お寺で心を整える。東京 足立 西新井大師で女性限定の観法(瞑想法)と写経体験を今年も開催
日本の文化を継承し続ける“お寺”が、癒しを求める女性たちの心を惹きつけ、今改めて注目を集めている。そこで今年も、厄除けで有名な「西新井大師」で、女性限定の体験イベントを開催。お坊さんのありがたい法話に加え、呼吸と心を整える「観法」や穢れを取り除く「塗香」のレクチャーもあり、内容盛りだくさん。心が洗われる貴重な体験は、自分自身を見つめ直すきっかけに。
更新日:2019/07/23
心が疲れたときに元気をもらえる
“わたしのお寺さん”を見つけよう
なにかと心が休まらない現代、御朱印帳巡りを筆頭に、お寺に親しむ女性たちが急増中。参拝だけでなく、座禅や写経、精進料理などの“体験”も、静かなブームになっている。
「もともとお寺は庶民にとって身近なものでした。悩みがあるときや、立ち止まったときに、ふと参拝に来て心を落ち着かせていたんですよ」と話すのは、西新井大師の教化主任 水上俊岳さん。
かつては、日本人それぞれに“わたしのお寺さん”があったのかも。いつでも訪れることができて、そっと力をもらえる。そんな特別なお寺があると、今の私たちも心強い。写経体験をきっかけに、自分だけのお寺を探してみて。
呼吸と心を整える「観法」で
写経と向き合うための準備運動
今回のイベントは、贅沢な2部構成。メインの写経をより集中して取り組めるよう、第一部では心の準備運動として、「観法(かんぼう)」を体験。
「観法」とは、“心で仏様を感じる”修行法の総称で、今回は、観法の中でも最も初歩的な「数息観(すそくかん)」をレクチャーしてもらえる。これは、まず初めに呼吸の数を心の中で、1~10と繰り返し数えることで、呼吸と心を整える(調息)もの。実際にお坊さんは、法要の前などに行って、気持ちを落ち着かせているのだそう。
「数息観」を覚えておけば、大事なプレゼンの前や、イライラしてしまったときなど、日常生活でも活用することができそう。
観法で呼吸を整えたら
写経体験で心をリフレッシュ
観法で心を落ち着かせたら、いよいよ写経体験へ。
「そもそも写経は、僧侶自ら行う修行のひとつでしたが、現在は、“書く時間”に癒しを感じられている方も増えています」と水上さん。前回のイベント参加者からも「無心になれてスッキリした」「心が安定した」という声が多く聞こえ、精神的な効果を実感できたみたい。
「敷居が高いのでは?」と心配している人も大丈夫。字が下手でもいいし、正座は崩してもOK。また、写経の意味や書き方などもわかりやすく説明してもらえるので安心して。そして会場は、普段はなかなか入ることができない大書院。特別な部屋で行う写経は、より忘れられない体験になるはず。
女性の厄除けとして江戸時代から知られる西新井大師を訪れて
平安時代から女性に親しまれ続けている古刹
毎日お護摩祈願ができる「西新井大師」
西新井大師は、天長3(826)年に、弘法大師(空海)が訪れたことで創建されたお寺。総本山は、奈良県の“花の御寺”とも呼ばれる「長谷寺」。特に女性の厄除けにご利益があるとされ、厄除けだけでなく、女性に嬉しい参拝スポットも多く、長年にわたり女性に優しいお寺として慕われ続けている。
炎で煩悩を焼き払い、願い事を祈願する「お護摩」も有名で、お護摩祈願は1年中申し込みが可能。また、四季折々の花が咲く境内は、歩いているだけでも心が穏やかに。毎月21日は弘法大師の縁日で、露店が出店するなどにぎやかな雰囲気。ほかにも、2月の節分、7月の風鈴祭りなど、数々の年中行事が開催されている。
“美人伝説”が語られる
美しい姿をした観音様
ぼたん観音と呼ばれる聖観世音菩薩像が祀られる六角観音堂。唐の皇帝の妃になる女性が自分の容姿に悩んでいたところ、観音の霊験を受けて絶世の美人になったという伝説が語り継がれている。“美人伝説”のある観音様、女性は外せないスポットになりそう。
肌の悩みを持つ人が訪れる
塩に覆われた「塩地蔵」
“お参りするとイボやできものが治る”という言い伝えがあり、イボ取り地蔵とも呼ばれる。お地蔵さまが大量の塩に埋もれているのは、この塩を持ち帰り、功徳があったら倍にしてお礼に来るという習わしがあるためなのだとか。お地蔵さまに美肌をお願いしてみては?
女性限定 法話・観法と写経体験 in 西新井大師
日時:2019年9月7日(土)・8日(日)※2日とも同じ内容です。
11:45~西新井大師 光明殿にて受付
12:00 第一部:法話、観法(13:00~大書院へ移動・休憩)
13:30 第二部:写経
15:30 終了(この後も書き上げるまで残っていただいてOK)
※16:20~、希望者は大本堂で奉納した写経のお護摩見学
会場:西新井大師 大書院
参加費:1500円(税込/当日支払い)
募集人数:各日48名(応募者多数の場合は抽選)
お土産:御朱印帳他
※当選者のみ、8月9日(金)に女子写経イベント事務局から連絡いたします
※観法では足を組みます。短いパンツやミニスカートなどは避け、ふさわしい服装でお越しください
PR/西新井大師
WRITING/CHIAKI ISHIBE(ROKUSHIKI)