異国情緒あふれる長崎が幻想的な光に包まれる!「長崎ランタンフェスティバル」が1/22から開催

2022年に西九州新幹線が開業した話題の長崎は、鎖国時代に唯一貿易を許された中国とオランダの文化が混じり合う、独自の“和華蘭文化”が魅力。居留地時代の洋風住宅が立ち並ぶ東山手エリアや中国様式の建物が残る唐人屋敷跡など、異国情緒あふれる街並みはまさに長崎ならでは。そんな長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」が3年ぶりに開催される。ランタンの光に浮かぶ幻想的な風景を目当てに、長崎旅へ。

更新日:2022/12/26

冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。極彩色の灯りに彩られ、街全体がフォトスポットに

中国の旧正月を祝う春節祭を起源とする大人気イベント「長崎ランタンフェスティバル」が2023年、3年ぶりに開催される。約15000個もの極彩色のランタン(中国提灯)や最大10mにもおよぶオブジェが長崎市内の中心部を彩り、幻想的な景色が出現。異世界へ迷い込んだような摩訶不思議なムードに包まれながら、異国情緒に満ちた長崎の魅力を濃密に堪能できる。会場ごとにランタンの色合いやムードが異なるので、徒歩や路面電車で巡ってお気に入りの場所を見つけたい。

また皇帝・皇后の御輿を中心に、約150人が鮮やかな中国衣装を身にまとって行進する「皇帝パレード」、長崎に入港した唐船の乗組員たちが行なっていた行列を再現した「媽祖(まそ)行列」も見もの。中国の歴史映画から抜け出してきたような迫力のパレードを楽しもう。

2023長崎ランタンフェスティバル

期間/2023/1/22(日)~2/5(日)
場所/長崎県長崎市新地中華街、観光通りアーケード、中央公園 他
※「皇帝パレード」は1/28(土)、2/4(土)14:00~16:30(予定)
※「媽祖(まそ)行列」は1/29(日)13:00~15:45、2/5(日)13:15~16:00(予定)

フォトジェニック度ナンバー1とも。ランタンの灯りに浮かぶ眼鏡橋の美しさ

ふたつのアーチが川面に映った姿がまるでメガネのように見えることから名付けられた「眼鏡橋」。日本最古のアーチ式石橋で、東京「日本橋」、山口「錦帯橋」とともに日本三名橋とされる風情ある佇まいに魅了されるはず。ここにきたら楽しみたいのが、川に沿って続く石壁にひっそりと存在する“ハートストーン探し”。見つけられたら恋がかなうとのウワサなので、川沿いを散策しながら探してみて。

長崎ランタンフェスティバルの期間中はさらに美しい眺めへと変貌。川を横切るようにいく列も吊るされた黄色のランタンの灯りが水面に反射して、フォトジェニック度ナンバー1とも称される神秘的な光景が現れる。感動すること間違いなしの絶景を目に焼き付けたい。

圧巻の伝統美と壮麗さ。フェスティバル期間中は毎日公演される変面ショーや、媽祖行列の演舞も必見

孔子の遺品を納め祀るため、1647年に創建された日本で唯一の本格的中国様式の霊廟(れいびょう)、「長崎孔子廟」。極彩色で彩られた絢爛豪華な建物に、ずらりと並ぶ石像も圧巻。「中国歴代博物館」には国宝級の貴重な文物の展示も。なかでも人気を集めているのが、お面が瞬時に変わっていく伝統芸能・変面ショー。その仕掛けは国家機密とされる、鮮やかな手さばきはまさに神業なのでお見逃しなく。

フェスティバルの期間は、色鮮やかな建物がランタンの光に浮かぶ絶好のフォトスポットになるほか、媽祖行列のスタート&ゴール地点でもあり、パレードの前後には中国の伝統衣装を身につけた演者による勇ましい演舞も楽しめる。また期間中は人気の変面ショーも毎日公演。奥深い中国文化に触れてみて。

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WRITING/EMIKO OKAZAKI

※記事は2022年12月26日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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