22歳、久瑠美の社会人生活は遠距離恋愛の始まりでもあった。
彼氏と一緒にいたくて同じホテルチェーンに就職したのにまさかの地方配属。しかもホテルではなく系列会社が経営する田舎の「遊園地」で働くことに。嫌な仕事ばかりで心が折れる中、久瑠美を指導する上司の意図が分かり始めると久瑠美に変化が・・・。
仕事に行き詰まっているとき、恋愛優先の生活を変えたいときに観たい、波瑠&西島秀俊主演のハッピームービー。
「私、ゴミ拾いするために大学出たんじゃないですけど」ふてくされる波瑠に西島秀俊が笑顔で魔法をかける
ヒロイン・波平久瑠美は地方配属という現実にイライラしていた。
苗字の「波平(ナミヒラ)」を「ナミヘー」とみんなに呼ばれるのも嫌だし、園内のゴミ拾いも動物たちのフンの掃除もありえない! そんな久瑠美を演じるのは波瑠(27)。映画の前半、笑顔も凍っている波瑠が笑顔を取り戻して行く過程を楽しみたい。
そして西島秀俊(47)が「魔法使い」の異名を持つ久瑠美の上司・小塚(オズカ)を演じる。これまでクールな役、セクシーな役もこなしてきた西島の満面の笑顔がこんなにも見られる映画は貴重!
名前に隠された秘密。原作執筆の時点でヒロインは波瑠だった
原作は「海猿」シリーズなどで知られる作家の小森陽一が2015年に書いた長編小説「オズの世界」。
小森氏によると、もともとは男性の小塚を主人公にしようと思っていたが筆が進まず、視点を変えて大卒の新入社員をヒロインにすることに。どんな女の子にしようかと思ったときに、昔観た映画の中で髪が長く、色が白くて真っ直ぐな目をした女優さんが思い浮かび、それが波瑠だったそう! そこから主人公の名前も波瑠の漢字を取り入れた“波”平久“瑠”美になったのだとか。
そのため映画の製作陣も、久瑠美役には波瑠しか考えられなかった。
実際に行ける。熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」が舞台
撮影の全面協力をしてくれたのが、熊本県荒尾市にある“本物”の「グリーンランド」。 本来グリーンランドは年中無休の遊園地なので営業中にも撮影が行われ、実際のお客様が映らないよう大人数のエキストラにも園内で遊んでもらった。
ちなみに小塚のキャラクターも実際にグリーンランドで働いていたスタッフがモデルになっていて、関係者への取材を重ね、小説にはない小塚の実際のエピソードも映画に盛り込まれている。
映画を観るとグリーンランドに行ってみたくなるし、遊びに行ったことがある人は映画を見る楽しさが2倍に!
波瑠&西島秀俊が登場。キャストの舞台挨拶と公開前の映画が観られる「トレンド体験」に90名様ご招待
がんばるアナタにポジティブな魔法をかけるお仕事エンターテインメント、映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』。そこで映画公開に先駆けて10月16日(火)に行われる舞台挨拶付きプレミア試写会に、同じオズの世界をイメージしているオズモール読者をご招待するトレンド体験を開催します。主演の波瑠、西島秀俊のトークを直接聞き、そのあとに映画を観る。特別なひとときに刺激を受けるはず。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』
【あらすじ】
東京生まれ東京育ちの波平久瑠美は、こよなく都会を愛し、彼氏のトシ君を愛し、自分の今の生活に満足していた。就職先も「トシ君といつも一緒にいたいから」という理由だけで同じ超一流ホテルチェーンに。ところが、配属先は系列会社が経営する熊本県のローカル遊園地「グリーンランド」! 都会を離れ、彼氏とも遠距離になり、職場の制服はダサい上に希望した企画の仕事はさせてもらえず、園内のゴミ拾いばかり。泣きべそをかきながらトシ君に電話しても相手にしてくれない。久瑠美にとって最悪の社会人生活が始まった・・・。
- 監督
- 波多野貴文
- 脚本
- 吉田恵里香
- 原作
- 小森陽一「オズの世界」(集英社文庫刊)
- 出演
- 波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、戸田昌宏、朝倉えりか、久保酎吉、コング桑田、中村倫也、濱田マリ、橋本愛、柄本明
- 配給
- HIGH BROW CINEMA、ファントムフィルム
- 上映時間
- 1時間45分
- 公開
- 10月26日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
- ホームページ
- 映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』公式HP
©小森陽一/集英社©2018 映画「オズランド」製作委員会
WRITING/YUKO YASUDA