【イベントレポート】茶道と抹茶スイーツで楽しむお茶の世界
「好き」を見つけて、私をもっと好きになるためのオズモール×東急グループのコラボプロジェクト「キラリプラスカレッジ」。第7回目のイベントが2019年2月3日(日)、上野毛の五島美術館で開催された。今回のテーマは「茶道と抹茶スイーツで楽しむ お茶の世界」。参加した20名の女性は、お茶に関する基礎知識を学び、実際に抹茶を点てたほか、五島美術館の企画展「茶道具取合せ展」も鑑賞。そんなイベントの様子をレポート!
更新日:2019/02/21
貴重な茶道具が並ぶ五島美術館で
お茶の基礎知識を学ぶ
イベントが行われたのは、東急大井町線上野毛駅近くにある「五島美術館」。日本と東洋の美術品を中心に約5000点を収蔵する美術館で、国宝に指定されている「源氏物語絵巻」、「紫式部日記絵巻」をはじめ、貴重な文化財や茶道具も多く所蔵する。
今回、講師に迎えた五島美術館学芸員の砂澤祐子さんによれば、お茶は奈良時代から平安時代の8世紀頃に中国から伝わってきたのだとか。「現在の茶道の土台となった“茶の湯”は、皆さんもご存知の千利休が作り上げた文化。茶室にあるさまざまな茶道具には、一つひとつに意味や役割があるんですよ」と砂澤さん。今回の企画展「茶道具取り合わせ展」で展示されている名品の紹介もあり、思わず興味津々!
実際にお茶を点てたら
抹茶づくしのスイーツプレート作り!
レクチャーの後は、茶道・裏千家の佐藤宗恂先生によるお点前が披露された。さらに、佐藤先生の指導のもと、参加者がペアになって互いのお茶を点て合う場面も。先生のやさしい手ほどきを受けながら、茶道ならではの“おもてなし”を体験する、貴重な機会となった。
その後は休憩を挟んで、スイーツを自由に組み合わせて飾る「抹茶スイーツ庭園プレート」づくりの開始。まずは黒いプレートを庭園に見立て、お菓子の配置イメージを決める。型紙を使って抹茶や粉砂糖でデコレートし、イメージ通りにお菓子を配置していく。合間には、老舗のお茶専門店「芳翠園」の杉本社長から、家庭でおいしく煎茶を淹れるポイントのレクチャーも(詳細は後述)。「家でもおいしいお茶が飲めたらいいな」と思いをはせながら、それぞれ個性あふれる庭園プレートを完成させた。
覚えておきたい!茶の湯の基本のキ
緑茶も紅茶もウーロン茶も、もとは同じ茶葉
日常的に飲む緑茶をはじめ、紅茶やウーロン茶などのお茶に使われているのは、すべて緑ツバキ科の「チャノキ」の新芽。摘み取った茶葉を加熱処理して乾燥させたのが不発酵茶の緑茶で、半発酵させたものがウーロン茶、全発酵させたものが紅茶となる。
茶筅を持ったら手早く点てるのが鉄則
お茶を点てるうえで大切なのは、茶筅でお湯と抹茶をまんべんなく混ぜること。茶筅を持ったら、茶碗の中でぐるぐると回すのではなく、手首を使って前後に動かすのがポイント。お湯が冷めると抹茶が溶けきらないので、手早く点てよう。
お茶と一緒に、四季折々のお菓子も楽しもう
お茶とともにいただくお菓子も茶道のお楽しみ。季節感のあるお菓子がふるまわれることが多く、取材当日は節分だったことから、おかめの薯蕷饅頭と鬼と金棒をモチーフにした干菓子が登場。お茶会に参加するときは、お菓子もチェックしてみて。
自宅でも急須を使ってお茶を淹れてみよう
家庭でおいしいお茶を楽しむ!
煎茶の淹れ方をマスターしよう
一般的な煎茶の場合、まず茶碗にお湯を8分目ほど入れて湯冷ましを。熱湯で淹れると苦味成分が強く抽出されてしまうため、お茶本来の甘みを楽しむために、“湯冷まし”の工程は重要。お茶の葉ティースプーン2杯分(約5g)と湯冷まししたお湯を急須に入れたら、3分30秒ほど蒸らしてお茶が抽出されるのを待とう。
お茶を注ぐときは、人数分の湯飲みに、均等に“まわし注ぎ”をし、最後の一滴まで絞りきるのがポイント。まわし注ぎとは、右からA→B→Cと注いだら、今度はC→B→Aと注ぐ方法。これによってお茶の濃度がすべて均一になるそう。
【こだわりのお茶/芳翠園】
創業は明治20年。伊勢神宮御用達のお茶専門店
今回の茶道体験で使ったお茶は、東急百貨店にも店を構える明治20年創業のお茶専門店「芳翠園」のもの。1番茶と呼ばれる新茶だけを使うことにこだわり、茶葉の栽培から丁寧に作られるこちらのお茶は、伊勢神宮司御用達として用いられるほか、皇室の方がお忍びで買い求めに訪れることもあるそう。
【おすすめお茶菓子/ジュヴァンセル】
抹茶スイーツを中心に個性あふれる逸品が揃う
抹茶スイーツ庭園プレートには、東急百貨店のバイヤーがセレクトした京洋菓子司「ジュヴァンセル」のスイーツを中心に使用。チーズケーキの中に大福を閉じ込めた「さがの路」や葉っぱの形が愛らしい「京都しょこら抹茶」など、熟練職人が手がける和と洋が融合したユニークなお菓子は、京都でも大人気。
オズモールと東急グループのコラボプロジェクト
「キラリプラスカレッジ」
自分の「好き」を追求していくと、知識が増えるのはもちろん、また別の分野へと興味が広がったり、没頭している時間自体がリフレッシュにつながったり・・・。ありのままの素の自分が磨かれて、私らしさもよりパワーアップ。オズモールと東急グループのコラボプロジェクト「キラリプラスカレッジ」では、「好きなコトで私をもっと好きになる」をキャッチフレーズに、私がキラリと輝くきっかけになるイベントを実施。ぜひチェックして!
PR/東急グル―プ
PHOTO/YUKO CHIBA WRITING/MINORI KASAI