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現代アートの企画展や限定グッズも!開館5周年を迎えた「弘前れんが倉庫美術館」でアート旅

「記憶の継承」をコンセプトにした「弘前れんが倉庫美術館」が、この春開館5周年。100年前からある建物より発信される現代アートの企画展など楽しみながら、今だけの弘前アートトリップを!
更新日:2025/05/13
建築もアートも満喫できる美術館が開館5周年!
青森県の西部、津軽地方の中心都市・弘前。城下町として栄えた町にはレトロな洋館が点在するなど、古きよき時代の香りが残る。そんな弘前に、アートの拠点「弘前れんが倉庫美術館」が開館したのは2020年4月のこと。
約100年前に建てられ、酒造工場やシードル工場として活躍してきたレンガの建物を「未来につないでいこう」と、昔の姿を可能な限り残しながら改修。芝生広場に赤茶けたレンガがよく映え、建物そのものが巨大なアート作品にも見える。さらに、アーチ状のエントランスも、吹き抜けスペースも、レンガを積み上げた造り。空間そのものも特別感いっぱいだ。
美術館では、地元出身の現代美術家・奈良美智の立体作品《A to Z Memorial Dog》などを常設展示するほか、現代アートの展覧会を約半年ごとに開催。開館5周年記念展には、これまでの展覧会に登場したアーティストの作品も再集結する。美術館に隣接した、カフェ&ショップにも注目を。シードル醸造器が備えられた店内で、スイーツやお買い物を楽しみつつ、アート鑑賞の余韻に浸って。
弘前れんが倉庫美術館
ヒロサキレンガソウコビジュツカン
TEL.0172-32-8950
住所/青森県弘前市吉野町2-1
開館時間/9:00~17:00
休館日/火(祝の場合翌休)
アクセス/弘前駅より徒歩20分

【見どころ_1】建築がすごい!
改修設計は世界的建築家・田根剛が担当。美術館は外壁のレンガ積みを活かしながら、アーチ状のエントランスや金色のチタン屋根を施すなど、細部にまでこだわって改修。隣接の「cafe & shop BRICK」の建物は2020年築

【見どころ_2】りんごの町の名物グルメ
弘前は日本有数のりんごの産地。「cafe & shop BRICK」には、併設工房で醸造するシードルのほか、町の名物アップルパイも。りんご形のBRICKアップルパイ900円をぜひ
※メニュー内容と価格は変更になる場合があります
注目のイベントが続々!5周年記念トピックス
【TOPICS_1】有名アーティストも!5周年記念展を開催
奈良美智をはじめ、この5年間に弘前れんが倉庫美術館で企画展に参加した作家たちの作品が再登場。絵画や写真のほか、空間丸ごと楽しめるインスタレーションも公開。1期と2期で一部作品の入れ替えも行う。
ニュー・ユートピア ―わたしたちがつくる新しい生態系
津軽地方ではぐくまれた人々の営み、建物に刻まれた歴史などを振り返りつつ、現代の人々が作り出す生態系を考えてみようという展覧会。国内外約20組のアーティストの作品が登場し、若手女性作家3名の新作もお目見え
会期/1期:~7/7(月)、2期:7/11(金)~11/16(日)
料金/一般1500円
【TOPICS_2】特別なアート体験を。アートに浸るフェス
期間中は、大型ソフトスカルプチャーを公共のスペースに出現させるアーティスト・さとうりさの作品を屋外に展示。ほかにも、ナイトミュージアム、アーティストユニット・SIDE COREによるイベント、クリエイターの屋台、ワークショップなどで5周年を盛り上げる。
5周年!れんがひろばのアートフェス
開催期間/7/11(金)~ 13(日)
▽主なイベント
SIDE CORE イベント:7/12(土)
さとうりさによるワークショップ「からっぽ探検隊!」:7/13(日)14:00~15:00
ナイト・ミュージアム: 7/11(金)、12日(土)※20:00まで展示室開館
※イベントの詳細は公式HPをご確認ください

【TOPICS_3】限定グッズが登場!
開館5周年を記念する限定グッズとして、トートバッグ990円とポストカードを展開。デザインは、弘前れんが倉庫美術館のロゴも手がけているグラフィックデザイナーの服部⼀成が担当している。「cafe & shop BRICK」のショップにて販売。
館長・木村さんが語る5周年の楽しみとこれから

5年間を集約した企画展とこれからの美術館への思い
私たちの美術館では企画展を通して、弘前や東北の文化・歴史を取り入れた作品をアーティストとともに作りあげ、当館の収蔵品にしてきました。5周年記念展ではそのコレクションを中心に公開します。
開館時はすでにコロナ禍だったため、実は多くの方に見ていただくことがかなわなかった作品も。当館にいらしたことがある方も、初めて目にする作品を楽しめる機会になるはずです。当館は歴史的な建物の印象がとても根強いので、今後は「弘前れんが倉庫美術館と言えば、この作品、あの企画展」と思い出してもらえるコンテンツ作りにいっそう力を入れていきたいですね。そして、よりオープンな場に。鑑賞するだけではないアートの楽しみを発信するなどして、1日を過ごせる場所にしていけたらと思っています。
木村絵理子さん
横浜美術館主任学芸員を経て、2023年に弘前れんが倉庫美術館副館長就任。2024年4月より同館の館長を務める
弘前れんが倉庫美術館
ヒロサキレンガソウコビジュツカン
TEL.0172-32-8950
住所/青森県弘前市吉野町2-1
開館時間/9:00~17:00
休館日/火(祝の場合翌休)
アクセス/弘前駅より徒歩20分
PHOTO/MANABU SANO WRITING/JAM SESSION(MIE NAKAMURA)