デリケートゾーンにも乳酸菌が必要!?乳酸菌を取り入れて“膣内フローラ”を整えよう

人には言えないけれど、なんらかの不快感やニオイなど、デリケートゾーンに悩みを持っている女性は、オズモールのアンケートによれば約6割も。不快なだけでなく、婦人病などにつながることもあるデリケートゾーンの不調は、膣内の環境に深い関わりが。あなたの“膣内フローラ“は、大丈夫?

更新日:2020/04/21

なかなか人に言えないデリケートゾーンの悩み

n=677 アンケート実施期間:2020年3月 オズモール調べ

人に言えないデリケートゾーンの悩み、ある?

なかなか人には言いにくいのが、デリケートゾーンの悩み。そこで、オズモールでは677人にアンケ―トを実施。

「デリケートゾーンに関する悩みはありますか?」との問いへのアンケート結果では、「常にある」は12.7%。「ときどきある」が45.3%。「ない」と答えた人41.9%に対して、およそ6割もの人がなんらかの悩みを持っているという結果に。

働く女性に聞いた、デリケートゾーンの悩みランキング

それでは、みんなはデリケートゾーンにどんな悩みを持っているの?
「どのようなデリケートゾーンの悩みがありますか?」という質問へのアンケート結果は「ニオイ」がトップで、次に多いのが「かゆみ」。次に「ムレ」、「おりものの状態」、「黒ずみ」と続く。

一方でデリケートゾーンのケアをしている人はわずか4割と、気にはなっているけど、どうしていいかわからない・・・そんな人が多く存在しているよう。

n=677 アンケート実施期間:2020年3月 オズモール調べ

そのデリケートゾーンの悩み、実は膣内環境の乱れが原因かも

腸だけではなく膣にも善玉菌と悪玉菌が!“膣内フローラ”を意識しよう

みんなの抱える、かゆみやニオイなどのさまざまな悩み。その大きな原因のひとつに、「膣内環境の乱れ(※1)」が関係していることが、近年の研究でわかってきているそう。
人間の腸には多くの菌が住みついて「腸内フローラ」を作り、その状態が健康に大きく関与していることは知っている人も多いはず。同様に膣内にもさまざまな菌が住んでいて、「膣内フローラ」を形成している。中でも善玉菌といわれる「デーデルライン桿菌(かんきん)(※2)」は女性の膣を守ってくれる大切な菌。膣内のグリコーゲンを養分にして乳酸菌を出し、その乳酸菌の働きで膣内が弱酸性に保たれ、悪玉菌の侵入を防いでいるそう。

ところが「デーデルライン桿菌」はとてもデリケートで、ストレス、過労、風邪をひいたときの抗生物質の服用など、ちょっとしたことでも減少してしまうとか。また、女性ホルモンの乱れなどによって膣内のグリコーゲンが減少すると、デーデルライン桿菌による乳酸菌の生産も少なくなり、膣内の自浄作用も弱まってしまうことに。すると悪玉菌が繁殖しやすくなって膣内環境が悪化してしまい、おりものが変化したり、ニオイやかゆみなどの症状が出てくる原因となることも(※1)。

最近不調を感じる人は、「膣内フローラ」の状態が悪くなっているのかも? 今まで原因がわからなかった人は、ひとつの可能性として心にとめておきたい。

放置するとキケン!?おりものチェックで不調に気付こう

では、膣内フローラの状態が悪くなっていないか、自分でチェックする方法は? 誰にでもできる方法としては、おりものの状態をチェックするのがおすすめ。

おりものは、卵管や子宮、膣などからの分泌物や老廃物、汗などがまじりあった粘り気のある液体で、誰にでもあるもの。不快なものと思われがちだが、膣内を雑菌から守って清潔に保ち、排卵期には受精を助け、膣の粘膜に潤いを保つなど、膣の健康のために重要な役割ももっているもの。

通常は透明~乳白色でやや粘り気のあるのり状で、乳酸菌の少し酸っぱいにおいがするのが正常な状態。女性ホルモンの周期や年齢によっても、量や粘度などの状態は変化するので、量が少し増えたなど多少の変化は通常の生理的な変動と思って大丈夫。しかし、下記のようなときには善玉菌が減少し、悪玉菌が増加しておこる「細菌性膣症」の可能性も。

□急におりものの量が増えた
□おりものの色が灰色になる
□おりもの粘度が低くてサラサラする
□おりものが魚臭い(アミン臭)など、変化が見られる

細菌性膣症で増殖した病原菌は、膣から子宮、卵管、骨盤へと運ばれ、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などを引き起こすこともあるそう(※3)。また、クラミジア感染や早産のリスクを高める(※4)要因のひとつともいわれるので、気になる変化があったときには放置せず、受診するようにしたい。

(左)ラクトバチルス・ラムノーサスRosell-11
(右)ラクトバチルス・ヘルベティカスRosell-52

膣内フローラに期待の成分「乳酸菌Rosell(ローゼル)11&52」とは?

膣内フローラの環境が悪化する原因のひとつは、洗いすぎ。かゆみやニオイが気になってついついボディソープなどで洗ってしまいがちだけれど、悪玉菌だけでなく善玉菌まで洗い流してしまうので注意が必要。では、膣内フローラを改善するにはどうすればいいの?

そこで期待したいのが、善玉菌(デーデルライン桿菌)を増やしてくれる乳酸菌を取り入れる、という新しい発想のケア法。善玉菌を増やすサポートをしてくれる乳酸菌として、最近注目を集めているのが「女性に届ける乳酸菌Rosell-11&52」。正式名「ラクトバチルス・ラムノーサスRosell-11とラクトバチルス・ヘルベティカスRosell-52」というこの乳酸菌は、乳酸菌の中でも特に膣内の悪玉菌の増殖を抑え、膣内環境を正常に保つ働きのあることが、臨床試験の結果などで確認されている(※5)。このふたつの乳酸菌をブレンドしたサプリメントをとることで、体の中から自然に善玉菌を増やし、膣内環境を健やかに導くサポートにすることができるそう。

膣内環境をケアするには、善玉菌を減らさないようにストレスの少ない規則正しい生活を心掛けることは基本だけれど、それだけでは解消されない悩みがある場合には、効果的な働きを持つ乳酸菌を取り入れてみるのもひとつの手。期待を集める乳酸菌を上手に取り入れて、デリケートゾーンの悩みを解消する味方にして。

監修:海老根真由美さん

監修:海老根真由美さん

1997年埼玉医科大学医学部卒業。埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター母体胎児部門にて病棟医長を就任。
2013年6月からは、白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開業。
所属:日本産科婦人科学会・日本母性衛生学会・日本周産期・新生児学会・周産期メンタルヘルス研究会

  • LINEで送る

※1 家研也、岡田唯男. 日本プライマリ・ケア連合学会誌 2012. 35(2), 157-161.
※2 日本性感染症学会誌/ガイドライン 2016.27(Suppl.1):83-86.
※3 川名尚. 日本産科婦人科学会雑誌 61(1):N47-53, 2009
※4 齋藤滋. 母子保健情報 61(5):12-16, 2010
※5 Huang H., et al., Arch Gynecol Obstet., 2014. 289:1225-1234

PR/大鵬薬品
WRITING/HIROKO KUROKI

※記事は2020年4月21日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP