芸術文化の創造発信と国際文化交流の場「東京芸術劇場」
池袋にある「東京芸術劇場」は、1990年10月に開館した日本最大規模を誇る都の総合芸術文化施設。劇作家・演出家・役者として名高い野田秀樹が、2009年より芸術監督を務めている。ガラス張りのアトリウムが特徴的な建物は、外部景観との調和も考慮し、アトリウム前の区立公園も含め芦原義信によって設計された。内部は、パイプオルガンが設置された<コンサートホール>、演劇・舞踊用の<プレイハウス>、2つの小ホール<シアターイースト><シアターウエスト>などから成る。オープン以降、国内外のアーティストによるクラシックコンサートをはじめ、演劇やダンスなど多種多様な公演で人々を魅了し続けている。2012年には、改修リニューアルオープンも果たした。
世界最大級のパイプオルガンを備える<コンサートホール>
5階にエントランスのある、総客席数1999席の<コンサートホール>。120人編成のオーケストラと、200人編成の合唱団が同時に演奏できる広さを有する。舞台には、マルク・ガルニエ(フランス)社製作による世界最大級のパイプオルガンが設置されており、訪れた誰もが目を奪われるはず。オーケストラの演奏に適したコンサートホールで、「音響家が選ぶ優良ホール100選」にも認定された。国内外の著名アーティストのほか、アマチュア演奏家や都民の演奏の場としても広く親しまれている。
迫力の演技を体感!演劇・舞踊のための<プレイハウス>
客席数834席、約60人規模のオーケストラピットを備えた<プレイハウス>は、館内の2階に位置する。舞台を額縁のように縁取った構造“プロセニアム形式”を採用しており、演劇・ミュージカル・舞踊などが主に上演されている。改修リニューアル後は、内装が木目調からレンガ造りへと一新され、重厚感あふれる雰囲気が漂っている。比較的コンパクトな劇場なので、舞台までの距離が近く、出演者を間近に感じ取ることができるのが魅力。
熱いステージを間近に!2つの小ホール<シアターイースト><シアターウエスト>
地下1階に並ぶように造られた2つの小ホール。入口に向かって左手側の<シアターイースト>は、約270席(レイアウト可変)のホール。束立組立により、エンドステージ、スラストステージ、センターステージなど自由な形式での舞台表現が可能となっている。観客参加型のイマーシブシアターなども上演され、演劇・舞踊を中心に利用。もう一方の<シアターウエスト>は“プロセニアム形式”の舞台を採用し、固定ステージとなっている。総客席数約270席(レイアウト可変)と小規模なため、役者の息遣いなど躍動感あふれる舞台を目の前で体感することができる。
<シアターイースト>の座席表を見る
<シアターウエスト>の座席表を見る
地下通路で駅直結!レストランや託児室も併設
4つのホールのほか、4つの展示スペース、大小の会議室やリハーサル室も併せ持ち、展示や講座・ワークショップなどの芸術活動も発信している東京芸術劇場。嬉しいのは、池袋駅から地下通路を通って、2b出口から直接劇場に行けること。また、鑑賞の記念にお土産などが購入できるアートショップや、各種レストランやカフェのほか、郵便局や託児施設まで完備。劇場と池袋の街を丸一日満喫できそう。
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東京芸術劇場
- スポット名
- 東京芸術劇場
- 電話番号
-
0353912111
0353912111
※代表
※9:00~22:00(休館日を除く)
- 住所
- 東京都豊島区西池袋1-8-1 Map
- 交通アクセス
- JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線「池袋駅」西口より徒歩2分(駅地下通路2b出口と直結)
- 総座席数
- <コンサートホール>1999席、<プレイハウス>834席、<シアターイースト>約270席(レイアウト可変)、<シアターウエスト>約270席(レイアウト可変)
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- 東京芸術劇場
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EDITOR/TOKYO METROPOLITAN THEATRE、WRITING/MEGUMI OGURA