式根島は、周囲約12㎞の小さな島。今回はコンパクトな式根島だからこそできる、レンタサイクルで巡るアクティブな女子旅を編集部がご提案。起伏の多い式根島の道も、電動アシスト自転車ならスイスイ移動ができるので、普段運動しないという女子でも問題なし。式根島の開運スポットを巡る、爽快な旅を楽しもう!
女友達と巡りたい、一泊二日の式根島旅のポイントとは?
式根島の自然を肌で感じよう! レンタサイクルで巡る爽やかな旅
東京離島の中でもコンパクトなサイズの式根島は、自転車で気軽に回ることができるので女子旅にはうってつけ! 島には電動アシスト自転車を借りられる宿もあり、そこに宿泊すればレンタルもラクチン。
電動アシスト自転車に乗ってめざすのは、女子旅ならではの幸せスポット。頂上から海ガメを見つけると幸せになれると言われている神引展望台や、縁結びのお守りとして知られるナギの葉をもらえる東要寺などを巡り、パワーをチャージ。自転車をこぎながら見られる、海沿いに黒松が生えた式根島特有の景色も見もの。おいしいものを食べたり、式根島から湧き出た天然温泉で体を癒したり、お腹や心を満たすのも忘れずに!
自転車に乗って潮風を切りながら走れば、心が解放されてポジティブな気分になれ、普段の運動不足も解消できるかも!?
【式根島のお役立ちお店情報】
・「おくやま」
島の人がスーパーのように利用している商店。生鮮食品や野菜、お菓子や飲み物はもちろん、手作り弁当やお惣菜も手に入る。地酒や名産品などのおみやげも販売。
住所/東京都新島村式根島281-1 営業時間/8:30〜19:00 夏季~20:00 月定休(夏季は無休)
・「いのうえみやげ店」
オリジナルTシャツやお菓子、地酒など、式根島みやげが勢揃い。ギョサンや海水浴用のゴーグルやうきわなど島時間が楽しくなるアイテムも豊富なので、到着したらまず訪れて。
住所/東京都新島村式根島15-2 営業時間/7:30~18:00頃 夏季~21:00 無休
■交通について
今回は、高速ジェット船を利用。東京・竹芝桟橋より約3時間で式根島に到着。料金は往復18820円(シーズンにより異なる)。島内は、レンタサイクルを利用
1泊2日の式根島の女子旅モデル行程表
【1日目】
08:35 竹芝出発
11:45 式根島到着 、げんべいにチェックイン&電動アシスト自転車をレンタル
12:15 池村商店でお昼用のあげぱんを購入
13:30 神引展望台で幸せの海ガメ探し&昼食
15:30 憩の家で入浴
18:00 げんべいに戻り夕食
【2日目】
07:00 石白川海水浴場を散策
08:00 げんべいで朝ごはん
10:00 東要寺でおみくじを引いてナギの葉を拝受
12:00 サンバレーでお昼ごはん&お土産を購入
13:15 式根島出発
16:20 竹芝到着
(運航時間はシーズンにより異なるので、東海汽船のHPで確認を。2、3月は大型客船のみ運航)
女友達と過ごす式根島の1日目
宿泊地の「げんべい」で電動アシスト自転車をレンタルして、式根島巡りにGO!
港に着いたら、宿泊先の民宿「げんべい」の送迎で宿へ。チェックインをしたら、さっそく電動アシスト自転車をレンタル。こちらの宿はレンタサイクルショップも営んでいるので、宿で自転車を借りることができるのが魅力だ。式根島は坂道が多いけれど、電動アシスト自転車なら登り坂でも少しの力でスイスイ進めてラクチン。海沿いを走って、キレイな景色を眺めながら爽やかな海風を感じよう。式根島の自然を全身で感じられて、自転車だからこそ気づく小さな発見があるはず!
揚げパンが自慢の商店「池村商店」で、神引展望台で食べるお昼ごはんを購入
電動アシスト自転車でまず向かうのは、パンやお弁当が豊富に揃う商店「池村商店」。こちらの人気は、毎朝店内で手作りしている、ふかふか食感の「あげぱん」。味はシナモン、きなこ、明日葉の3種類。なかでも島らしい味を堪能するなら、明日葉味をセレクトしよう。「あげぱん」にふりかかっているのは、砂糖を混ぜた明日葉パウダー。パクリとひと口頬張れば、砂糖の優しい甘さの中に明日葉のほろ苦さが効いた、ちょっぴり大人な味わいが広がる。ここでしか食べられない味で、旅に彩りを添えよう。
海ガメが見えたら幸運になれる!? 透明度の高い海を一望する「神引展望台」
あげぱんを購入したら、島でいちばん高い場所にある「神引展望台」へ移動しよう。標高99mの展望台から望むのは、そこから海底の岩の形がわかるほど透き通った式根島の海。その煌めく光景に、思わず息をのんでしまうはず。こちらには、湾を泳ぐ海ガメを見つけられたら幸せになれるというジンクスが! 友達と一緒に海ガメ探しを楽しんで。頂上にはベンチやテーブルもあるので、池村商店で購入したあげぱんをゆっくりと食べられる。
「憩の家」の天然温泉にゆっくり入って、自転車で使った体を癒して
電動アシストが付いているとはいえ、自転車で島を巡ると疲れてくるもの。その疲れを癒すのが、室内型温泉施設「憩の家」。式根島には、水着で入るワイルドな天然露天温泉が3つあるけれど、女子旅には、男女別にゆっくり入れるこちらがおすすめ。憩の家のお湯は、式根島を代表する天然露天温泉「地鉈温泉」の源泉を引いている。地鉈の湯は別名「内科の湯」とも呼ばれ、冷え性や婦人病など女性に嬉しい効能がたくさん。マイルドで柔らかな肌ざわりの温泉が、電動アシスト自転車で使って疲れた体をゆるりとほどいてくれる。女同士でおしゃべりを楽しみながら、温泉を満喫して。
女友達と過ごす式根島の2日目
空気が澄んだ朝には、早起きして深呼吸しながら「石白川海岸」をおさんぽ
女子旅2日目は、朝食の前に、宿からも歩いて行ける「石白川海岸」の朝さんぽでスタート。大きな岩に囲まれた入り江は、コンパクトなサイズ感でまるでプライベートビーチのよう! 海の中を少し歩いてみると、浅瀬でもヤドカリや小魚などの海の生き物に出会える。太陽の光を浴びてキラキラ煌めく朝の海は、1日の中でも特に空気が澄んでいて爽やか。友達と一緒に海辺で新鮮な空気を吸い込み、朝からいい気をたくさんチャージしよう。
縁結びのお守りとして、「東要寺」で言葉のおみくじとナギの葉をもらおう
宿に戻って朝ごはんを食べたら、電動アシスト自転車に乗って島唯一のお寺「東要寺」へ。ここは、良縁を願う女子が訪れる式根島きっての開運スポット。というのも、縁結びにいいと評判のナギの葉があるから。ナギの葉は、葉の構造が丈夫で縦にちぎれにくいことなどから「固い絆」という意味を持ち、昔から縁結びや夫婦円満のお守りにされていたという。また、東要寺にきてぜひやりたいのが、住職が手書きした言葉のおみくじを引くこと。このおみくじには偉人の言葉が綴られているので、自分へのメッセージだと思って大切に受け取って。ナギの葉は住職がしっかりご祈祷しているから、おみくじと一緒にお財布に入れて持っておこう。
出発前に「サンバレー」の名物ラーメンで腹ごしらえ! おみやげには店内で手作りする牛乳せんべいを
旅の締めくくりは、島外のファンも多い定食屋「サンバレー」でお昼ごはん。こちらのランチでおすすめなのが、たっぷりのネギと蒸し鶏が乗ったネギトリラーメン。ピリ辛の味付けがクセになり、はまってしまう人が続出だとか。
食べ終わったら忘れずに買って帰りたいのが、店併設の工房で一枚一枚手焼きした牛乳せんべい。こちらの牛乳せんべいは、しっかりとした歯応えと、素朴で優しい味わいが特徴。チャーミングな牛が描かれたパッケージもかわいくて、友達へのおみやげにしても喜んでもらえそう!
女友達と過ごすのにおすすめの宿
宿で自転車を借りられる! 商店街や海へも近い「げんべい」
自転車女子旅の拠点にするなら、レンタサイクルショップ直営の民宿「げんべい」がおすすめ。港までの送迎があるうえ、チェックインと同時に電動アシスト自転車を借りれて便利。予約をしておくと安心だけど、当日の電動アシスト自転車のレンタルにも対応してもらえる。客室はシンプルで清潔感があり、女子も安心して泊まれるのが嬉しい。のんびり足を伸ばして、おしゃべりしながらくつろぎの時間を過ごそう。
【げんべい】
TEL.04992-7-0071
住所/東京都新島村式根島19-1
料金/2名1室7500円~
アクセス/野伏港より自転車で12分
げんべい
PHOTO/MANABU SANO TEXT/CHIAKI ISHBE