【イベントレポート】飲み比べにマリア―ジュ!魅力的なお茶の世界を体感

「好き」を見つけて、私をもっと好きになるためのオズモール×東急グループのコラボプロジェクト「キラリプラスカレッジ」。第2回目のイベントが、2月18日(日)、上野毛の「五島美術館」で開催された。今回のテーマは「お茶」。参加した40名の女性は、中国茶の飲み比べをしたり、工夫茶器を使ってお茶を淹れたり・・・見て、飲んで、深いお茶の世界を体感。そんなイベントの様子をレポート!

更新日:2018/03/13

閑静な住宅街に広がる「五島美術館」で
茶道の基本をレクチャー!

イベントの舞台は、東急大井町線上野毛駅から徒歩約5分の場所にある「五島美術館」。国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、約5000点もの名品を所蔵するこちらの美術館では、展覧会を中心に芸術に関する講演会や演奏会などを開催したり、自由に散策できる20000㎡もの広大な庭園があったりと、さまざまな角度から芸術に触れることができる。イベントでは、五島美術館学芸課長の砂澤祐子さんを講師に迎え、“茶の湯”の基本や茶器の歴史などを勉強。「お茶は1200年程前に中国から伝わってきました。昔は座禅中の眠気覚ましとして、薬替わりに飲まれていたんですよ」という砂澤さんの説明にびっくり。また、五島美術館が所蔵する茶道具の名品も紹介。お茶の基本を知ることで、日本文化に対する理解が深まったみたい。

工夫茶器を使ってお茶淹れ!
中国茶と和菓子とのマリアージュも

続いて世界のお茶専門店「LUPICIA」の小澤史央さんが、中国茶の種類やお茶の淹れ方をレクチャー。「中国茶を代表する烏龍茶は、茶葉を少しだけ発酵させた“半発酵茶”。緑茶も紅茶も元の茶葉は同じで、その発酵度合いによって種類が変わるんです」と小澤さん。また、産地によって風味や特徴もさまざま。3種類の烏龍茶を飲み比べした参加者からは、「産地によってこんなに味わいが違うなんて!」と驚きと感動の声が聞こえてきた。最後は、“工夫(クンプー)茶器”を使って実際にお茶を淹れる体験を。中国の歴史的銘菓「岩茶」と和菓子とのマリアージュも楽しみ、笑顔あふれるセミナーとなった。

知ってそうで知らなかった!中国茶のキホン

Q1 茶葉の種類ってどのぐらいあるの?

A1.中国茶とは中国で作られたお茶のこと。烏龍茶や紅茶、緑茶などいろいろな種類があるが、元の茶葉はどれも同じ1種類。“無発酵茶”(まったく発酵させない)が緑茶、“半発酵茶”(少し発酵)が烏龍茶、“完全発酵茶”(完全に発酵)が紅茶というように、茶葉の発酵度によって種類分けされている。中間に位置する烏龍茶は甘みがかったものから、フルーティーなものまで味の幅が広い。

Q2 烏龍茶の主な生産地と味の特徴は?

A2.中国の主な烏龍茶の生産地は、福建省と広東省。福建省の烏龍茶は、北部と南部で味の印象に違いがある。福建省南部のお茶は、葉が丸く、甘みが強いのが特徴。北部のお茶は、お茶の色が濃く、どっしりとした深い味わい。日本で販売されているペットボトルの烏龍茶のほとんどは、福建省北部のお茶なのだとか。広東省の烏龍茶は桃やライチを思わせる、フルーティなものもある。中国茶を選ぶときは産地にも注目を。

Q3 工夫茶器はどんなものを選べばいいの?

A3.「工夫茶器」の素材は、主に磁器と陶器の二種類。磁器製の茶器では、渋みや香りなどそのお茶の特徴をダイレクトに堪能できる。香りが茶器に移らないので初心者も扱いやすい。陶器の茶器は、お茶の雑味を吸収するためまろやかな味わいに。お茶を吸収するので、皮財布のように使うたびに味わいが出てくる。茶器を育てる感覚で陶器の茶器を選んでみるのもおすすめ。

中国茶「岩茶」に合うおすすめスイーツ3選

お茶の味わいの変化に合わせて
お茶菓子も変えてみよう!

今回のイベントのために、中国茶に合う和菓子を東急百貨店のお菓子バイヤーがセレクト。中国茶は、一煎目、二煎目とお茶の表情が変わるので、合わせるお菓子も変えてみるのがおすすめ。繊細な味と華やかな香りを堪能できる一煎目には、お菓子も上品な味わいのものがぴったり。味わいが強く飲みごたえも出てくる二煎目は、甘みやコクのあるお菓子を合わせるのがベスト。お茶の風味が軽やかになる三煎目は、サクサクとした食感が軽いおせんべいを合わせてみて。中国茶と和菓子のマリアージュで、さらに優雅なティータイムを楽しもう。

【一煎目におすすめのスイーツ】
とらやの羊羹

繊細な味わいと華やかな香りの一煎目に合うのは、上品な甘さの羊かん。和菓子の老舗・とらやの羊羹「小形羊羹」は、手のひらサイズでお茶請けにぴったり。小倉や黒糖など味のバラエティが豊富なのも嬉しい。期間限定のラムレーズン(現在は未販売)や空港限定の白小豆入羊羹など、限定品も見逃せない。

【二煎目におすすめのスイーツ】
蜂の家「自由が丘みるく」

二煎目には、濃厚でボディのしっかりとしたお菓子を合わせてお茶の渋みを中和して。東急百貨店のお菓子バイヤーが注目したのは、自由が丘に本店を構える和菓子店蜂の家の「自由が丘みるく」。フレッシュミルクをたっぷり使った、まろやかでやわらかな甘さを感じられる一品で、しっとりした口当たりと、なめらかな口どけがクセになる。ぐるぐると渦を巻いた見た目もかわいい。

【三煎目におすすめのスイーツ】
銀座あけぼの「二十四節花」

軽やかな風味が堪能できる三煎目には、軽やかな食感のお菓子をチョイス。銀座あけぼのの「二十四節花」は、日本の二十四の季節を表現した、一口サイズのおせんべい。サクサクとした食感が特徴で、だしカレーや紫芋など、8種の味を楽しめる。花が描かれたパッケージも美しく、袋のままお茶菓子として出すのもおすすめ。

オズモールと東急グループのコラボプロジェクト
「キラリプラスカレッジ」

自分の「好き」を追求していくと、知識が増えるのはもちろん、また別の分野へと興味が広がったり、没頭している時間自体がリフレッシュにつながったり・・・。ありのままの素の自分が磨かれて、私らしさもよりパワーアップ。オズモールと東急グループのコラボプロジェクト「キラリプラスカレッジ」では、「好きなコトで私をもっと好きになる」をキャッチフレーズに、私がキラリと輝くきっかけになるイベントを4回に渡って実施。ぜひチェックして!

PR/東急グル―プ
WRITING/CHIAKI ISHIBE(ROKUSHIKI) PHOTO/KAZUHITO MIURA

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※記事は2018年3月13日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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