憧れのクラシックコンサート、鑑賞したいけれど難しそうなんて思っていない? 名曲が作られた背景や聴きどころを知れば、きっとクラシック音楽がぐっと身近に感じられるはず。そこで金曜日は隔週で、ピアニスト・福間洸太朗さんのクラシックガイドをお届け。ピアノの実演を交えながらの貴重な解説で、名曲の世界にうっとりと酔いしれて。
(C) Marc Bouhiron
クラシックの枠を超えて活躍中。ピアニスト「福間洸太朗」とは?
福間 洸太朗(ふくま こうたろう)
パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。20歳で日本人で初めてクリーヴランド国際コンクールで優勝し、第39回日本ショパン協会賞を受賞。これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、ウィグモアホールほか、クリーヴランド管、モスクワ・フィル、イスラエル・フィル、NHK交響楽団など国内外の著名オーケストラとの共演も多数。
最近では映画「蜜蜂と遠雷」でピアノ演奏を担当し、羽生結弦やステファン・ランビエルとのコラボレーションやパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオとの共演など、クラシックの枠を超えて活躍している。実力はもちろんのこと、容姿端麗で親しみやすい人柄も、ファンが多い理由のひとつ。現在ベルリン在住。
金曜日はクラシック音楽に触れよう。福間洸太朗がクラシック音楽を丁寧に解説
#11 スクリャービン「ピアノソナタ第5番 Op.53」
クラシックガイド第11回は、ロシア出身のスクリャービンが作曲した「ピアノソナタ第5番 Op.53」をご紹介。1907年に作られた本作品は、単一楽章・無調で作曲されており、以後作られたすべてのソナタや管弦楽曲でも一楽章制が引き継がれている。超絶技巧を要し、音楽的にも充実した中期の最高傑作と言える。
福間さんが実演を交えながら、楽曲のポイントを丁寧に解説しているので、初めて聴くという方でも気軽に楽しめるはず。クラシック音楽の知識を学びながら、名曲の音色に酔いしれてみて。
公演情報|福間洸太朗 ピアノ・リサイタル(振替公演)
- 開催日時
- 2021年2月4日(木)19:00開演(18:30開場)
- 会場
- かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
- プログラム
- ピアノ・ソナタ 第24番 『テレーゼ』 op.78
ロンド・カプリッチョ 「なくした小銭への怒り」 op.129
ピアノ・ソナタ 第17番 『テンペスト』 op.31-2
アンダンテ・ファヴォリ WoO.57
ピアノ・ソナタ 第23番 『熱情』 op.57
- 料金(全席指定)
- 一般4500円、学生3000円(入場時、学生証の提示要)
※本公演は2020年4月25日と2020年7月15日で予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、上記日程に延期となりました
※2020年4月25日または2020年7月15日のチケットをお持ちの方はそのままご入場いただけます
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WRITING/MEGUMI OGURA