vol.02 驚くほど甘くてみずみずしい!新潟産枝豆のおいしさのヒミツを調査

枝豆好きの新潟県民は、「新潟の枝豆がいちばん」と誰もが口を揃える。作付け面積日本一ながら他県にあまり出回らないのは、消費量も日本一だから。新潟の食文化、枝豆のおいしさの秘密を探りました

更新日:2017/06/27

右ページコラージュ
(写真左)枝豆農家の吉野彰さん (写真右)うまみが凝縮された朝採りの枝豆は、毎日山盛りで家庭の食卓に並ぶ。弥彦むすめは、まだ寒い2月から作られ始める極早生品種。6月下旬からは露地栽培の品種が出回る

おいしすぎて県外に出回らない!?
新潟の枝豆がおいしい理由

県内で最も早く生産される「弥彦むすめ」の農家を訪れると、まさに収穫の真っ最中。「新潟では、5月中旬から10月上旬まで、収穫時期の異なる40品種以上が作られ、長期間にわたって新鮮な枝豆が食べられます」とは、枝豆農家の吉野彰さん。朝晩の寒暖差が大きく、じっくり育つため、甘くて食味のいい枝豆ができるのだそう。採れたてを塩茹でで食べてみると、枝豆のイメージが変わるほどのみずみずしさと甘みに驚く。栄養価が高く食物繊維も豊富で、お酒の肴にすると悪酔い防止にもなるという。生産地だからこそ食べられる新鮮な枝豆を味わいに、ぜひ訪れたい。

越後名物・わっぱ飯もいただける!
新潟の名店でおいしい枝豆を満喫

JR弥彦駅より徒歩2分、古民家を改装した「越後の味 やまぼうし」は、どこか懐かしく温かな雰囲気が漂うお店。看板メニューはダシ汁で炊いたわっぱ飯で、具材にはサケやイクラ、カニなど日本海の恵みが満載。地元農家から仕入れる枝豆は、さっと湯がいて天然塩をぱらり。素材の味が楽しめる。

◇越後の味 やまぼうし/TEL.0256-94-2470 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦1041-9 営業時間/11:30~14:00 17:00~22:00 不定休 予約可(夜のみ) カード不可 アクセス/JR弥彦駅より徒歩2分

「やまぼうし」
蒸して仕上げる、わっぱ飯(さけおやこ)1300円。塩茹での枝豆500~600円は9月頃まで
(写真左)枝豆のまぜごはん (写真右)枝豆の白あえ

枝豆農家の吉野彰さんに聞きました!
地元ならではのおいしい枝豆の食べ方

茹でて塩をふるだけでもごちそうだけど、ほかの食べ方も知りたい! そこで、枝豆のおいしい食べ方を、作り手の吉野彰さんに聞いてきました。どちらも簡単にできるものなので、新潟の旬の味を自宅で堪能して。

〇枝豆のまぜごはん
枝豆は塩茹でしてサヤから豆を取り出しておく。炊きあがったごはんに、枝豆、乾燥わかめ、塩こんぶを入れてさっと混ぜれば完成

〇枝豆の白あえ
豆腐を水切りして、荒くつぶす。カットして茹でたレンコンとニンジン、戻した乾燥ヒジキ、塩茹で枝豆、白ゴマを加えて混ぜたら、塩と砂糖で味付けを

「表参道・新潟館ネスパス」で
甘さが際立つ旬の枝豆を販売予定

表参道ヒルズにほど近い新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」では、6月下旬から新潟の旬の枝豆を販売予定。地酒や地ビールとともに、新潟の夏の味覚を東京・表参道で手に入れよう。
※写真はイメージです

◇物産販売・新潟食楽園(表参道・新潟館ネスパス1階) TEL.03-5775-4332 東京都渋谷区神宮前4-11-7 営業時間/10:30~19:30 無休

NIIGATA 食文化めぐり バックナンバー

オズマガジントリップとのコラボで、毎回新潟の豊かな食文化を紹介。新潟の特産食材や、その食材のお料理をおいしくいただけるお店、農家直伝のレシピなど、現地だけではなく、自宅でも新潟の食を楽しめる情報も発信していくのでお見逃しなく。

PR/新潟県
PHOTO/NORIKO YONEYAMA AYUMI OOSAKI WRITING/YOKO TAYAMA

  • LINEで送る
※記事は2017年6月27日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP