夫は平和で穏やかな夫婦生活を望んでいる。ところがある日突然それは始まった。家に帰ると妻が“死んだふり”をしているのだ。明日はどんな“死んだふり”だろう。一体どうして欲しいのか。妻の謎の行動が理解できずネット上に相談した実話が、コミックエッセイを経て映画に。榮倉奈々演じる妻・ちえの“死んだふり”がとてつもなくキュート! 好きなのに彼の気持ちがわからないとき、不安に感じる心をほぐすハートフルコメディ。
「妻はこの先どこに行きたいのか?全くわかりません。誰か教えてください」。あの伝説の投稿から8年。
当事者である夫、K・Kajunskyさんが「Yahoo!知恵袋」に投稿したのは2010年。「自分と同じような状況の方はいるのか。ほかの人は妻に死んだふりをされたらどう思うか」を知りたかったからだそう。それが「笑ってすっきりしました」「楽しい奥さんですね」など驚くほどの大きな話題に。コメントをくれた人からブログにすることを勧められ、「ちえ」という名前もブログで呼びかけた投票で決まった。その後、コミックエッセイが刊行、今作はそれをベースにオリジナリティ溢れるストーリーを作り上げた。
ワニに頭からガブリ、名誉の戦死など。榮倉奈々、15種類の死んだふりに挑戦!
なんと言っても大きなみどころは妻・ちえの「死にっぷり」(正確には死んだふりっぷり)。あるときは頭に矢が刺さり、またあるときはワニに食われ、とかなり凝った仕掛けに思わず笑ってしまう。毎日のことなので、死んだふりの道具は100均で買ったり手作りしたりと家計に響かないよう工夫しているちえ。夫のじゅんは、「ひとりで家にいるのが退屈なのかも」と、ちえにパートで働くよう勧めるが・・・。じゅん役の安田顕が“死んだふり”を発見するときのリアクションも楽しめる映画。
結婚のメリットって?夫婦ってなんだろう?じゅんとちえを取り囲むいろいろな夫婦のカタチ
今作にはいろいろな夫婦のストーリーが編み込まれている。じゅんの会社の後輩の佐野(大谷亮平)とその妻・由美子(野々すみ花)は一見、とても順調そうな共働き夫婦だが、由美子の中のモヤモヤが爆発寸前。じゅんの上司の蒲原(浅野和之)は自分の金を使って、妻と子供だけで旅行に行かれたとぼやく。そして、死んだふりがテーマだけに「本当に伴侶に先立たれた」者たちの物語があらためて心に響くのも今作ならでは。観終わったときには、今よりもっとポジティブに夫婦や結婚を捉えることができるはず。
結婚して間もなく3年が経とうとしているちえとじゅん。じゅんは再婚で、一度目の結婚がダメになったのが3年目のときだったことから、ちえと「3年たったら、これからも結婚生活を続けるかお互いの意志を確認し合おう」と約束していた。ある日、じゅんが会社から帰宅すると、リビングでちえが血を流して倒れていた。驚いて震える手で救急車を呼ぼうとしたら、ちえがむくっと起き上がり嬉しそうに笑った。「驚きましたか?」。その日から、じゅんが家に帰るとちえは必ず死んだふりをしているのだった。あるときはワニに喰われ、あるときは銃で撃たれ、またあるときは頭を矢で射抜かれ・・・次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、だんだん不安を覚え始める。さみしいだけなのか、なにかのSOSのサインなのか。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』舞台挨拶付き完成披露上映会
■日程: 5月15日(火) 18:30開演
■会場: 109シネマズ二子玉川
■舞台挨拶登壇者(予定):
榮倉奈々 安田顕 大谷亮平 野々すみ花 李闘士男監督
■ご提供プレゼント数: 50組100名様
※当日はキャスト・監督による舞台挨拶を予定しております。
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。
※当日はマスコミの取材が入る予定です。予めご了承ください。
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
- 監督
- 李闘士男
- 脚本
- 坪田文
- 原作
- 「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(作:K.Kajunsky 漫画:ichida/PHP研究所刊)
- 出演
- 榮倉奈々・安田顕・大谷亮平・野々すみ花・浅野和之・品川徹 / 螢雪次朗
- 配給
- KADOKAWA
- 上映時間
- 1時間55分
- 公開
- 6月8日より全国ロードショー