PR/ローヌワイン委員会
コート・デュ・ローヌワインの秘密を解き明かす、ワインパーティ開催レポート
フランスで2番目に大きなAOCワインの産地・ローヌ川の流域では、地域や使用するブドウの品種によってさまざまな味わいのワインが作られている。そんなコート・デュ・ローヌワインの魅力に触れるイベント「ローヌワイン・パーティ~シークレット・オブ・ローヌ」を2023年9月15日(金)に開催。ローヌワインの飲み比べや料理とのペアリング、ローヌワインの秘密を解き明かすクイズなど、パーティの様子をレポート!
更新日:2023/10/10
ホテルでドレスアップして乾杯!華やかにワインを楽しむローヌワイン・パーティ
コート・デュ・ローヌワインの魅力に酔いしれる一夜
会場は「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」。当日のドレスコード“赤”をまとった参加者が揃うと会場は一気に華やかに! 初めて日本を訪れたというフランス ローヌワイン委員会のクレマンス・デュランさんからコート・デュ・ローヌワインの魅力が伝えられたほか、ソムリエの太田賢一さんからはワインの楽しみ方やペアリングのレクチャーも。参加者はさまざまなワインと料理を合わせて楽しんだり、ローヌ地方の風景を背景に撮影してオリジナルフレームの“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」でチェキプリントをしたり、余すところなくコート・デュ・ローヌワインを堪能したよう。
16種類のコート・デュ・ローヌ産ワインを飲み比べ
クレマンスさんによると「ローヌ地方は多様な土壌や気候に恵まれた地域。豊富なブドウ品種が栽培されていて、さらにそれらをブレンドすることで個性豊かなワインが生み出されます」とのこと。パーティ会場には、しっかりした味わいの赤やフローラルで繊細な白、フルーティなロゼなど全16種類のコート・デュ・ローヌワインがずらりと並び、ビュッフェスタイルで提供。太田さんから与えられたペアリングのヒント「料理とワインの色調を重ねる」「味わいを合わせる」「香りを合わせる」を元に、ワインの飲み比べを楽しんだ。
この日だけのスペシャルコースをワインと一緒に
お楽しみは、コート・デュ・ローヌワインに合わせてシェフとソムリエが考案した、和の素材を取り入れたコース料理。例えば前菜「秋の野菜と京鴨 西京味噌のクリーム スダチの香り」は、白ワインの芳醇な果実味と、西京味噌のコク、スダチの爽やかな酸味がマッチ。また、「北海道産オニオンのスープ」は、そのまま味わうと白ワインのフレッシュな酸味がアクセントになり、黒コショウを加えると赤ワインのスパイシーさとつながり、1皿で2度おいしい体験も。ほかにも赤ワインソースの魚料理やデザートに赤ワインを合わせるなど、意外なペアリングに驚きや感動の声が。
ワインに関するクイズやベストドレッサー賞も!
食事を楽しんだ後は、テーブルごとにチームを組んでコート・デュ・ローヌワインにまつわるクイズに挑戦。「ローヌ地域はフランスのどこにある?」「ローヌワインの生産量はフランスで何番目に多い?」など、どんどん難易度が増すクイズに頭を悩ませつつも、優勝したテーブルにはとっておきのコート・デュ・ローヌワインがプレゼントされるとあって大接戦! さらにパーティの最後には、クレマンスさん、太田さんが選んだベストドレッサー賞の発表も。華やかに“赤”を着こなした受賞者に、参加者全員から惜しみない拍手が送られた。
コート・デュ・ローヌワインの基礎知識
コート・デュ・ローヌワインの産地であるローヌ川流域は、フランスではボルドーに次ぐ生産量を誇るAOCワインの産地。地域や品種ごとに異なる味わいが楽しめるコート・デュ・ローヌワインの基礎知識を、ローヌワイン委員会がレクチャー。
フランスを代表するワイン生産地・ローヌはどこにある?
コート・デュ・ローヌ地方は、フランス南東部に位置する国内有数のワイン生産地。多様なブドウ品種とテロワールの特徴を活かした赤、白、ロゼのワインで知られます。1937年には「原産地統制呼称(AOC)」を取得しました。これは品質を保証するため厳しいルールに則してワインが生産されていることを意味します。
コート・デュ・ローヌ地方におけるAOCの格付け
コート・デュ・ローヌ産のワインは4レベルのAOCに分類され、各レベルには品質面、生産面における固有の規格があります。2022年、市場に出回ったローヌ渓谷産のワインは3億2900万本。1秒あたり10本以上のボトルが世界中で飲まれている計算になります。
コート・デュ・ローヌ産ワインの特徴は?
コート・デュ・ローヌのワインはしっかりしたボディのスパイシーな赤を始め、フローラルな香りや果実味溢れる白、さらにはフルーティで旨味を感じさせるロゼまでバラエティ豊か。多様なテロワールとブドウ品種が豊かな味わいと香りを生み出します。
赤、白、ロゼ、最も多く造られているのは?
この地方で生産されているワインの88%が赤、ロゼと白はそれぞれ6%。このように赤ワインが主流ですが、いつもと違う風味やスタイルを試してみたい方にはロゼや白のラインナップも充実しています。
コート・デュ・ローヌのワイン生産とブドウ品種
この地方では23種のブドウ品種が栽培されていて、よく知られたところでは赤ワイン向けの主要品種としていわゆるGSM(グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル)、白ワイン向けにはグルナッシュ・ブランやヴィオニエなどがあげられます。
コート・デュ・ローヌ産ワインをおいしく飲む温度は?
赤は15~18度、白とロゼはもう少し冷やして8~12度で。夏場は赤も冷やして飲むのがおすすめ。ワインを変質させずにフルーティな香りを楽しむことができます。
コート・デュ・ローヌワイン&フードペアリング
コート・デュ・ローヌワインは北部と南部、ブドウ品種、生産者によるスタイルの違いがあり、バリエーション豊か。今回は白・ロゼ・赤のタイプ別に大まかな特徴と、身近に合わせられる相性の良い料理を、ソムリエとして各レストランのアドバイザーやワインスクールの講師として活躍中の太田賢一さんがご紹介。
太田賢一さんInstagram
白(Blanc)は「柔らかフルーティ」
コート・デュ・ローヌの白ワインは香りにグレープフルーツや洋梨といったフルーティさ、味わいにはジューシーで穏やかな酸味が感じられます。ヴィオニエ種を含む場合は、その割合によって香りはフローラル、味わいはリッチな印象になります。
白ワインにおすすめの料理
■ナスの揚げ浸し
素材と調味料に滋味深く調和します。薬味には生姜を添えることで、ワインのフルーティさが際立ちます。
■ベトナム風生春巻き
料理にレモンを絞る感覚です。ワインのフレッシュな酸がスイートチリソースのピリ辛を和らげます。
ロゼ(Rosé)は「華やかチャーミング」
コート・デュ・ローヌのロゼワインは、ラズベリーやピンクグレープフルーツの果実にローズやピンクペッパーの香りが華を添えます。温度による表情の変化もあります。キリッと冷やすと軽やかな印象になります。
ロゼワインにおすすめの料理
■戻りガツオのたたき
リッチな脂質を蓄えたカツオに対してワインの繊細なタンニンがグリップし、優雅な余韻を生み出します。
■四川風麻婆豆腐
豆板醤のコクのある辛味に、柔らかく包むようなワインの調和があります。
赤(Rouge)は「豊潤でスパイシー」
コート・デュ・ローヌの赤ワインは、濃厚な果実とスパイシーさが特徴です。北部で生産されるシラー主体のものは黒胡椒、南部で生産されるグルナッシュ主体のものはナツメグに加えてタイムやローズマリーといった地中海ハーブのニュアンスが強くなります。
赤ワインにおすすめの料理
■鴨鍋
甘味をもつ鴨の脂質と調味料の味わいを引き締め、それぞれの素材の魅力を堪能できます。
■チリコンカン(メキシコ料理)
スパイスの風味をたっぷりと蓄える挽肉とインゲン豆。ワインのスパイス、ハーブ、果実味の要素が料理を真正面から受け止め、その余韻を広げます。
コート・デュ・ローヌワインを満喫!パーティに参加した方々のコメント
◆どのワインもとてもおいしかったです! ぜひローヌ地域のアヴィニョンでワインセラー巡りをしてみたいと思いました。(20代・女性)
◆ワインとお料理とのペアリングはあまり経験したことがなかったので、とても楽しかったです。お気に入りのワインも見つけました!(40代・女性)
◆太田さんから直接、お魚にはこのワイン、お肉やデザートだったらこのワインなどおすすめしていただいたので、コート・デュ・ローヌワインの良さがさらに理解できました。(30代・女性)
◆赤・白・ロゼ、どれも幅広いお料理に合うと思いました。特に赤ワインがとても飲みやすく、普段白やロゼを好んで飲んでいたのですが、これをきっかけに赤ワインにチェンジしたいと思うほどにおいしかったです。(20代・女性)
◆果実味がしっかりしつつも、ひと皿に表現された味わいや素材の風味を尊重するようなお酒だったので、とても印象に残りました。海外のワインの知識はありませんでしたが、土地の持ち味やワインが作られるバックグラウンドを学びながらお料理を楽しめて良かったです。(30代・女性)
PHOTO/NORIKO YONEYAMA ILLUSTRATION/IKEMARIKO WRITING/MINORI KASAI