【大分県】雄大な自然と、おんせん県おおいたを代表する人気の町、由布院を2泊3日で体験
日本一の温泉湧出量でも知られる大分県。なかでも由布市は、国内有数の温泉地でもある由布院温泉を擁した人気スポット。でも、この町の豊かさは、横道や奥の方に行くほどにわかってきます。喧騒を離れて歩を進めれば、そこは山間の雄大な大自然に囲まれた、人々が大切に守り継いできた暮らしと、物語に迷い込んだような場所。今回はお隣の九重町まで足を延ばして、この大自然のパワーを体験する旅に東京女子部と出かけてきました
更新日:2019/08/22
迫りくる大自然の連続に、地球の力を感じる旅
九州の屋根と呼ばれるくじゅう連山の麓にある九重町と、同じく九州を代表する名峰由布岳に守られた山間の町、由布市。山々に囲まれた大分県西部地域の旅は、いつもは意識することのない、地球のパワーや自然の美しさを全身で感じられる旅になりました。もちろん、おんせん県おおいただけあって、温泉の質も町歩きも大満喫。なかでも、由布院のまちは観光客に愛されるだけでなく、まちづくりのモデルケースとして参考にされている理由も、少しだけわかったような気がしました。
2泊3日の由布市・九重町の旅プラン
1日目
羽田空港→福岡空港
博多駅発 ゆふいんの森号に乗車
由布院駅 着
「由布市ツーリストインフォメーションセンター ~YUFUiNFO」を見学
「La Verveine」で昼食
「観光辻馬車」に乗車
由布院の町を散策
「由布院 いよとみ」に宿泊
2日目
「雨乞」を散策
「男池」を散策
由布院の町を散策、昼食
「小松地獄」を見学
「旅館秀月」に宿泊
3日目
「タデ原湿原」を散策
「九重“夢”大吊橋」を体験
「農家レストランべべんこ」で昼食
「ミルクランドファーム」でジェラート体験
福岡空港→羽田空港
1日目_田舎の素朴さとセンスが共存する稀有な温泉の町、由布院を散策
40年前から現役。観光辻馬車にはぜひ乗ってみて
由布院の町の風物詩でもある観光辻馬車は、40年も前からこの町をめぐり続けています。車のドライバーも馬車優先。道行く人たちが手を振って挨拶を交わすのは、この町の日常的な光景です。「心地良い風を感じながら馬車を操るお兄さんが由布院の町の説明をしてくれました。地元愛や馬への愛情が伝わってきて、一気にこの町が好きになりました。絶対に体験してほしいアクティビティのひとつです」(@wakako0408さん)「乗馬はしたことがありますが、馬車は初めて。ヒヅメの音を聞きながら町を散策するのが、非日常的でした」(@lynn.lynn5さん)
由布院の旅は、到着からすでに非日常。ヨーロッパの教会を模したという駅舎は、建築家磯崎新の設計によるもの。そして昨年完成したツーリストインフォメーションセンターは、大分県立美術館の設計でも知られる坂茂の作。中世の聖堂のように入り組んだ内装は、訪れる人をやさしく迎えてくれます。「YUFUiNFOは旅の図書館と言われているように、色々な情報収集もできる場所。無計画で来て、ここで休憩しがてら、旅のプランを考えられていいと思います」(@nakamuraamさん)
駅近くに佇む一軒家の隠れ家フレンチ。コストパフォーマンスと野菜の美味しさに驚愕。「お料理の盛り付けやお皿にもこだわっていてよかったです。料理はどれも美味しかったですが、お野菜の美味しさがとくに際立っていて、アスパラを使用したお料理が絶品でした」(@nakamuraamさん)。「盛り付けや食器にも拘られていて、お洒落で女子が写真を撮りたくなる素敵なお店でした。大分産の野菜をたっぷり使ったメニューは、野菜嫌いな私も驚きの美味しさ」(@wakako0408さん)
由布院には、高級宿から民宿まで、個性豊かで質の高い宿が揃っています。「フロントから館内まで新しく清潔。お部屋は広くシンプルでした。お部屋のお風呂がついていたのは、とても良かったです。(@nakamuraamさん)「シンプルな客室内でしたが、綺麗で清潔感があり良かったです。スマホで空き状況を確認できたり、露天風呂以外は24時間入浴可能なのは利便性が良いと感じましたが、お湯が熱いので注意。朝食はビュッフェの種類が豊富で、だんご汁も提供されて満足です」(@yuuka0829さん)
2日目_幻想的な景色が広がる、大自然の中へ出発!
空が近い!由布院盆地を見渡す絶景スポット
由布院の町から車を走らせること10分。駐車場のある展望台をスルーして、さらに車で走った先に、絶景のビュースポットがありました。雄大な由布岳の麓に広がる草原と小さな盆地の町、由布院は、まさに山間の隠れ谷のような趣。「展望台より更に上まで進んで、雨乞からの絶景を見ました。馬車に乗りながら眺めた由布院の景色を、別の角度から見ることができて面白かったです」(@wakako0408さん)。「ここはまさに絶景スポット! アクティブな旅にぴったりです。バイカーさんが一人旅をしていて、そういう楽しみ方も素敵だなと思いました」(@lynn.lynn5さん)
日本の名水100選にも選ばれた湧水群。湧き水までの森の中の遊歩道は、ジブリの世界に迷い込んだような苔むした世界。辿り着いた湧水の青さに、驚きを隠せません。「透き通った水色の池は写真で見た何倍も美しくて、実際に自分の目で確かめなければわからない感動があります。湧き出た水はまろやかでとても美味しかった」(@wakako0408さん)。「当日は雨でしたが、それでも水が透明で、美しい青さに感動しました。写真は岩に木が巻き付いたスポット。珍しいですよね」(@lynn.lynn5さん)
車を降りた瞬間から漂う硫黄臭と白い噴煙が、まさに地獄を連想させる地獄谷。自然の神秘を感じます。「地獄で温泉たまご作りに挑戦しました。自分で作ったということでとても美味しく感じました。入場無料で、湯気もくもくな非日常体験ができるのはポイントが高いと思います(@wakako0408さん)。別府の地獄は有料、ここは無料、というのが面白かったです。初めて温泉たまごを自分で作りました(@lynn.lynn5さん)
九重の山間の森の中に静かに佇む、全室離れ、かつ客室露天風呂付の温泉宿。「広々としたお部屋に露天風呂が付いていて、好きな時に好きなだけ温泉に浸かれるのがなにより幸せでした。お料理はボリューム満点で、お造りからデザートまで全てが美味。8室限定のため落ち着いているし、スタッフの方々のおもてなしに心が温まりました(@wakako0408さん)。「お部屋に露天風呂がついているのが最高。全部で4回入りました。まさにおんせん県の旅!お料理も美味しかったです」(@lynn.lynn5さん)
3日目_さらに大自然の奥へ。名物グルメも忘れずに
大分県を代表する景色のひとつ、タデ原湿原へ
阿蘇くじゅう国立公園に含まれる広大な湿原は、坊ガツルとともに国内最大級の面積を誇るそう。周りを囲むくじゅう連山の雄大な眺めや、湿原に咲く野の花、日常で角ができた心が丸くなっていくような雄大な景色が広がっています。「当日はあいにくの雨でハイキングも出来ませんでしたが、ビジターセンターでVTRを見せていただき、四季折々の姿を覗くことができました。ぜひまたリベンジしたいです(@wakako0408さん)。「四季を通して楽しめるそうです。尾瀬のように平坦で、ハイキングにピッタリ。尾瀬は水芭蕉の季節がメインですが、ここは一年を通して別の景色が楽しめそうなので、また晴れた日に来たいと思いました」(@lynn.lynn5さん)
九重町の山中に突如出現したのは吊橋! 長さ390m、高さ173mの吊橋は、まさに360度見渡す限りの大自然の絶景です。真ん中から谷底をのぞき込むと足がすくみます。秋の紅葉シーズンも大人気だそう。「当日は雨でしたので、パンフレットで見たような絶景が見られる日にまたリベンジしたいです」(@wakako0408さん)。雨でしたが、スリルは味わえました。晴れの日に行ったことがありますが、景色が良く、紅葉がキレイな時期でした。かなり迫力あるので、オススメです」(@lynn.lynn5さん)
大分県のブランド牛といえば豊後牛。こちらは畜産農家直営なので、新鮮な豊後牛のステーキがリーズナブルにいただけます。窓の外の牧場の敷地の雄大な風景もごちそうです。「木の温もりを感じる店内でステーキをいただきました。畜産農家とだけあって脂が乗っていて美味しかったです。焼き立てパンやアイスも有名なようなので次回挑戦したい!」(@wakako0408さん)。「ステーキが絶品。赤ワインと合いそうです」(@lynn.lynn5さん)
地元の岡嶋牧場が直営する人気のジェラート屋さん。搾りたてのミルクをたっぷり使ったジェラートは濃厚だけどしつこくなくて美味。ほかにも季節のフルーツを使ったジェラートなども人気です。「牧場の脇の小さな店構えでしたが、昔ながらなお店でとても懐かしく感じました。『そのまんまミルク』をいただきましたが、濃厚で美味しかったです」(@wakako0408さん)。レトロな雰囲気で旅気分を味わえました。ねこちゃんが出迎えてくれて、可愛かったです。味も濃すぎず、ステーキの後でもさらっと食べられました」(@lynn.lynn5さん)
最後に2泊3日で大分県の大自然のパワーに圧倒されたという東京女子部の2人からの感想を。「由布院はおしゃれなカフェやショップがたくさん。馬車に配慮し、道を譲り合うなど、とても優しさに包まれた町でした。隣町の九重は自然がとても豊かな場所。ぜひ、キャンプや釣り、ハイキングなど、アウトドア旅に来たいです。雨でも、緑が美しく、幻想的な光景が見られました」(@lynn.lynn5さん)。「由布院は人が温かくて、町と山、そして馬が共存する素敵な町だと感じました。お洒落な建物やお店が多いので、今後女子旅で更に流行ると思います。Bar巡りもおすすめされたので、次はチャレンジしたいと思いました。九重は小松地獄やタデ原湿原に滝など、ダイナミックな自然が多いイメージを持ちました。今回雨で満足いく撮影ができなかったので、またリベンジしたい町です。絶景ブームな今、九重町は女子に流行る素材がたくさんあると思います。最後に大分県には温泉のイメージしか持っていませんでしたが、それだけでなく、豊かな自然やグルメなどが多い印象を持ちました。大分の方々の地元愛を感じ人の温かさに触れ、心からのおもてなしを受け、また何度でも訪れたい大好きな場所となりました。また絶対に戻ってきたいと思います(@wakako0408さん)
もっと知りたい!由布院と九重町の旅
PR/由布院温泉観光協会、九重観光協会
PHOTO/@yuuka0829、@nakamuraam、@lynn.lynn5、@wakako0408(東京女子部) WRITING/OZmall編集部