息を呑む美しさ。東京を代表するランドマーク
1997年1月10日に開館したコンベンション&アートセンター「東京国際フォーラム」。国際公開設計コンペで最優秀作品に選ばれ、デザインに採用されたのは建築家ラファエル・ヴィニオリの設計。透明なガラスで覆われた吹き抜けのホールは、船をモチーフにした巨大な空間で、骨格のような構造を露出した内部となっている。壁面には約2600枚のガラスが使用され、昼間は自然光が差し込み、夜は窓に夜景が映り込み近未来的な美しさを醸し出す。ガラス棟はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの三つ星に指定されるなど、建築物としての評価も高い。
中庭のような広場を建物の中央部に配置。レストランやショップ、書家・詩人相田みつをの作品が楽しめる美術館も併設されており、人々の憩いの場となっている。31に及ぶ会議室では、国際会議や式典、学会、展示会などを実施。また、主要ホールA・B・C・Dと地下スペースEを合わせて大小8つのホールを有し、さまざまなエンターテインメント会場として利用されている。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」や日本文化を親しむ「J-CULTURE FEST/にっぽん・和心・初詣」など主催イベントを積極的に実施している。実に年間約4000件のイベントが開催され、約2300万人が集う東京を代表するランドマークのひとつとなっている。
圧倒的な広さを誇る、文化・芸術発信の場<ホールA>
建物の4~7階に位置する、総客席数5012席の<ホールA>。2層構造の劇場型コンサートホールで、アジア最大のコンサートホールとしても知られている。彫りの深い木造りの縦筋、額縁のようなプロセニアムアーチ、客席両脇の光壁が印象的で、舞台と客席を際立たせている。また、天井に均等に配置されたダウンライトが、スペースに広がりと浮遊感を与える。海外のトップアーティストによるコンサートや巨大スクリーンを活かしたシネマコンサート、ライヴ、オペラ、バレエ、演劇など、幅広いジャンルのエンターテインメントが開かれ、感動と喜びを提供し続けている。
温かみと味わいのある、総客席数1502席の<ホールC>
1階席739席、2階席363席、3階席400席、合わせて座席数1502席の3層構造の<ホールC>。内装にはバイオリンの胴の風合いを思わせる花梨を使用しているのだそう。最後列から舞台までの距離が約35メートルと比較的コンパクトで、コンサート・バレエ・ミュージカルをはじめ、試写会や講演会など幅広い用途で利用されている。
ハートフルな言葉に元気がもらえる「相田みつを美術館」
東京国際フォーラムの地下1階にある「相田みつを美術館」には、詩人で書家の相田みつをの作品を所蔵。館内は、相田みつをが毎日散策した栃木県足利市にある八幡山古墳群をイメージしたくつろぎのスペースがあり、作品を鑑賞した後もゆったりと過ごせる工夫がされている。併設されたカフェで一息をついたり、ミュージアムショップでお土産を買ったりと、のんびりとアートに触れるひとときが過ごせそう。
東京国際フォーラム
- スポット名
- 東京国際フォーラム
- 電話番号
-
0352219000
0352219000
※代表
※開館時間7:00~23:30
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-5-1 Map
- 交通アクセス
- JR「有楽町駅」より徒歩1分、JR「東京駅」より徒歩5分(京葉線「東京駅」とB1F地下コンコースにて連絡)、東京メトロ丸ノ内線ほか「銀座駅」より徒歩7分
- 総座席数
- <ホールA>5012席、<ホールC>1502席
- 併設施設
- 相田みつを美術館(地下1F)、各種レストラン&カフェ、グッズショップ、コンビニエンスストア
- サービス
- 案内所、遺失物照会、ATM、コインロッカー、コピー・ファックスルーム、ポスト、クローク
- ホームページ
- 東京国際フォーラム
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EDITOR/TOKYO INTERNATIONAL FORUM、WRITING/MEGUMI OGURA