【伊藤千晃さん対談】不調な日の自分と向き合うセルフケア方法。フェムケアを考える前と後

【伊藤千晃さん対談】不調な日の自分と向き合うセルフケア方法。フェムケアを考える前と後

OZmallと『I'm OK Magazine』がコラボした今回の企画は、フェムテックに精通されている元AAA伊藤千晃さんと日本フェムテック協会代表理事の山田奈央子さんによる、「生理」をテーマにした対談をお届け。おふたりの経験談やフェムテックとの出会いで変わったこと、そして今まさに生理で悩んでいる女性たちに伝えたいことをお伺いしました。

更新日:2024/05/09

元AAA伊藤千晃さん×日本フェムテック協会代表理事のフェムケア上級者対談

アーティスト・伊藤千晃さん
2017年ダンスボーカルユニットAAAを卒業し、2018年よりソロ活動を開始。アーティスト、モデル、タレントとして多方面で活躍。自身が悩んだ経験から「日本フェムテック協会認定資格」を取得し、フェムテックの分野でも発信を行う

生理痛で悩んだ時期、知識もなく我慢するしかなかった

――伊藤さんはAAA時代、山田さんは忙しく過ごした会社員時代の「生理」の悩みについて教えてください。

伊藤さん(以下[伊]) 18歳からこの業界に入り、時代もそうですし、男性メンバーが多いグループだったから、なおさら生理痛なんて口に出して言えない雰囲気でした。当たり前のように我慢するものだと思っていて。寒い時期のLIVEでは、生理痛をホッカイロを貼ってしのごうとしても、途中で汗で蒸れてしまったり。痒みがあっても、忙しくて皮膚科にも行けない状態で・・・。生理痛だけでなくそこから派生する悩みが多かったです。PMSという言葉も知らなかったので、生理の1週間前からはむくみや気分の落ち込みがひどく、ただただつらかったです。

山田さん(以下[山]) 私も同じで会社員時代は、生理痛がつらくても病院に行きたいと言い出せなかったです。今思えば私もPMSがあったのかもしれない。でも仕事が忙しすぎて20代は自分の体と向き合いきれなかったことを本当に後悔しています。恥ずかしながら34歳まで婦人科に行ったことがなく、いざ妊娠したくても不妊になってしまったり、卵巣破裂寸前になって大ごとになった経験もあるんです。「自分は大丈夫」なんて思いこまないことが何より大切だと思います。

フェムテックに出会って、心も体も救われました

――フェムテックとの出会いを教えていただけますか?

[伊] 産後にPMSがさらにひどくなって、生理1週間前からネガティブになり自分を責めるという負のループが。なんでこんなに頻繁に落ち込むんだろうと疑問に思った時、いろいろ調べたんです。そこで出会った、「PMSはホルモンの状態でどんな人でも起こりうること」という言葉にすごく救われたんです。しかも、それはフェムテックで予防したり軽減したりできることを知り、すごく興味深くて。自分の体のためにもっと知りたいと思いました。

[山] そのタイミングで、「日本フェムテック協会認定資格2級」を取得していただいたんですよね。きちんと自分でアクションを起こして、その後快適な日々を送られているのが本当に素晴らしいです。日本フェムテック協会を作ったのも、日本の女性は本当に我慢強いから、悩みを打ち明けられずにつらい日々を過ごす人をひとりでもなくしたいという思いがあったからなんです。

[伊] 自分の体や生理のこと、フェムテックについてきちんと知識がついてからは、生理中も自分が心地よくいられるようにコントロールができるようになり、心も体も本当に楽になれました!

日本フェムテック協会代表理事・山田奈央子さん
大手下着メーカーで企画開発を担当した後、独立。自身の女性疾患もきっかけとなり、医師らとともに2021年に日本フェムテック協会を設立。現在はメディアや企業、行政などでウィメンズヘルスリテラシーの啓蒙活動をしている

快適な未来のために、まずはアクションを起こしてみて

――日本の女性たちの現状を、日本フェムテック協会としてどう見ていらっしゃいますか?

[山] 月経に関連した症状によって、年間約4911億円もの労働損失があるという衝撃的なデータが発表されています。それほど女性は生理でつらい思いをしていることが、データにも出ているんです。仕事を休んだりパフォーマンスを発揮できなかったりと、女性だけでなく男性も自分ごと化すべき社会問題になってきていますよね。

[伊] 本当にそう思います。フェムテックのことを知るたびに、早くから知っておけたら、もっといいパフォーマンスができた日もあったかもしれないと、悔しい気持ちになることもあるんです。自分の体のことを後回しにしがちな10代・20代の方にはとくに、大人からこんな選択肢があるんだよと発信してあげることが大事だと感じています。

吸水ショーツももっと早くから使っていたかった・・・! これを履いていると生理の時の快適さ・安心感がぜんぜん違います。山田さんはどんなアイテムを愛用されていますか?

[山] 私はナプキンでかぶれやすいタイプなので、基本はオーガニックコットンを選んでいます。でも最近、竹素材のナプキンが出て本当に感動・・・!肌触りもよく、メッシュ部分が細かいからとても心地よい使用感でした。

――「生理」による気持ちの不安定や生理痛に悩む女性へメッセージをお願いします。

[伊] 自分が心地よくいるために、まずは不調を我慢しないで、自分に合ったフェムケアアイテムを見つけてみて欲しいです。そして同じように悩んでいる友達にも、こんな方法があるんだよと共有してあげれば、どんどんハッピーが広がっていくと信じています。みなさんにとっても、フェムテックが救いになったらいいなと思っています。

[山] フェムテック業界は、女性の悩みを解決したいと立ち上がったブランドばかりで、発明品がとても多いんです。今は自分の症状に合わせて選べるほど、フェムケアアイテムの種類も豊富になりました。ご自身の快適な未来のために、知識を広げたり、アイテムを取り入れたりとぜひアクションを起こしてみてください。

まだある!伊藤千晃さんの対談記事はこちらをチェック

WEBサイト『I'm OK Magazine』では、伊藤千晃さん×山田奈央子さんインタビュー「ネガティブな日をHAPPYに変える自分との向き合い方について」の対談記事を掲載。

不調に気づけていない女性の現状や、前向きに自分の体と向き合っているおふたりの体験談、伊藤さんが実際に目にした海外のドラッグストア事情など、プライベートなお話し満載のこちらの記事もぜひご覧ください。

女性特有のカラダの悩みに寄り添う『I'm OK Magazine』

「“わたしは大丈夫”を、疑ってみよう」をコンセプトに、女性のライフステージの変化に伴うさまざまな悩みに寄り添うWEBサイト『I'm OK Magazine』が2024年3月28日(木)よりスタート。

生理や妊娠、フェムケアのことまで、ページに訪れるたびに、自分の体を見つめ直すきっかけをもらえるはず。

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PHOTO/KENTARO HANAMURA WRITING/AYA HANAMURA

※記事は2024年5月9日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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