東京の“いいもの”や“おでかけ”情報を発信する「東京女子部」の体験レポーター2人が、2020年11月28日(土)に大丸東京店で開催された『東京手仕事展』に参加してきました。手植えブラシと革小物の製作体験の様子のほか、冬のギフトにもおすすめの商品をご紹介します。
大切な人への贈り物に。美しさと機能性を兼ね備えた“東京の伝統工芸品”が勢揃い
東京女子部の体験レポーター、フミナさん(@f_____mn)とケイコさん(@moke0404)が今回訪れたのは、大丸東京店で開催された『東京手仕事展「うつくしい贈り物を特別な日に」』。会場には、東京で育まれた選りすぐりの伝統工芸品が勢揃い。職人が一つひとつ丹精込めて作り上げた品々は、見た目の美しさだけでなく、機能性や日常性にも優れている。実際に目で見て手に取って、手づくりのよさを実感した2人に、お気に入りの商品を聞いてみました。
【Q】美しい(かわいい)と思った商品は?
「雛人形にも使われる“木目込み”の技で作られた、指輪ケースがかわいらしかったです。カラーバリエーションも豊富で、自分のジュエリーとの組み合わせを考えて、インテリアとして飾るのもおしゃれだと思いました」(ケイコさん)
「羽子板が目に留まりました! “江戸押絵”という技術が使われているそうで、とても繊細で色鮮やかでした。また、歌舞伎の登場人物なども描かれて、日本らしさを感じました」(フミナさん)
【Q】日常で使ってみたいと思った商品は?
「私も指輪ケースが気になりました。金糸・銀糸があしらわれていて上品さがあり、自分用はもちろんのこと、女性へのプレゼントにもぴったりだと思います」(フミナさん)
「手作業で刃の部分が彫り込まれた銅おろし金は、いつかほしいと思っていた調理グッズです。生姜や岩塩などを削って、料理のアクセントとして使えそうです。また、革製のドリンクホルダーはありそうでなかった商品ですね。コンビニやカフェで購入したドリンクを、バッグを持つような感覚で持ち運べて便利だと思いました。カラフルな色合いにも目を奪われました」(ケイコさん)
伝統技巧に挑戦!手づくりのよさを再認識するきっかけに
特設スペースでは、職人の伝統技巧が間近で見られる実演も開催されました。まず2人が体験したのは、宇野刷毛ブラシ製作所の「手植えブラシ」づくり。教えてくれたのは、にこにこの笑顔が印象的な宇野千榮子さんと三千代さん母娘。ブラシに使う毛は、山羊・馬・豚・猪などの動物由来のもの。洋服用やボディ用などの用途ごとに、最適な毛質を見極め、毛の密度やカットの方法にもこだわっているそう。
「今日は製作工程の一部、土台に毛を植え込んでいく作業を一緒にやってみましょう。私たちの手づくりブラシは、すべての毛を1本の針金で紡いでいるので、機械生産品とは違って毛が抜けにくいのも特長なんですよ」と、千榮子さん。
均等な毛量を手に取り、針金に紡いで、一瞬で土台の穴へと毛を植え込んでいく千榮子さん。素早くかつ美しく均一に仕上げていくはまさに匠の技! 体に比べて大きくがっちりとした硬い手からも、長年の職人経験が伝わってきました。レポーター2人も手植えの工程にいざ挑戦したものの、簡単に見えていた毛を1束取る作業から大苦戦。なかなか同じ毛量を掴めなかったり、小さな穴に通すのに時間がかかったりと、改めて手づくりの難しさを実感したよう。
【Q】体験した感想を教えて
「繊細な作業で慣れるまで大変でしたが、完成した商品により愛着が持てるようになりました。ひとつのモノを長く大切に使ってもらいたいという、日本人の心も込められていると感じました」(フミナさん)
「動物をモチーフにしたデザインが、女性ならではで遊び心がありますね。インテリアとして飾るのもおすすめです! この熟練の技が、モダンな商品を通してこれからも受け継がれていってほしいなと思います」(ケイコさん)
【Q】誰にどんな手植えブラシを贈りたい?
「お世話になっている上司に、洋服用ブラシを。仕事上スーツを着る機会が多いので、埃をはらうのに便利だと思いました。毛も抜けにくいこのブラシなら、ずっと愛用してもらえそうです」(フミナさん)
「田舎住まいの祖父母に、爪用ブラシを使ってもらいたいと思いました。やわらかい天然毛でできているので皮膚にも負担が少なく、農作業で泥が入り込んでしまった爪をきれいにするのにぴったりです」(ケイコさん)
ポップでカラフル!1点ものの革製オリジナルストラップが完成
続いて2人は、SAKURA WAQS(サクラワクス)の「革小物」づくりを体験。明るく気さくな和久真弓さんが、革の種類や加工技術について教えてくれました。どの動物由来かで革の値段に差があることや、天然と養殖では傷の少ない養殖の方が優良であること、ヘビ革は金運アップによいこと、革製品は使えば使うほど手に馴染んでくることなど、初めて知る情報にみんな興味津々!
「革製品の魅力を知ってもらい、高級な革素材を大事にしたいという想いから、余った端材を利用したワークショップを定期的に開催しています。今日は一緒にストラップを作ってみましょう」と和久さん。
花やハート・動物の形にカットされた、カラフルで種類豊富な約120種類のパーツ。その中から好きなものを3つを選び、ストラップの土台にパーツを付けたい位置をマーキング。最後にトンカチでパーツを打ち付けたらストラップが完成! かわいらしい仕上がりに2人とも満足した様子でした。2人が体験した「宇野刷毛ブラシ製作所」と「SAKURA WAQS」の製品は、2021年1月から大丸東京店「東京手仕事常設コーナー」にて販売されるので、ぜひ足を運んでみて。
【Q】体験した感想を教えて
「日本ならではの“もったいない文化”に改めて共感するワークショップでした。製作はとても簡単なので、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方に楽しんでもらえると思います。和久さんからは革製品に対する愛情も強く伝わり、商品により温かみを感じられるようになりました」(フミナさん)
「革ごとに手触りや厚み・ツヤなどの特性が異なっていて、たくさんの種類があることに驚きました。余った端材で自分だけのオリジナルアイテムを作ることは、環境にも優しく、おしゃれ心も忘れない素敵な取り組みだと思います。和久さんのトークも面白かったです!」(ケイコさん)
【Q】誰にどんな革小物を贈りたい?
「小さな単札財布を主人に。クロコダイルとオーストリッチの2つの革を贅沢に使用していて、高級感がありました。また小銭を入れる部分がボックス状になっていて、機能性も高い点が気に入りました」(ケイコさん)
「旦那様にがま口バッグをプレゼントしたいです。スタッズに金具を使わず3D加工されたスタイリッシュなデザインに一目惚れしました! iPadも入るサイズで使い勝手もよさそうです」(フミナさん)
OZmallがプロデュースする「東京女子部」とは?
東京女子部は、東京を遊びつくす女性たちが集うInstagram上のおでかけ発信コミュニティ。「@tokyo_joshibu」「#東京女子部」で投稿された写真を公式アカウントで紹介していくほか、体験レポーターとして登録された方を試食会やトラベルツアーなど「OZmall」「OZmagazine」のイベントに特別招待! 詳しくは、東京女子部の特設ページをチェックしてみて。
Event organizer/公益財団法人東京都中小企業振興公社 城東支社 「東京手仕事」プロジェクト 普及促進事務局
Experiencer&Photo/フミナさん(@f_____mn)、ケイコさん(@moke0404)(東京女子部 体験レポーター)
Writing/OZmall
Director/MEGUMI OGUGRA