日生劇場

モザイク天井に赤い絨毯!昭和を代表する優美でモダンな建築物「日生劇場」

更新日:2020/05/08

東京メトロ「日比谷駅」のA13出口すぐというアクセスのよい日生劇場は、日本を代表する建築家・村野藤吾によって1963年に建てられた歴史ある建物。石造りの重厚な外観から中に入ると一転、白大理石の床、レッドカーペットを敷いた螺旋階段など舞台鑑賞にふさわしい華やかな雰囲気に。さまざまなモチーフが浮かぶモザイク天井、蝶々のような背もたれの丸椅子など見どころがたくさんあるので、鑑賞前後に劇場内をお散歩してみて。

1963年に開場。歴史を感じる佇まいうっとり

石造りの外観にオリエンタルな雰囲気のバルコニーがデザインされた「日生劇場」は、そのモダンな建物を見ただけで心が弾む。玄関ホールに足を踏み入れると、床には白い大理石が広がり、ギリシャ神話に出てくるような柱が並ぶ。そこから劇場客席へ続く大階段は螺旋階段となり、床にはふかふかの赤い絨毯が敷かれている。まるで優雅な舞踏会に招待されたかのような空間は、これから始まる観劇がさらに楽しみになるはず!

一流の演劇やオペラ鑑賞にふさわしい、優美な劇場

壁や天井がすべて曲面で構成された劇場には1330席の客席があり、オペラのようにオーケストラピットを作る公演だと1230席ほどになる。2階後方までセリフも歌声もしっかりと届く規模だそう。モザイク状にガラスタイルで飾られた壁面には、ところどころに鮮やかな青・赤・ピンク・白・金が散りばめられていて、見ているだけでワクワクとした気持ちに。また、天井には2万枚と言われるアコヤ貝が埋め込まれ、それぞれが異なる輝きを放ちなんとも美しい。

傾斜があまりない前方席は、前の人の頭で視線が遮られないように交互に並べられている。また、舞台から2階席の最後列までの距離が31メートルなので2階席も臨場感がたっぷり味わえる。さらに、全席両肘付きのふかふかのシートで座り心地も抜群! 一流の演劇やオペラ鑑賞にふさわしい、こだわり抜いた設計に驚かされる。

大人から子供まで幅広い層に向けた公演を開催!

1963年10月こけら落としの『ベルリン・ドイツ・オペラのフィデリオ』以来、数々のオペラ、演劇、ミュージカル、コンサートなどの一般公演に加えて、子供たちを無料で招待する“ニッセイ名作劇場(現「ニッセイ名作シリーズ」)”を毎年開催。バレエ「眠れる森の美女」やオペラ「魔笛」など、分かりやすい作品を上演し、子供たちに文化に触れる機会を作っている。一年を通して幅広い層に向けた公演を開催しているので、ぜひ一度は訪れてみて。

日生劇場

スポット名
日生劇場
電話番号
0335033111 0335033111 ※代表
住所
東京都千代田区有楽町1-1-1 Map
交通アクセス
東京メトロ千代田線・日比谷線ほか「日比谷駅」A13出口より徒歩1分
総座席数
1330席
ホームページ
日生劇場

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WRITING/MAKIKO FUNASAKA

※記事は2020年5月8日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります