトルマーメイド』
未知の世界へ勇気を持って進むアリエルの姿に感動の嵐!
日常を忘れて現実逃避をしたい人には、夢と冒険が詰まった『リトルマーメイド』がおすすめ。幕が開くとそこに広がるのは、幻想的な海底世界。鮮やかな衣裳をまとった海の生き物たちが、リズミカルな楽曲や表情豊かなダンスで非日常へと誘ってくれる。人魚姫アリエルが水中をしなやかに泳ぎ、地上への憧れを歌い上げる「パート・オブ・ユア・ワールド」には思わずうっとり。王子への恋心を募らせる場面では、 胸が高鳴り感情移入してしまうはず! 不朽の“ラブストーリー”で、最後は幸福感に包まれて。
ストーリー
海底の世界に住む人魚のアリエルは18歳。ある日航海中の船へ近づき、人間の王子エリックに恋をする。しかし、船は嵐にあって沈没し、荒れ狂う海のなか溺れたエリックをアリエルが助ける。エリックは朦朧としながらも美しいアリエルの歌声に心をつかまれ、その女性を探しだすと決心する。一方アリエルは、地上への憧れとエリックへの恋心を募らせていく。そんな時、海の魔女アースラが「3日間だけ人間の姿に変えてやろう」と話を持ちかける___
WRITING/MEGUMI OGURA