1963年に開場。歴史を感じる佇まいうっとり
石造りの外観にオリエンタルな雰囲気のバルコニーがデザインされた「日生劇場」は、そのモダンな建物を見ただけで心が弾む。玄関ホールに足を踏み入れると、床には白い大理石が広がり、ギリシャ神話に出てくるような柱が並ぶ。そこから劇場客席へ続く大階段は螺旋階段となり、床にはふかふかの赤い絨毯が敷かれている。まるで優雅な舞踏会に招待されたかのような空間は、これから始まる観劇がさらに楽しみになるはず!
一流の演劇やオペラ鑑賞にふさわしい、優美な劇場
壁や天井がすべて曲面で構成された劇場には1330席の客席があり、オペラのようにオーケストラピットを作る公演だと1230席ほどになる。2階後方までセリフも歌声もしっかりと届く規模だそう。モザイク状にガラスタイルで飾られた壁面には、ところどころに鮮やかな青・赤・ピンク・白・金が散りばめられていて、見ているだけでワクワクとした気持ちに。また、天井には2万枚と言われるアコヤ貝が埋め込まれ、それぞれが異なる輝きを放ちなんとも美しい。
傾斜があまりない前方席は、前の人の頭で視線が遮られないように交互に並べられている。また、舞台から2階席の最後列までの距離が31メートルなので2階席も臨場感がたっぷり味わえる。さらに、全席両肘付きのふかふかのシートで座り心地も抜群! 一流の演劇やオペラ鑑賞にふさわしい、こだわり抜いた設計に驚かされる。
大人から子供まで幅広い層に向けた公演を開催!
1963年10月こけら落としの『ベルリン・ドイツ・オペラのフィデリオ』以来、数々のオペラ、演劇、ミュージカル、コンサートなどの一般公演に加えて、子供たちを無料で招待する“ニッセイ名作劇場(現「ニッセイ名作シリーズ」)”を毎年開催。バレエ「眠れる森の美女」やオペラ「魔笛」など、分かりやすい作品を上演し、子供たちに文化に触れる機会を作っている。一年を通して幅広い層に向けた公演を開催しているので、ぜひ一度は訪れてみて。
日生劇場
- スポット名
- 日生劇場
- 電話番号
-
0335033111
0335033111
※代表
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1-1-1 Map
- 交通アクセス
- 東京メトロ千代田線・日比谷線ほか「日比谷駅」A13出口より徒歩1分
- 総座席数
- 1330席
- ホームページ
- 日生劇場
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WRITING/MAKIKO FUNASAKA