家庭用脱毛器の効果的な使い方は?注意点を知って正しくムダ毛ケア
サロンに通う手間もなく、自分の好きなタイミングで気軽にムダ毛処理ができる家庭用脱毛器。実際に手に取ってみたものの、正しい使い方が理解できていない人も多いのでは。そこで今回は、虎ノ門中村クリニック院長の中村康宏さんに脱毛器についてインタビュー。ケアしたい部位や脱毛器の種類に合わせた使い方、使用前に知っておくべきことなどを聞いてきたので、ぜひ参考にしてみて。
更新日:2024/11/20
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1.家庭用脱毛器の効果的な使い方
以下で脱毛器を効果的に使うために準備していおくことや使い方などをご紹介。ここから紹介する内容は基本的な使い方になるので、手順に沿って試してみて。
また、細かな設定や違いは商品ごとに異なるケースも。使用する際は下記も参考にしながら、細かいところは各商品の説明書を読むようにして。
前日までにカミソリで処理
フラッシュ式、レーザー式は、毛根に光を当てることでムダ毛にアプローチする。長い毛で毛根が隠れてしまうと効果が半減する可能性があるため、必要に応じてある程度処理しておくのがベター。
肌への負担を考慮して、前日までに処理を済ませておこう。
照射レベルやモードを設定する
部位や毛の状態にあったレベル、モードに設定する。場合によってはカートリッジを変更。
はじめはいちばん弱いレベル・モードにして、徐々に調整するのがおすすめ。
照射部分を保冷剤で冷やす
マストではないものの、肌を冷やしておくと痛みを感じにくくなる。冷やしすぎには注意しつつ、痛みが気になる部位は10秒ほど冷やすとよい。
照射口を肌に当て、照射する
設定が完了したら、脱毛器のヘッド部分の照射口を施術部位に密着させ、ショットボタンを押して照射していく。
フラッシュが光り、パチンという音がしたら照射できた合図。押し当てたまま少しずつずらして、まんべんなく照射していく。
機種によっては連続照射モードなどもあるので、うまく活用するとスムーズに照射できる。
使用後はクールダウン&保湿
脱毛器を使った後の肌は熱を帯びた状態なので、照射前と同じく保冷材等で肌をクールダウンさせる。
乾燥しやすい状態なので、冷やした後はしっかり保湿することも忘れずに。
2.家庭用脱毛器の種類別で使い方に違いはある?
脱毛器の種類は、フラッシュ式脱毛器、レーザー式脱毛器、ローラー式などに分かれているが、使い方の違いは特にない。
共通して大事なのは、脱毛器はセルフで照射するので、面がどこにあたっているのかを注意してみる必要があること。また、照射漏れやムラがないよう、照射範囲をラインで引いて対応するのがおすすめ。クリニックやサロンでもラインを引くのが一般的。照射範囲を明確にして満遍なく綺麗に脱毛しよう。
3.家庭用脱毛器を使用する際の基本的な注意点
使用前に試し打ちする
肌トラブルを避けるため、購入後はまずテスト照射を行おう。除毛を済ませてから、もっとも弱い出力で肌に1回照射し、2~3日後の状態を確認。肌に異常が見られたらそれ以上使うのはやめ、専門機関に相談して。
しばらく使っていないと肌の状態が変わることもあるので、初めて使う機器でなくても実施したほうがよい。
使用後は刺激や日焼けに注意
脱毛器を使った後の肌は、紫外線を含む外的刺激を受けやすい状態。
トラブルを防ぐために、保湿に加えてUVケア、摩擦を避けることを徹底しよう。
顔に使えるタイプの場合は、メイクを落とした清潔な肌に使う
顔への使用がOKとされている家庭用脱毛器もある。顔へ照射する場合は、メイクの上から行うと肌トラブルにつながることも。クレンジング・洗顔を済ませ、清潔な状態の肌に使うことを心がけて。
ほくろやニキビ、ニキビ跡は避ける
家庭用脱毛器は、毛のメラニン色素に反応することでムダ毛をケアする仕組み。ほくろはメラニン色素の集合体のようなものなので、脱毛器の光に過剰に反応してしまう可能性がある。
サポート体制があるサロンやクリニックでは、小さいほくろであればカバーせずに施術することも。一方で、家庭用脱毛器を自分で使う場合は正しい判断ができない場合もあるため、やけどや炎症が起きるリスクが高まる。念のために照射は控えたほうがよいといえる。
ニキビやニキビ跡も状態をさらに悪化させてしまうため控えたほうがよい。
ほくろ・ニキビ・ニキビ跡のある部分には直接当てないことを鉄則として、シールでカバーしながら脱毛器を操作したり、照射レベルを調整したりする必要がある。
湯船につかるのは避け、シャワーで済ませる
照射後は肌が熱を持っているうえ、乾燥しやすい状態になっている。
体が温まるのはもちろん、お風呂上がりに肌の水分が一気に蒸発するので、湯船につかって体を温めすぎないようにしたほうがよい。
シャワーで済ませて、すぐに保湿するようにしよう。
適切な期間を空けて使用する
毛周期に合わせて使うことで効率が高まるが、頻繁に使いすぎると肌トラブルの原因に。製品の説明に従いつつ、まずは2週間に1回程度からスタートするのがよいでしょう。
複数人(家族内など)で使い回さない
肌表面にはたくさんの雑菌が存在しますので、家族や恋人と使い回すのは衛生面的によいとは言えません。肌に直接あてるカートリッジのみ各自で購入して取り替え、本体のみを使い回すといいでしょう。
4.家庭用脱毛器を使用するときの部位別での注意点
脱毛器を使う際、ムダ毛の処理や保湿をするなど注意点はいくつかある。その中でも部位別で注意するべき点をご紹介。
VIO
VIOはデリケートな場所のため特にストレスを感じやすい部分。何か痛みを感じたときは出力を弱めたりと適度に調整をしよう。また、冷却機能がついている機械でクーリングすることでストレスを軽減できるので、選ぶときは参考にしてみて。
顔
顔は日光が当たる部分になるので、日焼けをしてしまう可能性がある。日焼けをした状態で脱毛をしてしまうと肌トラブルになるので、照射をする際は顔の状態を確認するようにして。また、男性の場合はヒゲのフェイスラインの範囲が目視だと分かりずらいので、ラインを引くなどして照射範囲が分かる状態にしておくのも大切です。
ワキ
VIOなどと同様、毛根が太いため肌トラブルが発生しやすい箇所。照射をする際はクーリング機能があるものを選ぶなどして、ストレスを軽減させることを意識してみて。
5.家庭用脱毛器に関するQ&A
生理前後、生理中、妊娠中には使ってもいいの?
生理前後、生理中はホルモンバランスの影響で肌が敏感になり、痛みを感じやすい可能性も。心身の状態を確認しつつ、できれば生理前後5日程度の使用は控えたほうが無難。
脱毛器は皮脂の表面に照射をするもので内部に影響があるわけではないため、妊娠中の使用は特に問題はない。
照射後に赤みが引かない場合はどうすればいい?
まずはしっかり冷やして保湿。しばらく様子を見ても変わらない場合は、やけどなどの炎症を起こしている可能性もあるため、早めに専門機関を受診して。
そうあらないためには、照射前の冷却とレベル設定を慎重に行うことが大切。
数回使っても効果が感じられない気がする。見直すべきポイントはある?
メーカーが推奨する使い方を改めて確認。また、そもそも光美容器は満足できるまでにある程度の期間を要するもの。少なくとも半年ほどは継続して使ってみて。それでも満足できない場合は、サロンやクリニックでのケアに切り替えるのもあり。