2025年の初詣は、女性の厄除けにご利益のあるお寺として親しまれている「西新井大師」へ

更新日:2024/12/26

2026年に開創1200年を迎える東京の古刹・西新井大師

神聖な境内で、心静かに新年がよい年であることを祈願する初詣。どこに行こうか迷っているなら、平安時代から女性の厄除けにご利益があるとされ、女性の願いを聞いてくれる十一面観音様(秘仏)が鎮座する足立区の「西新井大師」を訪れてみては。

総本山は“花の御寺”と呼ばれる奈良「長谷寺」。境内の「女人堂」に祀られている「如意輪観音」は女性の諸願成就にご利益があるとされ、特に良縁・結婚・安産などを願う女性に慕われている。また観音の霊験により絶世の美人になったという“美人伝説”が語り継がれている「聖観世音菩薩像(通称ぼたん観音)」を祀る「六角観音堂」、肌の悩みを持つ人が訪れる「塩地蔵」もお参りしたい。

今年もゆっくりと参拝できるオフピーク参拝を推奨。新年初めての参拝が「初詣」なので、混雑しそうなお正月や土・日・祝の午前中などは避け、無理のないタイミングで参拝しよう。

天長3(826)年創建され、疫病封じの寺としても有名。心身ともに健やかな1年となるように祈願しよう

西新井大師の御本尊のひとつ「十一面観音」は、弘法大師(空海)がこの地に立ち寄った際、悪疫流行に悩む村人たちを救おうと自ら彫ったとされるもの。同時に自身の像も彫り、十一面観音を本尊に、自身の像を枯れ井戸に安置して21日間の護摩祈願を行うと、清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝えられている。またその井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたとも。

十一面観音がもたらすご利益のひとつとして「離諸疾病(病気にかからない)」があり、1年を通じて健康であることを祈るにはぴったり。心身ともに健やかで、自分らしく活躍できるように祈願したい。

インターネットで申し込める、お護摩祈願とお札の授与

西新井大師を訪れなくてもお正月のお護摩祈願とお札の授与が受けられるよう、昨年に引き続きインターネットで受付。2月2日(日)24時までに申し込めば、ご本尊様の御宝前でお護摩祈願したお札を郵送で受け取れる。お体の不自由な方や基礎疾患をお持ちの方、遠方に住んでいる方、妊婦さんや小さなお子さんがいらっしゃる方などはぜひ利用して。

新年もソーシャルディスタンスを意識した警備・規制が行われるため、参拝まで時間がかかってしまう見込み。その年初めてお参りするのが初詣だから、お正月にこだわらず、節分までをめどに混雑の少ない日にちを選んで足を運ぶのがおすすめ。オフピーク参拝を心がけて、心も体も健やかに新年を迎えよう。

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※記事は2024年12月26日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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