PR/フィリピン政府観光省
フィリピン大使公邸のティータイム。ジェニーさんの南国スイーツ物語
なかなか海外旅行に行けない今、南国リゾートへの憧れは募るばかり。そこで今回は、ジェニーさんこと、フィリピン政府観光省東京支局の山本ジェニファーさんと一緒に、歴史的建造物にも指定されているフィリピン大使公邸へ。通常は入ることができないモダンな洋館で、日本からの旅行でも人気が高いフィリピンについて、ティータイムを楽しみながらお話を伺いました。
更新日:2021/04/08
美しい自然と、多様な文化に恵まれた常夏の島
フィリピンの魅力は?と尋ねると「いっぱいありすぎて、どこから話そうか迷ってしまいます」と笑顔を見せるジェニーさん。
なんといっても、美しい海をはじめとする豊かな自然環境。また、スペインやアメリカの植民地であった歴史背景や、大小7600以上の島々に80以上の民族が存在することから、多様な文化が育まれているという。
「フィリピンと日本の関係も長い歴史があるんですよ。江戸時代には幕府から迫害されたキリスト教信者がフィリピンへ亡命したり、1910年代には多くの日本人がフィリピン南部のダバオに入植してマニラ麻の栽培を行っていました。今もたくさんの日本人や日系人の方が暮らしていますし、多くのフィリピン人は日本のことが大好きです」
現地では味噌や豆腐を料理やスイーツに使うなど、食文化も共通点があるよう。
「フィリピン料理やスイーツは、きっと日本の皆さんも大好きな味だと思います。ぜひ召し上がってみてくださいね!」
STORY1:フィリピンの濃厚プリン「レチェフラン」はどうやって生まれた?
食材を無駄にしないアイデアから生まれたプリン
近頃日本でも固めのプリンが人気だけど、フィリピンを代表するスイーツ「レチェフラン」は、さらにその上を行く、ねっとりと濃厚な味わいが特徴のプリン。スペイン語でレチェ=ミルク、フラン=プリンを意味するように、もともとはスペイン統治下にあった16~19世紀頃に生まれたお菓子。キリスト教の布教が盛んになり、教会を建てる際に卵白を接着剤の代わりに使っていたことから、残った卵黄を使い切るために作られたのが始まりだといわれている。フィリピンの大人も子どもも大好きで、お祝い事には欠かせないメニューのひとつだそう。
おうちでも作れる!レチェフランの簡単レシピ
【材料】 作りやすい分量
レチェフラン:卵黄10個分/コンデンスミルク1缶(397g)/エバミルク1缶(411g)
カラメルソース:砂糖80g/水大さじ2
【作り方】
1.カラメルソースを作る。鍋に水、砂糖を入れて中火で熱し、カラメル色になるまで煮詰める。
2.カラメルソースは熱いうちに型に入れる。
3.卵黄、コンデンスミルク、エバミルクをボウルで混ぜ合わせる。
4.3を型に流し入れ、トレイに水を張った170度のオーブンで45分蒸し焼きにする。
※フィリピンでは専用の型が売られているけれど、ケーキ型など耐熱容器ならなんでもOK。オーブンがない場合は、蒸し器でも◎。
卵白を使っているかも?レトロな教会が建ち並ぶ旧市街
高層ビル群が目を惹くフィリピンの首都マニラには、スペインの植民地時代に建てられたものをはじめ、多くの教会が並んでいる。なかでもおすすめは、イントラムロス周辺。フィリピン最古の石造りの教会で、世界遺産にも認定されている「サン・アグスチン教会」や、マニラのカトリックの本拠地でもある「マニラ大聖堂」などがあり、歴史を感じさせる美しい街並みを徒歩やタクシーでめぐることができる。
STORY2:Bean to BarならぬTree to Bar!500年の歴史を持つチョコレートの話
カカオの名産地ではドリンクで楽しむのがお好き
16世紀頃からカカオの栽培が行われているフィリピンでは、現在もカカオの生産やチョコレートの製造が盛んに行われている。もちろん、人々の生活にとって、チョコレートはなくてはならない存在で、ローストしたカカオ豆をタブレット状にした「タブレア」をミルクに溶かしてチョコレートドリンクとして飲んだり、タブレアをもち米と一緒に煮込んだお粥「チャンプラード」は朝ごはんの定番。
近年では、カカオの栽培からチョコレート製造までを一貫して行う“Tree to Bar”スタイルのオーガニック農園が登場するなど、世界各国で高い評価を得ているという。
日本でも購入可能。極上のフィリピンチョコレート
ダバオの契約農家で栽培された上質なカカオを原料に、買い付けから焙煎、成型、ラッピングにいたるまで、すべてを行っている「AURO Chocolate(オーロチョコレート)」。カカオ本来のおいしさを引き出した、個性豊かな味わいは、国際的なチョコレートコンクールでも高い評価を得ている。このほか、カカオはもちろんのこと、フィリピンで収穫された原材料だけを使うことにこだわりを持つ「THEO&PHILO(テオアンドフィロ)」はマンゴーやココナッツなど南国・フィリピンならではのフレーバーもおすすめ。
フォトジェニック!体験型のチョコレート博物館
2017年にはカカオの名産地として知られるダバオに、フィリピン初のチョコレート博物館「マラゴス・チョコレート・ミュージアム」がオープン。ミュージアムでカカオの歴史や文化が学べるほか、オリジナルフードやドリンクが楽しめる。なかでも注目は、併設するカカオファームから収穫したカカオで作る、Tree to Bar体験。形やブレンドする素材を選んで、世界にひとつだけのチョコレートを作ることができる。
STORY3:フィリピン発祥のストリートスイーツは、日本でも注目の的!
上から下まで“ハロハロ”して召し上がれ!
かき氷の上に、甘い煮豆やジャックフルーツ、ナタデココ、蒸したバナナなどさまざまな具材とアイスクリームをトッピングしたハロハロは、常夏の島・フィリピンのひんやりスイーツ。日本でもコンビニでその名は知られているけれど、もともとは、日本から輸入された小豆をフィリピン人がおいしく食べられるようにと考案されたのだとか。写真はバニラアイスクリームだけれど、現地ではマンゴーや紫色の山芋「ウベ」のアイスクリームも人気。タガログ語で“混ぜこぜ”という言葉の意味どおり、豪快に混ぜ合わせて、口いっぱいにほおばるのがおいしい。
ふわふわ豆腐のあったかスイーツ「タホ」とは?
豆腐に黒糖シロップやタピオカを乗せていただく「タホ」も、フィリピンでは定番。こちらは温かいスイーツで、日本のおぼろ豆腐にも似たなめらかな口当たりの豆腐と、黒糖のコクのある甘さ、タピオカの独特の食感が絶妙にマッチ。現地では朝ごはんやおやつに食べることが多く、ジェニーさんによるとくせのない味わいの豆腐とタピオカ、黒糖があればすぐにできるとのことなので、今後日本でもブームの予感。
南国リゾートでストリートスイーツを楽しもう!
ハロハロやタホをはじめ、フィリピンのストリートスイーツを楽しむなら、フィリピン随一のビーチリゾート・セブ島への滞在がおすすめ。リッチな高級リゾートホテルだけでなく、リーズナブルに宿泊できるカジュアルな宿泊施設も点在しているから、予算や気分に合わせて選べるのが嬉しい。ダイビングやパラセイリングなどのマリンアクティビティも充実。思い切り遊んだ後は甘~いスイーツを食べてひと休みを。
次の旅はフィリピンに行きたい!観光情報はこちらをチェック
東京から約4時間半と好アクセスのフィリピンは、一年を通して温暖な気候に恵まれているから、いつ訪れてもベストシーズン。フィリピン政府観光省の公式サイトでは、そんなフィリピンのさまざまな観光情報を紹介している。おすすめの観光スポットやグルメをはじめ、旅に役立つ情報も満載。今はまだ海外旅行は難しいけれど、状況が落ち着いたらぜひ行ってみたい!
今回訪れたのは、戦前から残る名建築
フィリピン大使公邸
フィリピン初の国外国家的歴史建造物にも指定されているフィリピン大使公邸。和洋折衷のモダンな建物は1935(昭和10)年に、安田財閥の安田岩次郎の住居として建てられたもので、安田氏の姪にあたるオノ・ヨーコが幼少期をこの場所で過ごしたことで知られている。現在ここで暮らしている駐日大使ホセ・カスティリョ・ラウレル5世閣下は、お父様が大使を務めていた幼少期にもこの場所で過ごしたそう。
料理協力/ニューナナイズ
PHOTO/YUKO CHIBA WRITING/MINORI KASAI