宝塚退団後初の舞台となる北翔海莉、「秀次ロス」で話題の新納慎也らが出演!伝説のミュージカル・コメディ
ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』が、2017年9月25日より東京・日本青年館ホール、10月19日より大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。
更新日:2017/03/30
ブロードウェイや英国ウエストエンドで度々再演された伝説のミュージカルが日本上陸! ベストセラー小説「7セント半」を元にした『パジャマゲーム』は、1954年にトニー賞を受賞、1957年に映画化された作品で、今回、宝塚歌劇団を退団後、女優として初めて舞台に立つ北翔海莉(ほくしょう・かいり)、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」にて豊臣秀次役を好演した新納慎也(にいろ・しんや)らが出演。いったいどのようなミュージカルになるのか2月24日(金)に行われた制作発表会にお邪魔してきました。
『パジャマゲーム』は、60年前からアメリカやイギリスのミュージカルシーンに影響を与えている有名な作品
今回演出を手がけるのは、ロンドン演劇界で活躍しながら『タイタニック』、『グランドホテル』の日本上演でも高い評価を受けているトム・サザーランド氏。「『パジャマゲーム』は、60年前から、アメリカやイギリスのミュージカルシーンに影響を与えており、ボブ・フォッシーが振付けを手がけたものとしても有名です。この作品に携われることは、素晴らしい機会だと思います。」と作品への思いを語った。また、日本に来ると、必ず宝塚を観に行くというサザーランド氏。「宝塚は、数ある演劇の中で、とても素晴らしいもの。今回、北翔さんは宝塚退団後初の女性役ということで、その役の演出をできて光栄です。」と主演の北翔さんについてコメント。
仕事に命をかけていて、恋に不器用なベイブは、今の自分にちょうどぴったり
「ベイブという女性は、仕事に命をかけていて、恋に不器用。今の自分にちょうどぴったりだと思っています。」とベイブ役に共感を示す北翔さん。今回、初めての女性役ということで、「かわいい女性の雰囲気は、まだまだ全然引き出しがなくて出せないです。」と不安を明かしたものの、「今まで培ってきたものを、女優として精一杯表現したいと思います。」と意気込みを語った。また、「譜面をいただいたとき、(男性役の)シドのパートをずっと読んでいて、(女性役の)ベイブのパートで『あ!私こっちなんだ!』と気づいたんです。」とお茶目な一面ものぞかせた。北翔さんが、ベイブの強さと女性らしさをどのように演じるのか、注目です。
おそらく僕の方が、北翔さんより女性役を多く演じています。(笑)
“ハンサム”な工場長、シド役の新納さん。今まで女装役などが多く、2枚目を演じることが少なかったということで、「おそらく僕の方が、北翔さんより女性役を多く演じています。(笑)僕は、ドレスさばきを教えるので、2枚目な感じを教えてください!」とお願いしたところ、「こちらこそ色々教えてください。2枚目はいくらでも教えます!」と答える北翔さん。恋するベイブとシドを演じる2人が、絶妙な掛け合いを見せてくれました。
「『明日からがんばろう!』と思えるようなエネルギーや勇気のようなものをステージ上からお届けできたら。」と北翔さん。とにかくハッピーで元気がもらえる『パジャマゲーム』の上演が、今から待ち遠しいです!
あらすじ
アメリカのパジャマ工場スリープ・タイト社では、労働者達が日々明るく忙しく働いていた。
他社が続々と給料アップを果たす風潮を受けて、スリープ・タイト社の労働組合でも時給7セント半の賃金アップを求めていたが、
頭の古い工場主のハスラーは共産主義的だと決めつけ、全く聞く耳を持たない。
そこで、苦情処理係のベイブ・ウィリアムス(北翔 海莉)を中心に、組合はストライキを計画することに。
驚いたハスラーは、新任の工場主任シド・ソローキン(新納 慎也)に、この状況の解決を命じる。
着任早々シドは経営者側の人間として労働組合、そしてベイブと対立する事態となってしまう。
シドは若く魅力的な男性で、同僚の女性たちはもとより、ハスラーの美人秘書グラディス(大塚 千弘)までもが、すっかりシドに夢中。
そのシドはというと、労働者側の急先鋒であるベイブの美しさに一目で心を奪われていたのだった。
初めはシドに対してそっぽを向いていたベイブだが、ある出来事をきっかけに急接近。
対立する立場の二人が惹かれ合うことで、何やら事態はおかしなことに・・・。
あの手この手で賃上げを図るベイブたち労働組合は、果たして賃上げに成功するのだろうか。
そしてベイブとシド、二人の恋の行方は――?
ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』
2017/09/25(月) ~ 2017/10/15(日) 日本青年館ホール(東京)
2017/10/19(木) ~ 2017/10/29(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)
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