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週末、千葉で。 #チバケーション ~VOL.9 勝浦,いすみ&大多喜~

千葉、勝浦市、いすみ市、大多喜町、旅行、旅、トラベル、トリップ、チバケーション

東京から近いのに千葉にはトリップ感があると思いませんか? 海が、まちが、ひとが、別世界で、豊かな時間を刻んでいる感覚。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを「#チバケーション」といいます。豊かな食材に恵まれた県南東部の勝浦市、いすみ市、大多喜町は小商いの文化も根付き、腕利きの料理人やお酒の造り手が増加中。そんな知られざるグルメスポットをめぐる、千葉の食を満喫する旅へ!

更新日:2024/11/21

【STORY01】暮らしを紡ぐ編集者がご案内。
おいしい千葉の旅へ!

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観光客と地元の常連が集まる、勝浦朝市の『SPAiCE COFFEE』。奥の『'EDOYA』は同店の焙煎所兼ショップ

朝市名物のコーヒー屋台と
海を感じるクラフトビールを

海辺の街角の朝。通りには多くの露店が並び、独特の響きをもつ浜言葉が飛び交う。430年以上も前から続く『勝浦朝市』の活気に満ちた光景だ。

栗やサツマイモといった勝浦市産の秋の味覚や朝獲れの新鮮な魚介を商う露店はもちろん、ハンドメイド雑貨や地元産のハチミツ、わらび餅や玉子焼きの露店もある。食欲の秋、おいしいものとお酒に目がない僕ら夫婦の旅は、『勝浦朝市』からスタートした。

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『暮ラシカルデザイン編集室』の沼尻さん(左)。珍しい〈本の屋台〉に足を止めて話し込むお客さんも多数

案内人は『暮ラシカルデザイン編集室』の沼尻亙司(ぬまじりこうじ)さん。千葉で暮らしを営む人々を取材し、その魅力を発信し続けている名編集者だ。

「長い歴史を誇る『勝浦朝市』は日々の食料品の売り買いの場という面もあり、コロナ禍でも途切れることなく地域の人々の暮らしを支えてきました。最近では、勝浦の地に根を張るようにしてやりたいことを実現している若い世代の出店が増えていて、新しい盛り上がりを見せているんですよ」

その筆頭に沼尻さんが挙げたのが、自転車引きの屋台コーヒー店『SPAiCE COFFEE』。代表の紺野雄平(こんのゆうへい)さんの手元にあるポットは使い込まれた風合いだ。

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『SPAiCE COFFEE』でコーヒーをオーダー。ハンドドリップで淹れるホットのブレンドは1杯500円。代表の紺野さんが屋台に立つことが多い

「近隣の大学に在学中、学園祭でコーヒーを淹れたのが始まりです。卒業後、本格的に屋台を引いて朝市に出るようになり、『なにもない勝浦から、なに者でもない自分が、なにかできることを見せられたら』と走り続けて、気づけば10年。でも、自分が成長するにつれて、勝浦にはいろいろなものが既にあったんだなって感じることが増えました」

朝市がつなぐ人の縁や人情、言葉にしがたい心地いい空気感。紺野さんは通うほどに実感したという。その文化を伝えていけるハブのような場所をつくれたらと、2年ほど前にせんべい店だった古民家を借りて、朝市通りのすぐ近くに実店舗をオープンさせた。

沼尻さんと紺野さんの会話に加わり、ハンドドリップのコーヒーを待つ。通りがかる地元の人が声をかけてきては、そのたびに立ち話に花が咲く。「気持ちのいい朝だね」と妻がつぶやいた。

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『THRILLER BEACH BREWERY』の3種飲み比べ1100円。この日は、左からゴクゴク飲める「大漁エール」、やわらかな口当たりの「極東マリブ」、華やかな香りの「波と香りのセッション」をチョイス

朝市を後にして、ビール好きの妻の希望で『THRILLER BEACH BREWERY』へ向かう。醸造所兼タップルームは、白を基調に木製の家具や観葉植物を配した、居心地のよい空間だ。看板銘柄「大漁エール」のドラフトを注文した妻がひと口飲んで、「軽やかで香りがすっと鼻に抜けておいしい!」と喜ぶ。

「勝浦をイメージし、どこか海風を感じるビールをめざしました」と話す、代表の笠倉大二郎(かさくらだいじろう)さん。工業系のメーカーを退社してブルワリーを立ち上げ、東京と勝浦の二地域居住を続けている。サーフィンが趣味で、20年以上も週末は近くの海に通っていたそう。

「ここは、かつては映画館や遊技場だった場所です。勝浦に寄港した船から降りた船員たちが娯楽を楽しむ場としてにぎわっていました。勝浦は昔から多くの人が行き交う土地であり、だから多様な人がいる。大多喜町やいすみ市など近隣にはチーズやジビエなど特色ある生産者が多く、彼らとつながりが生まれるのも楽しい。うちでもその一部をフードとして提供しています」

【SPOT紹介01】訪れたのはこちら!

左上/『勝浦朝市』は安土桃山時代に始まったと伝わる 左下・右/沼尻さんが編み続けるのは「千葉・房総の名刺」となる本。これまでに13冊を刊行

【01】勝浦朝市

平均して平日は20店前後、土日は40店前後の個性あふれるお店が並ぶ。「最近は、元は朝市のお客さんだった人が週末に始めた、かつおだしを利かせた無添加ラーメンも人気です。平日は土日に比べて出店が少なめですが、お客さんと店主がゆっくり会話できるのも魅力」。教えてくれた『暮ラシカルデザイン編集室』の沼尻亙司さんの屋台には、『房総カフェ』シリーズなど自ら企画・編集・執筆・デザインを手がけた本が並ぶ。いずれも千葉の暮らしを丁寧に掘り下げた名作揃いだ。

勝浦朝市〈かつうらあさいち〉
TEL.0470-73-2500(勝浦市観光協会)
住所/千葉県勝浦市勝浦 下本町朝市通り(毎月1~15日)、仲本町朝市通り(毎月16日~月末)
営業時間/6:30頃~11:00頃
定休日/水・元旦
勝浦市観光協会 WEB

左上/「屋台で培ったものを形として残したかった」と紺野さん。老舗せんべい店の建物を受け継いで開店。暖簾にはその屋号が 左下・右上/自家焙煎の豆やドリップパック、千葉県産の落花生も販売 右下/生豆を仕入れて『'EDOYA』のロースターで焙煎

【02】SPAiCE COFFEE HOUSE

2022年にオープンした『SPAiCE COFFEE』の実店舗。南米やアフリカのほかインドや中国など全7種のシングルオリジンから選べるハンドドリップは1杯700円。ラテ系も充実。実際に味わってから、徒歩1分の『'EDOYA』で豆を買うのも楽しい。紺野雄平さんは今では朝市の運営組織メンバーとして、フリーペーパー『あさナム。』の発行や浴衣イベントも企画。「数年前から僕よりも若い世代の子たちが朝市や町の活性化に関わってくれるようになったことがいちばんの財産かも」

SPAiCE COFFEE HOUSE〈スパイス コーヒー ハウス〉
TEL.なし
住所/千葉県勝浦市勝浦111
営業時間/8:00~17:00 木~月8:00~20:00
定休日/無休
※朝市出店は6:00頃~11:00、水・元旦定休
SPAiCE COFFEE HOUSE Instagram
SPAiCE COFFEE Instagram

左/TAPの定番4種のうち、大漁エール・Lサイズ1000円(左)と極東マリブ・Lサイズ1100 円。専用容器でテイクアウトも可 右上/ボトルで購入することもできる 右下/「山梨のワイナリーを見学したことが醸造家を志したきっかけです」と代表の笠倉さん

【03】THRILLER BEACH BREWERY

2023年春より本格稼働し、アメリカンスタイルのビールを展開。「50歳を前に自分が納得できる生き方をめざしたくなりました」と話す笠倉大二郎さんは、東京・浅草橋『ベクターブルーイング』で醸造の基礎を学んだ。金曜と土曜限定で、いすみ産のチーズや館山産のいのししジャーキーなどのフードとともにTAPのドラフトを提供。造形作家、木暮奈津子さんが勝浦の海で撮影した作品写真が映えるボトルのラベルもユニーク。

THRILLER BEACH BREWERY〈スリラー ビーチ ブルワリー〉
TEL.0470-64-4560
住所/千葉県勝浦市勝浦11-1
営業時間/金16:00~19:00 土14:30~19:00
定休日/月~木・日
※ボトル販売は火~木13:00~16:00および土10:30~14:00
THRILLER BEACH BREWERY Instagram
THRILLER BEACH BREWERY WEB

【STORY02】人気カフェやニューオープンも!
千葉の恵みを味わう食トリップ

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『donner』の季節のマカロン780 円とスウィートアールグレイの紅茶660円。この日のマカロンには甘いイチジクがたっぷり入り、濃厚なクリームチーズと甘酸っぱいソルベとの組み合わせが絶妙

季節のマカロンでティータイム!
夜は「泊まれるビストロ」へ

ここからは沼尻さんが教えてくれた、おいしいもの情報を頼りにドライブだ。まずは、いすみ市の海岸沿いにある一軒家のフレンチレストラン『donner』。

夫の根本寛(ねもとひろし)さんがシェフ、妻の根本麻未(あさみ)さんがパティシエールを務めるこちらは、本格的な食事もスイーツも、その確かなおいしさにファンが多い。今回は地元で採れたイチジクをたっぷり挟んだマカロンと香り高い紅茶でひと休み。繊細に折り重なった甘みと酸味が旅の疲れを癒やしてくれる。

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『宿と食事 ローブン大多喜町』のディナーコースのメインはロールキャベツ。ほかにも房総野菜のバーニャカウダや地ハマグリの香り蒸しなど地元の食材を盛り込んだビストロ料理が楽しめる

本日の宿は、大正時代に建てられた商家をリノベーションした『宿と食事 ローブン大多喜町』。大多喜町の城下町通りに面した入口から縦に伸びた敷地に、2つの宿泊棟がある。僕らが泊まる「田園の間」は旧母屋の広々とした2階建ての建物。居間のガラス戸の外にはテラスと広大な庭、さらにその奥に田園風景が続く。抜群の開放感だ。

ディナーはレストラン棟の「城下町の間」で。バーニャカウダやフリットに地域の野菜がふんだんに使われていて、その濃厚な風味に驚く。メインのロールキャベツは、デミグラスソースの深いうまみがワインによく合った。

【SPOT紹介02】訪れたのはこちら!

左上/ヴィンテージ家具が彩る空間 左下/森鷗外も愛した日在〈ひあり〉海岸のそばに建つ 右上・右下/サブレやショートブレッドなどの焼き菓子は国産の小麦やバターを使ったリッチな味わい。「海と里山のクッキー缶(小)」はオンラインでも購入可(事前予約制、月1回発送)

【04】donner

根本さん夫妻は都内の飲食店プロデュース企業で出会い、結婚後に移住。「いすみ市に妻の実家があり、通ううちにおもしろい食材に惹かれました。それ以前は完成後の料理ありきでしたが、今は食材がスタート地点。近くの大原漁港で揚がった地ダコはグリルに、いすみ産のジャージー牛の仔牛はクリーム煮に・・・」、寛さんの話を聞いて次回はコースの予約を心に誓う。月1回のベイクショップ営業日には麻未さんのパンやタルト、スコーンなどを販売。

donner〈ドネ〉
TEL.0470-64-6318
住所/千葉県いすみ市若山2628-3
営業時間/ランチ11:00~14:00 カフェ11:00~17:00(LO) ディナー17:30~21:00
※ランチはプリフィクス3000円~、ディナーは平日限定5500円、季節のおまかせ8800円
※ディナーは要予約
定休日/不定休
donner Instagram
donner WEB

左上/ゆったりとした「田園の間」1階の居間 左下/2階からは大多喜城の天守閣も 右上/中庭。左の土蔵造りの建物がもうひとつの宿泊棟「蔵の間」 右下/レストランの「城下町の間」。大多喜町の地酒やクラフトビールも用意

【05】宿と食事 ローブン大多喜町

都内で人気の洋食ビストロが2024年3月に開業した、一日2組限定、一棟貸切かつ庭付きの完全プライベートな宿。「城下町の情緒とのどかな田園、そのギャップも楽しんでもらえたら」とゼネラルマネージャーの神谷節(かみやせつ)さん。天井の梁や建具、土壁を巧みに残した古民家の味わいは格別。「田園の間」には、近日中にサウナも登場予定。ランチやカフェのメニュー、宿泊客限定の夕食と和洋が選べる朝食はいずれも千葉県産の野菜や魚介、乳製品やハーブなどを積極的に取り入れている。

宿と食事 ローブン大多喜町〈やどとしょくじ ローブンおおたきまち〉
TEL.0470-64-4756
住所/千葉県夷隅郡大多喜町新丁17-2
チェックイン/15:00~18:00
チェックアウト/11:00
料金/1泊2名利用時2食付き・大人2名55000円~
※ディナーは宿泊客限定。[カフェ]10:00~17:00(16:30LO)と[ランチ]11:30~14:00(LO)はどなたでも利用可、不定休
宿と食事 ローブン大多喜町 WEB
宿と食事 ローブン大多喜町 Instagram

【STORY03】元薬草園の蒸留所を見学!
城下町のお花屋さんで素敵な花束も

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『mitosaya薬草園蒸留所』の庭園にて。醸造家の江口さんは南ドイツの蒸留所で修業

草木の香る蒸留酒を味わい
風情ある城下町でよりみちを

翌日は『mitosaya薬草園蒸留所』へ。薬草園の跡地を改修し、敷地内で栽培する植物と全国から届く果実などを原料に蒸留酒〈オー・ド・ヴィ〉を造る。沼尻さんとの会話でたびたび名前が挙がり、訪問を心待ちにしていた場所だ。

「ここは僕たちがアブサンフィールドと呼んでいるエリア。ヨーロッパの伝統的な薬草酒で、近年世界的に人気が再燃しているアブサンに欠かせない、ニガヨモギやアニスなどを育てています」。蒸留家で代表の江口宏志(えぐちひろし)さんが教えてくれる。今日は特別にご本人に蒸留所内を案内してもらった。

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『mitosaya薬草園蒸留所』の看板犬、むぎちゃん。庭園にある温室へ案内してくれた

数百種の薬用植物が生育するエリアや柑橘などの果物の木が連なるエリア、テキーラにも使われる多肉植物のアガベなどが茂る温室。歩みを進めるたびに風に乗り、さまざまな清々しい芳香が漂ってくる。蒸留室の扉が開くと、ぶどうの香りが一気に押し寄せてきた。

「毎年、ワインの搾りかすを知己のワイナリーからいただいてグラッパを造るんです。ひと口どうぞ」。グラスを口元に運んだ妻は、「ぶどうの甘い香りが凝縮されているみたい」とうっとり顔に。

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ショップ『YA』で購入できる蒸留酒「オー・ド・ヴィ」の一部。左からPEAR VERDE6820円(500ml)、RAKKASEI PEANUT1760円(110ml)、ROUND POTATO1980円(110ml)。それぞれ原料は千葉県産の梨、落花生、さつまいも

大多喜町の落花生、お隣の睦沢町(むつざわまち)で作られた干しいも、いすみ市の梨など地域の特産を原料に用いることも多く、新設されたショップ『YA(ヤー)』の商品棚の一角を、江口さんは愛情を込めて「自慢の千葉シリーズ」と呼ぶのだった。

以前は都心でブックショップ『ユトレヒト』を営み、仕事場と自宅を往復する日々を送っていたという江口さん。大多喜町に移住して8年になる。

「仕事と生活を一体化させて、自然の中でモノづくりをしたかった。それに、風変わりな蒸留所がひとつあれば、おもしろがる人も出てきて、周辺によい影響を与えられるかもしれない。交通の便は少し悪いかもしれないけど、便利じゃなくていいんです。今の時代は、不便さも価値になりうると思うから」

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江戸時代に大多喜藩の商業の中心地として栄えた城下町通りに佇む『fumi』(右)。隣は明治初期に建てられた土蔵造りの旧商家で、『釜屋(旧江澤邸)資料館』として公開中

ラストは、なまこ壁の風情ある建築が点在する商店街で、特にレトロな佇まいが目を引く生花店『fumi』。

90年前の元郵便局の建物に一目惚れしたのだと店主が笑う。

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郵便局時代からの窓口カウンター。店名は元郵便局ゆえに手紙の「文」と店主の名にちなむ

バラやガーベラ、ユリ・・・、花の種類自体は珍しくないはずだが、形や色や香りが個性的で洗練されている。往時の名残を留める窓口カウンターや黒板、古びたキャビネットとあいまって、すべてがこの上なく素敵なのだ。

おみやげに花束をお願いした。「また買いに来ようね」と終始ごきげんな妻。旅と日常の境界線上に行きつけの場所が増えるって、なんて幸せなんだろう。

【SPOT紹介03】訪れたのはこちら!

左上/原酒のガラス容器が並ぶ貯蔵庫 左下/蒸留室の様子 右/ガラスの温室には、イベント開催時などに活躍するバーカウンターが設えてある。その背面の壁棚には、薬草園から引き継がれた標本瓶が整然と陳列されている

【06】mitosaya薬草園蒸留所

「蒸留すると植物や果実の風味が凝縮されて、長期保存も可能になる。熟成による味わいの深化やその過程で生まれる物語もオー・ド・ヴィの魅力」と江口宏志さん。旧県立薬草園の16000㎡の敷地と2棟の温室、3棟の建物を活用し、年間約40種をリリース。毎週金曜・土曜は園内を開放し、この11月にショップ『YA』も本格的に営業を開始。庭園や蒸留施設の見学ツアーも実施している(予約制)。

mitosaya薬草園蒸留所〈ミトサヤやくそうえんじょうりゅうじょ〉
TEL.0470-64-6041
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜486
営業時間/[ショップ]10:00~17:00
定休日/月~木・日
※毎週金曜は、農作業を手伝う「FARMING FRIDAY」も開催。詳細はInstagramをご確認ください
mitosaya薬草園蒸留所 Instagram
mitosaya薬草園蒸留所 WEB

左上/台の上に並べられた花々は1本から購入できる 左下/河石さんが実際に使ってみて、その魅力を実感した花器やマグカップなども販売 右/河石さんのセンスが光るブーケをおみやげに

【07】fumi

2023年12月オープンの生花店。「かわいいお花を1輪でも買って帰ると気分が上がるよね、って通ってくださるお客様が増えています。ここに寄ることを予定に組み入れてもらえることがうれしいですね」と店主の河石文香(かわいしあやか)さん。店内を彩る約30種の花々や葉は、自ら東京・大田市場で吟味して仕入れたもの。扱うハーブティーや雑誌も、河石さんが実際に試して納得したアイテムをセレクト。店の奥にはクリスマスリース作りのワークショップを開催したり、作家ものの陶芸を展示販売したりするギャラリースペースも。『宿と食事 ローブン大多喜町』の宿泊棟のお花も河石さんが担当している。

fumi〈フミ〉
TEL.なし
住所/千葉県夷隅郡大多喜町久保155 
営業時間/13:00~17:30 土・日・祝11:00~17:30
定休日/月~水
fumi Instagram

【プレゼント】アンケート回答で千葉のおいしいクッキー缶が当たる!

千葉県に関するアンケートにご回答いただいた方のなかから抽選で10名様に、いすみ市の人気フレンチレストラン『donner〈ドネ〉』の「海と里山のクッキー缶(小)」をプレゼントします。サブレやショートブレッドを詰め合わせた宝石箱のようなクッキー缶が、いつものおやつタイムを贅沢なひとときに変えてくれます。ぜひご回答ください!

※回答期限は2024年12月10日(火)23:59まで
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

INFORMATION
#チバケーション
千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らし

都心から近いのに、風景も食もひとも、すべてが新鮮で心に響く。そんな千葉を体験することで感じる心豊かな時間・暮らしを伝えて、みんなでシェアするためのキーワードが、「#チバケーション」です。
#チバケーションは、千葉を旅して遊ぶことはもちろん、買い物をしたり、その味覚を楽しんだり。買って帰ったものを家で愛で、味わう・・・、あとに続く余韻の時間も含みます。ワーケーションや二地域居住、移住や定住もそのひとつ。さまざまな#チバケーションのかたちを紹介しています。

Photo:KAZUHITO MIURA Text: ATSUSHI SATO

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※記事は2024年11月21日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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