帝国劇場で2018年11月25日まで上演されているミュージカル『マリー・アントワネット』。フランス革命へと向かう激動期のパリを舞台に、王妃マリーと庶民の娘マルグリット・アルノー、対照的な2人の女性の生きざまと、マリーとフェルセンの悲恋が美しくロマンティックに描かれた作品。そこで同作品を鑑賞してみると、想像をはるかに超えた心揺さぶる物語と感動が待ち受けていた!
華麗な王妃マリーとタフな貧民マルグリット。2人の女性の生きざまに思わずクギ付け
ストーリーは、フランス王妃マリーと下層階級の娘マルグリットという対照的な2人の女性を主軸にフランス革命が描かれていくのだが、そのどちらの生きざまも見事で思わずクギ付けになってしまう。夫を敬い、子どもたちを慈しみ、自由のないなかで懸命に生きたマリー、逆境に立ち向かう強さを持ち、心根の優しいマルグリット。クライマックスでは2人が見せる信念ある生きざまに共感し思わず涙。「真の正義とは」「この世界を変えるために必要なものは何か」と問いかけるエンディングも感動的。
かなわぬ恋、裏切り、家族愛、友情、運命・・・ドラマティックな物語がとにかく面白い
マリーとフェルセン伯爵の思いやりに満ちたかなわぬ恋、国王夫妻を失脚させようと企むオルレアン公の裏切り、最後までマリー一家に添い遂げるランバル侯爵夫人の友情、そしてマリーとマルグリットの数奇な運命。テンポよく展開されるストーリーにグングン引き込まれるうえ、キュンとしたりハラハラしたり、いろんな感情を刺激される。軽く笑えるユーモラスなシーンも随所に盛り込まれ、夢中で見入ってしまった。
日本を代表するミュージカル・スターたちが集結!圧巻の生演技、生歌は鳥肌もの
この日は、気品あふれるマリー役を笹本玲奈、パワフルなマルグリット役をソニンが熱演。マリーを一途に愛するフェルセン伯爵には、若手No.1イケメンで甘い歌声の古川雄大、オルレアン公には圧倒的な歌唱力で会場中の空気をつかむ吉原光夫と、日本ミュージカル界を代表するスターが集結。その演技力、オーラ、歌唱力を生で楽しめるのは、劇場ならでは。
3時間があっという間。豪華絢爛なステージで非日常感あふれるひと時が過ごせる!
舞踏会のシーンでは、豪華絢爛な宮廷できらびやかなドレスを纏ったマリーをはじめとする淑女と紳士が優雅に舞い、16世紀パリの貴族の世界へ迷い込んだかのような気分に。ベルサイユ宮殿の庭や森の中を馬車で逃げるシーンはプロジェクションマッピングで臨場感たっぷりに再現。舞台前方のオーケストラピットでの生演奏を含め、日常とはかけ離れた贅沢なひと時を体感できるはず。
ミュージカル『マリー・アントワネット』をディナーやパフェ付きでお得に予約
「帝劇へ行く」「ミュージカルを観る」といったハレの日の気分をたっぷりと味わえ、鑑賞後は「面白かった」「感動した」と余韻が残ったミュージカル『マリー・アントワネット』。11月25日まで上演しているので、迷っている方はぜひ観てみて。オズモールでは東京ミッドタウン日比谷の限定パフェやオムレツディナーが付いているなどのお得なプランをご用意。観劇とお食事でロマンティックな1日を過ごして。
帝国劇場 ミュージカル『マリー・アントワネット』
■あらすじ
18世紀、フランス。国王ルイ16世統治の下、飢えと貧困に苦しむ民衆を尻目に王妃のマリー・アントワネットを筆頭とする上流階級の貴族たちは豪奢な生活を満喫していた。
パレ・ロワイヤルで開催された豪華な舞踏会で、圧倒的な美しさを誇るマリーは愛人のスウェーデン貴族・フェルセン伯爵とつかの間の逢瀬を楽しむ。
夢のような舞踏会の途中、突然飛び出した貧しい娘・マルグリット・アルノーは民衆の悲惨な暮らしについて訴え、救いの手を求めるが、返ってきたのは嘲笑だけだった。マルグリットは貧しい人々に目もむけず、自分たちのことしか考えない貴族たちに憤りを覚え、やがて貧困と恐怖のない自由な世界を求め、フランス革命への道を歩み始める。
- スポット名
- 帝国劇場
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-1-1
- 交通アクセス
- 東京メトロ有楽町線「有楽町駅」B3出口より直結、JR「有楽町駅」国際フォーラム口より徒歩3分、都営三田線ほか「日比谷駅」より徒歩4分
- 公演日程
- 2018/10/8(祝・月) ~ 2018/11/25(日)
- 料金
- S席13500円、A席9000円、B席4000円
※未就学児入場不可
- ホームページ
- 『マリー・アントワネット』公式サイト
WRITING/NORIKO KAMON