栃木県・小山市/採れたてイチゴを求めて
更新日:2020/03/10
今が旬!ジューシーで甘~いイチゴを召し上がれ
国内有数の収穫量を誇るイチゴ王国・栃木県。なかでも関東平野のほぼ真ん中に位置し、思川(おもいがわ)などが流れる自然豊かな小山市は、イチゴ栽培が盛んな土地として知られている。「冬でも晴天が多く、日照時間が長いんです。さらに、寒さが厳しいため果実が糖分を蓄える。そんな気候のおかげで甘いイチゴを育てられるんですよ」そう教えてくれた「いちごの里」の大門良文さん。彼が栽培するのは、スカイベリーととちおとめだ。
「スカイベリーはほとんどが3L(25g)サイズ以上の大果です。果肉が黄色がかっていて、甘みと酸味のバランスがよく、とてもジューシー。一方、とちおとめは小粒ながら甘みが強く、酸味がほどよい。味のバランスがよい王道のイチゴです」 水分が多いイチゴは、収穫と同時に鮮度が落ちはじめてしまうそう。そのため、本来のおいしさを味わえるのは採れたてだけ。畑でいただくと、スカイベリーはリンゴ、とちおとめは桃のような芳醇な味わい。今までの概念が覆るおいしさに言葉を失ってしまうほど。いちごの里では5月末までイチゴ狩りを楽しめるので、採れたてを味わいに出かけよう。
採れたての3種類を食べ比べも!この時期だけのイチゴ狩りに出かけよう
いちごの里
真っ白なホワイトベリーのほか、新種を含む3種類のイチゴを150棟のビニールハウスで栽培する。イチゴ栽培が県内一の規模を誇るこちらでは、このあたりでも珍しいスカイベリー狩り(30分食べ放題)が人気。 夏から秋にかけて、桃狩りなども楽しめる。
DATA
TEL.0285-33-1070
住所/栃木県小山市大川島408
営業時間/いちご狩り 平日10:00~、11:00~、13:00~、14:00~ 土・日・祝10:00~12:00(9:30~受付)、12:30~15:00(最終受付)
いちご狩り実施期間 /12月~5月 ※期間中無休
料金/スカイベリー狩り1600~2100円、とちおとめ狩り1300~1700円(ともに30分食べ放題、持ち帰り不可。料金は時期により異なる)
予約/要 ※完全予約制
アクセス/JR小山駅よりおーバスで約25分、いちごの里下車すぐ
卵ぐらいのサイズのスカイベリー。ボディは赤、先端が黄色いものがおいしい印。先端がいちばん甘いので、ヘタの部分から食べるのがおすすめ
広大な園内には、限定スイーツやスカイベリーのジャムなど、おみやげを購入できるマルシェやレストランも
栃木県が誇るイチゴの高級ブランド、スカイベリー。ひと口では食べ切れないくらいの大きさとみずみずしさに感動
イチゴ狩りの後はおいしいお土産探しも。小山の名産が揃う「道の駅 思川」へ
地元産の旬の野菜から工芸品まで、おやまブランドが揃う道の駅。名産品が並ぶコーナーと、栃木県産の小麦粉イワイノダイチを使用したうどんなど、名物を味わえる食事コーナーがある。これからの季節は、テイクアウトもおすすめ。芝生が広がるワイワイ広場やテラス席で食べれば、ピクニック気分が楽しめそう。
道の駅 思川
みちのえき おもいがわ
TEL.0285-38-0201(代表)
住所/栃木県小山市大字下国府塚25-1
営業時間/9:00~19:00 9~3月 9:00~18:00(店舗により異なる)
アクセス/JR小山駅よりおーバスで約15分、道の駅下車すぐ
いちごの里の姉妹店「いちごの里 道の駅 思川店」も
裏手にはワイワイ広場が
地元で育てられた季節の花々や旬の野菜、果物など、名産品が揃う「小山物語館」
銘柄豚を使うおとんのしょうが焼き定食935円は「小山食堂さくら」で
酪農家のジェラート専門店「アイス工房 カウベル」の名物ははとむぎ味
地粉を使う開運小山うどん半生うどん250円ととまと汁324円
小山駅までのアクセス
■東京から:JR東京駅より東北新幹線なすのほかで約40分
■大阪から:JR新大阪駅より東海道新幹線 のぞみでJR東京駅まで約2時間30分。JR東京駅で乗り換え、東北新幹線なすのほかで約40分
巡り方のアドバイス
小山市内をめぐるなら小山市コミュニティバ「おーバス」を利用しよう。主に小山駅を出発点とし、市内各所を結ぶ。乗車料金は200円均一。バスの時刻表は小山市役所のHPでチェックして
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PHOTO/AYA MORIMOTO WRITING/AKI KOTAKE