ケラマブルーの海も満喫! 日帰り離島と那覇さんぽを楽しむ沖縄旅へ

ケラマブルーの海も満喫! 日帰り離島と那覇さんぽを楽しむ沖縄旅へ

真夏の沖縄も楽しいけれど、夏休み前のこの時期は穴場といえるシーズン。観光客が少なめだから、思う存分リラックスしたい旅にうってつけ。そんな旅には那覇を拠点に、日帰りでのんびり離島時間も満喫する沖縄トリップを。今回はオズレポーターズの@asuka_violaさんが、沖縄離島の玄関口・泊港(とまりこう)に近い「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」に滞在し、ケラマブルーの海が広がる渡嘉敷島と那覇をめぐった2泊3日の旅をお届け。

更新日:2024/05/30

ケラマブルーの海に癒される離島時間

約160の島からなる沖縄県。うち有人島は48島。実は本島から日帰りできる島も多くあるんです。その中から渡嘉敷島を選んだのは、泊港から高速船で40分という近さと、慶良間諸島の周辺に広がる世界屈指の美しさというケラマブルーの海を見たかったから。

渡嘉敷島では、まず予約していたシュノーケリングツアーでケラマブルーを海中から体験。潜ってみると、かなりの確率で会えると聞いていたウミガメに期待通りに遭遇。ゆうゆうと泳ぐウミガメに、かわいい魚やサンゴ礁たち。海中にはおとぎの国のような光景が広がっていました。

午後からは阿波連ビーチでひたすらのんびり。感激したのが、写真でしか見たことがなかったケラマブルーの青さが想像以上だったこと。白い砂浜、岩場、展望台と見る場所によっても、陽射しや時間帯によっても表情を変えていく、きらめく青さに見惚れるばかり。いつの間にか、頭の中が空っぽになっていました。どこか懐かしく和やかな雰囲気の阿波連ビーチ周辺の散策も楽しかったし、青空の下で食べた、フードトラックのタコライスやスムージーも忘れられないおいしさ。心も体もゆるむ気持ちのいい島時間に。

グルメにスイーツ、お買い物も。ローカル感たっぷり那覇さんぽ

今回の旅でもうひとつ楽しみたかったのが那覇の町歩き。ローカル感が漂うホテル周辺エリアでは、地元で人気の「ピパーチキッチン」で、八重山諸島のスパイス・ピパーチを使用したハンバーグや島野菜をランチで味わい、昨秋オープンして話題の「THANKs BREAD and DONUTS」ではふわもち&軽い食感のドーナツをテイクアウト。ローカルに浸りながらのさんぽを楽しみました。

さらに飲食店や土産店がずらりと並ぶ那覇のメインストリート・国際通りを歩いて、ホテルのフロントで教えてもらったジェラートを食べたり、琉球王国時代に産地として発展したといわれる“壺屋やちむん通り”で器屋さんめぐりをしたり(やちむんとは沖縄の言葉で焼き物のこと)。

そして、「ピパーチキッチン」の店主が国際通り近くに開いたというショップ「イーヤーサーサ」を訪れてみることに。店内にはやちむんのイメージを覆すような個性的な器たち。偶然居合わせた作家の方たちとのおしゃべりにも刺激を受け、コーヒーカップを購入。旅は一期一会・・・そんな言葉を頭に巡らせつつ、町歩きを締めくくり。

朝食やラウンジに大満足! くつろぎのホテルステイ

今回、滞在した「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」は、那覇空港からタクシーで約10分、離島の玄関口・泊港や、お買いものに便利な国際通りも徒歩圏内。旅の拠点に申し分ないロケーションでした。ロビーの吹き抜け空間には、琉球ガラスのカラフルなオブジェがきらめき、心を晴れやかにしてくれる。沖縄の太陽をイメージしたオレンジ色を配した客室はゆったり気分でくつろげ、旅の疲れをその日のうちにすっかり癒してくれました。

なにより嬉しかったのが、沖縄料理、和・洋食など約50種の手作りメニューが揃う朝食ブッフェ。具材を好みでアレンジできる沖縄そば、パンケーキと相性のいい自家製のパイナップルバターや黒糖バター、ナン+温泉卵+チーズで自分で作るクロックムッシュといったこのホテルならではの品々が目白押し。そのうえ日替わりメニューも揃うので、2泊3日の滞在では制覇できない充実ぶり。離島旅や町歩きに備えてしっかりおなかを満たせて、朝から元気いっぱいに!

ほかにフロント脇のラウンジもお気に入りのスペースに。シックでおしゃれなインテリアも絵になる雰囲気。フリーで飲めるシークワーサージュースを味わい、これから行くエリアの下調べをしたり、ガイドブックを読んだり・・・。カフェみたいに過ごせたから、ホテル時間がよりリラックスして楽しめて大満足でした。

【渡嘉敷島GUIDE】ゆるりと楽しむ渡嘉敷島のスポット&アクティビティ

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BEACH■ウミガメと会えるかも!渡嘉敷島屈指の美しいビーチ

船の発着時間に合わせて渡嘉敷港からバスが運行する島のメインビーチのひとつ。全長800mの白い砂浜にケラマブルーの海がよく映える。ウミガメの産卵時期でもある5~8月は、ウミガメがビーチに姿を現すこともあるとか。ビーチの入口には海の家が並ぶ。

阿波連ビーチ

あはれんビーチ
TEL. 098-987-2333(渡嘉敷村役場 観光産業課)
住所/沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連
営業時間/終日

GOURMET■オリジナルのタコライスが絶品

島に移住した神奈川県出身の店主が開いたフードトラック。沖縄のソウルフード・タコライス900円は、8種のスパイスで作る香ばしいタコミートがおいしさのポイント。クリスピーかつスパイシーな衣が美味なフライドチキン・とかチキ400円、ドラゴンフルーツなど全6種揃うスムージー600円も島時間のお供に。

とかチキパーラー

TEL.なし
住所/沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連124
営業時間/10:00~16:00(変更の場合あり)
定休日/不定休 ※晴れた日のみ営業

ACTIVITY■ヨットでちょっとリッチにシュノーケリング

島内の海と陸のガイドを行うショップ。人気は、島で唯一ウミガメが暮らすポイントまでヨットで行く、ウミガメと泳ぐシュノーケリングツアー7700円。海が濁ってなければ99%の確率でウミガメに会えるそう。ガイド付きなので初心者でも安心を。渡嘉敷港からツアーの出発点となる阿波連ビーチへの送迎付き。

アイランズトリップ

TEL.098-896-4522
住所/沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連176
営業時間/9:00~17:00 シュノーケリングツアーは10:30~12:30(要予約)
定休日/不定休

【那覇SPOT GUIDE】沖縄ならではのグルメや器などの町歩きスポット

GOURMET■沖縄のスパイスがクセになる料理の数々

石垣島出身の池城さん夫妻が営むカフェ食堂。焦がしチーズのハンバーグ定食(ドリンク・デザートセット)1870円のハンバーグにも、月桃花のアイスにも、八重山諸島のスパイス・ピパーチを使用。香り高く、深い味わいに沖縄のおいしい恵みを再発見できる。ディナーでは定食のほかアラカルトも登場。

ピパーチキッチン

TEL. 098-988-4743 
住所/沖縄県那覇市西2-6-16
営業時間/11:00~15:00(14:30LO) 17:30~21:00(20:30LO)
定休日/火のディナー、水

YACHIMUN・OMIYAGE■作家ものの器や沖縄の食が並ぶ新店

2024年5月15日にグランドオープンしたばかり。店内には本島では手に入りにくい離島の塩、ジャム、お菓子などのほか、県内の作家約20名の器がずらり。店に作家が常駐していることもあるので、コミュニケーションも楽しみに。店内には好みの器を選んでコーヒーやデザートがいただけるカフェスペースも。

イーヤーサーサ

TEL.098-880-3522
住所/沖縄県那覇市牧志2-17-44
営業時間/11:00~17:00
定休日/水

SWEETS■初めての食感の新しい沖縄ドーナツ

昨年9月、リノベーションしたスナックビルに誕生。国産小麦と沖縄産の黒糖で作られる黒糖ドーナツ280円など、全8種のドーナツは驚くほどの軽い口当たり。甘みもほどよく、何個でも食べられそう。ビル1階のワゴンではテイクアウト、5階の店内ではイートインができるので散策合間のひと休みにも。

THANKs BREAD and DONUTS

サンクス ブレッド アンド ドーナツ
TEL. 050-8892-9788 
住所/沖縄県那覇市東町18-4 東町ビル5F 5B
営業時間/11:00~18:00 土・日・祝10:00~17:00
定休日/火

【拠点ホテルGUIDE】泊港が徒歩圏内! 離島旅+那覇町歩きに最適なホテル

1人旅やグループ旅にも!朝食も充実のシティホテル

離島行きの船がでる泊港が徒歩圏内の上、那覇空港からモノレール・ゆいレールでもアクセスできるホテル。客室はシングルからツイン、ジュニアスイートまで9タイプ。市内には意外と少ないという4名で利用できる客室があるため、グループやファミリー旅にもぴったり。朝食ブッフェのほか、フリードリンクの宿泊者専用ラウンジ、スパ(有料)などもあり、快適なステイがかなう。

沖縄ナハナ・ホテル&スパ

■離島旅におすすめのプラン
【2連泊割】2連泊でお得にステイ(朝食ブッフェ付) スタンダードツイン2名1室1名7100円~

■DATA
TEL.098-866-0787 
住所/沖縄県那覇市久米2-1-5
アクセス/羽田空港より那覇空港まで飛行機で約2時間50分。那覇空港よりタクシーで約10分、またはゆいレール那覇空港駅より約10分の旭橋駅下車徒歩5分


渡嘉敷島+那覇町歩きを楽しむ沖縄2泊3日旅 モデルコース&離島へのアクセス

■モデルコース

1日目 沖縄の町歩きを楽しむ
14:00 ホテルにチェックイン
14:30 那覇の町歩きへ。ドーナツでおやつ時間
15:30 壺屋やちむん通りでやちむん(器)探し 
18:00 ホテル周辺~国際通り付近で夕食

2日目 離島・渡嘉敷島でのんびり休日
07:30 ホテルで朝食後、泊港へ
09:00 泊港からフェリー出航
09:40 渡嘉敷島に到着
09:50 バスで阿波連ビーチへ
10:30 シュノーケリングツアー(所要時間2時間)
13:00 とかチキパーラーでランチ
14:00 阿波連ビーチでのんびり
16:50 バスで渡嘉敷港へ。港付近を散策
17:30 渡嘉敷港を出向
18:10 泊港に到着
19:00 ホテル周辺~国際通り付近で夕食

3日目 国際通り付近を散策してお買い物
09:00 ホテルで朝食
11:00 ホテルチェックアウト
11:10 ホテル周辺~国際通り付近でお土産ショッピング
14:00 ホテルで荷物ピックアップして空港へ



■渡嘉敷島へのアクセス・めぐり方

【アクセス】泊港から出港する高速船「マリンライナーとかしき」は、朝と夕方に1便ずつ、1日に計2便運航(夏季は増便の場合あり)。本島から日帰りするなら、行きは泊港9:00発、帰りは渡嘉敷港17:30発の高速船の利用を(10~2月は運航時間が異なる)。泊港~渡嘉敷港は約40分で、日帰りでも約8時間島に滞在できる。

【めぐり方】船の発着時間に合わせて、渡嘉敷島から阿波連ビーチ行きの観光バスが運行。阿波連ビーチの周辺は島内で最も多く飲食店が集まり、アクティビティも充実するエリア。アップダウンのある島内を周遊するのはレンタカーかレンタルバイクが必須となるため、島に着いたらバスで阿波連ビーチを目指し、ビーチとその周辺で過ごすのがおすすめ。

PHOTO/NORIKO YONEYAMA WRITING/MIE NAKAMURA MODEL/@asuka_viola (オズレポーターズ)

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※記事は2024年5月30日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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