VIO脱毛はした方がいいの？しない方がいいの？メリット、デメリットについても知りたい！
近頃、話題のVIO脱毛。生理中のムレやニオイが気にならなくなる、自己処理の必要がなくなるなどさまざまなメリットがあると聞くけれど、デリケートゾーンの脱毛をしても大丈夫・・・？ そんな不安に皮膚科専門医の玉城有紀先生がお答えします！ 編集部おすすめのVIO脱毛サロン2選も紹介するので、VIO脱毛を検討している人はぜひチェックしてみて。
更新日：2024/08/22
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お話を聞いたのは・・・
皮膚科専門医 玉城有紀先生
＜Profile＞
帝京大学医学部卒業後、日本医科大学武蔵小杉病院、東京女子医科大学皮膚科学教室などを経て2014年に「溝の口駅前皮膚科」を開院。明るく気さくな人柄と、わかりやすく丁寧な説明が評判で、地元で皮膚科といえばココ！と親しまれている。
＜クリニック＞
自由ヶ丘ファミリー皮ふ科
二子玉川ファミリー皮ふ科
溝の口駅前皮膚科
＜SNS＞
Instagram：@dr.yuki_t
Twitter：@eqawt1qkuwluifq
TikTok：@dr.yuki_t
編集部おすすめ脱毛器TOP3
ヤーマン
レイボーテ クールプロ
Wランプ搭載でハイパワーで効率的なムダ毛ケアを実現。冷却機能も搭載しているので肌への負担もおさえる
エムロック
ケノン
光を発する時間を限りなく短くして肌への負担を軽減。VIO施術でも使いやすい
ブラウン
シルクエキスパート光美容器pro5 PL 5117
VIOなど敏感なエリアにも使いやすい「やわらかモード」搭載
1．そもそもVIO脱毛とは？
VIO脱毛とは、いわゆるデリケートゾーンの脱毛を行うこと。Vライン・Iライン・Oラインをセットにした総称を「VIO」と呼ぶ。サロンによっては、デリケートゾーンと呼んだり、ハイジニーナと呼んだりすることも。
サロンによって範囲の定義が異なることもあるけれど、一般的な範囲はそれぞれ以下の通りです。
・Vライン
デリケートゾーン上部の三角形部分が範囲になるのが一般的。左右の骨盤を線で結んだ部分から下の、三角形の範囲が対象。ちょうどショーツで隠れる部分だとイメージしてみて。
・Iライン
膣の両サイド部分のこと。自分では見づらかったり粘膜に近かったりするため、自己処理が難しいエリア。
・Oライン
肛門まわりを丸で囲ったエリアのこと。毛が薄い人だと生えていないこともあります。手が届きにくいため自己処理はかなり難しいゾーンです。
2．VIO脱毛はしない方がいい？VIO脱毛経験者にきいた脱毛事情
VIO脱毛をしている人はどれくらいいるの？ きっかけは？ VIO脱毛をやってよかったと思うことは？ オズモールの読者にVIO脱毛に関するアンケートを実施しました。結果は、2人に1人がVIO脱毛をしたことがあると回答。そろそろ、人目を気にしなくてもいい時代かも？
※アンケート調査期間：2022/4/28～2022/5/12、回答者数：626人
VIO脱毛をしようと思ったきっかけは？
VIO脱毛をしたことがあると回答した人は全体の52.5％。「もともと毛量が多くてコンプレックス」（なおりんさん）、「水着を着た時に毛がはみ出ていないか気になる」（みつばちさん）、「生理の時に衛生的に保ちたいと考えたから」（スミスさん）など、きっかけはさまざま。いずれ介護されるときのことを考えて決めたという声も多数。
また、「VIOだけが目的ではなく、どうせやるなら全身やったほうが楽だと思ったため。」（あんあんさん）など、VIOだけを脱毛するというよりも、ほかの部位と同時に施術を受けた人も多いよう。
VIO脱毛してよかったと思うのはどんな時？
「ほぼ自己処理が不要になり、生理中のムレやにおいなど不快感がなくなった」（ゆんさん）、「水着や可愛い下着を着るときに気になることが少なくなった」（ニケさん）など、VIO脱毛を経験した人のほとんどが満足しているよう。
なかでも多かったのが「とにかく生理中がラクになった！」という声。デリケートゾーンの肌トラブルから解消されるほか、タンポンを着脱しやすくなるなどのメリットもあるよう。
VIO脱毛中にストレスに感じたことはなに？
最も多かった回答が「恥ずかしさ」で39.0％、2位の「痛み」31.9％、3位の「機械やスキンケアの不快感」が0.9％という結果に。
やはり、普段人に見せない場所があらわになることに対する恥ずかしさを感じている人は多いよう。
痛みについては、最近では痛みが少ない方式を取り入れているサロンやクリニックが多いことから、とくに感じなかったという人も。
また、施術の技術にストレスを感じたという声が6.7％あり、サロン＆クリニック選びの重要さが改めて浮き彫りに。
3．VIO脱毛はやらない方がいいって本当？メリットやデメリットは？
VIO脱毛はやらない方がいいという声もあるものの、本当のところはどうなるか気になる人が多いはず。以下でVIO脱毛のメリットとデメリットを解説するので、ぜひ検討材料にしてみて。
VIO脱毛のメリット
まずは、VIO脱毛のメリットから解説
生理中のムレやニオイが防げる
VIO部分の毛が多いと経血がついてかたまったり、ムレてかゆくなったり、ニオイが気になったりと、何かと不衛生で気持ち悪く感じるもの。
VIO脱毛をすると、生理による経血が毛につきにくくなるため、ムレやニオイを防ぎやすくなるというメリットがあります。
また、毛についた経血がショーツについてしまうのを防ぐことができるため、生理中のあらゆる悩みを軽減できますよ。
下着や水着からはみ出さなくなる
せっかくかわいい下着や水着を買っても、VIOの毛がサイドや上部からはみ出していると台無しな気分に。VIO脱毛で毛をすっきりさせることで、下着や水着がきれいに着こなせるようになります。
少し大胆なデザインのものでも毛を気にせず着こなせるほか、急にプールや海の予定が入っても自己処理の心配がありません。
自己処理による不快なチクチク感がなくなる
自己処理ではなく脱毛をすることで、処理後のチクチク感や肌トラブルを回避できるのもメリット。
VIOの毛は、ほかの部位に比べて濃かったり太かったりすることが多く、カミソリ等による自己処理だと、どうしてもチクチクしてしまいがちです。
また、VIO周辺の肌はデリケートなため、カミソリ等では肌トラブルも起きやすいゾーン。
サロンやクリニックで脱毛をすれば、チクチク感がないほか、肌トラブルも最小限に抑えてきれいにすることができます。
介護が必要な際に介助者の負担が減る
最近話題を集めているのが介護脱毛です。
介護で排泄や入浴の介助をする際に、VIOの毛が少ない、薄いと排泄物などの付着やムレ、ニオイを防ぐことができるため、介助者にとってはケアがしやすく、負担を減らすことができます。
VIO脱毛のデメリット
次に、VIO脱毛のデメリットを解説
照射時に痛みを感じやすい
VIOは皮膚が薄い部位なので、なかには脱毛時に痛みを感じる人も。
ただし、以前と比べてマシンの性能や技術が向上していて、最近では多くの脱毛サロンやクリニックが、痛みを感じにくい方式を導入しています。
温泉などで人の目が気になってしまう
VIOの毛が少なく薄くなると、温泉などで人の目が気になるという声も。
実際には、自分が思うほど他人は見ていないものですが、恥ずかしくて温泉などを躊躇してしまう点はデメリットとして挙げられるかも。
施術が恥ずかしい
VIOは普段人に見せる部位ではないため、施術担当のスタッフに見られるのが恥ずかしくて耐えられないという声も多く聞かれます。
どのサロンやクリニックでも、極力プライバシーに配慮しながら、照射部以外にはガウンやタオルをかけるなどの対応をとってくれるところがほとんどですが、恥ずかしいと思いながら施術を受けるのはストレスになってしまうことも。
4．デメリットを払拭して「やってよかった！」と思うためには？
メリットが多いことが分かったVIO脱毛。とは言え、少なからずデメリットはあるため、不安に感じてしまう人もいるはず。
以下では、デメリットを払拭してVIO脱毛に満足するためにできることを解説。ぜひ参考にしてみて。
痛みが心配な人は、カウンセリング時に脱毛方式の相談を
ひと言で脱毛といってもさまざまな方式があります。
一般的に、痛みが少ないといわれているのは、美容脱毛のSHR方式やSSC方式、医療脱毛の蓄熱式など。
SHR方式は、黒いメラニン組織である毛根にアプローチする従来の方式とは異なり、毛を生やす指示を出すバルジ領域という部位と、毛包そのものにダメージを与えるもの。低音でじわじわダメージを与えるため、痛みが少ないといわれています。
SSC方式は、ジェルと光の相乗効果で抑毛するものなので、直接熱を与えて行うほかの方式よりも痛みが弱く肌へのダメージも軽減できます。
蓄熱式は、バルジ領域にじっくり熱を加えながら破壊することで毛の生成を抑える方法。ごく弱いレーザーを照射するので、肌への負担が少なく、痛みも感じにくい方式です。
サロンやクリニックによっては体験を用意しているところもあるので、まずは体験で痛みがどの程度か確認してみて。
カウンセリングの際にスタッフに痛みが苦手なことを伝えて脱毛方式を相談するほか、照射レベルを低いところからスタートしてもらいましょう。
温泉で人目が気になるならVラインは毛を残したデザインにする
温泉に入るときなどにどうしても人目が気になってしまうという人は、完全にツルツルにせず少し残したデザインにしてみるのがおすすめ。
VIO脱毛では、どんなデザインにしたいかの希望を言えば照射範囲をコントロールしてもらうことができます。
IラインとOラインはツルツルでも人に見られないため、Vラインだけ少し残したデザインにすると人目が気にならないかも。
人気のトライアングル型やたまご型にすれば、すっきりしつつも人目に留まることがなく自然な見た目にすることが可能です。
恥ずかしさは「気にしない」がいちばん！スタッフは慣れている
脱毛の施術担当スタッフは、毎日何人もの顧客に施術を行っているため、どんな部位でも見慣れているもの。
また、全身にガウンを着ているほか、専用の目隠しで視界も真っ暗なので、数回受けているうちに恥ずかしさは意外となくなるという人がほとんどです。
「気にしなくて大丈夫」と言っても慣れないうちは緊張して恥ずかしいものですが、数回受けていれば慣れてくるのでそこまで心配しなくてOK。
むしろ緊張して体に力が入っていると施術しにくいので、リラックスして受けてくださいね。
5．編集部おすすめのVIO脱毛サロン2選
編集部おすすめの脱毛サロンを紹介。それぞれ特徴を紹介するので、サロン選びの参考にしてみて。
※この記事の監修者がおすすめするサロンではありません
ジェイエステティック
老舗ならこちら。パーツ別の脱毛も充実しているトータルビューティサロン
これまでの実績を重視したいなら、老舗のジェイエステティックがおすすめ。130万人以上の会員数を誇り、全国に約100店舗展開している。
VIOやトライアングルなど、好きな部位を細かく脱毛できるプランを用意。希望に合った施術を行ってもらえるので、こだわりや過去の脱毛歴がある人でも満足できるはず。
| プラン内容 | 全身オーダーメイド40回脱毛：月額4900円～（総額118483円）、デリケート5脱毛（初回限定5部位×2回）：2200円 |
|---|
| 脱毛の方法 | 冷光ヒアルロン酸スーパー脱毛 |
|---|---|
| 予約方法 | WEB、電話 |
| 店舗数 | 約100店舗 |
| 来店頻度 | 2～3カ月に1回 |
| 予約のキャンセル | 前日までに連絡 |
| 返金 | - |
| 無料カウンセリング | あり |
| 店舗移動 | 可能 |
| 展開エリア | 全28都道府県：店舗検索はこちら |
【ジェイエステティックの特徴】
■全身脱毛に加えて部分脱毛のメニューも充実
■お手入れ後にはオリジナルの保湿剤でケア
■脱毛以外にも痩身エステメニューもありトータルで手入れ可能
【キャンペーン情報】
・選べる5部位脱毛：全身18部位（※）から5部位を選んでお手入れ可能
※初めて申し込みをする人
※一部部位を除く
ミュゼプラチナム
VIOをピンポイントで脱毛できるプランあり。回数を選べて通いやすい
VIOのほか、トライアングルなどをピンポイントに脱毛できるプランがあるミュゼプラチナム。好きな回数を選べるから、お手入れの頻度や過去の脱毛状況によって柔軟な施術を受けられる。
また、肌のことを考えたオリジナルのジェルを使っているのも魅力のひとつ。美容成分を含んだジェルが肌への負担を軽減し、素早く快適な脱毛をサポートする。
| フリーセレクト美容脱毛コース Sパーツ（2回） | 総額8470円（1回あたり4235円） |
|---|
| 総合評価 | ★★★★☆ 4.0 |
|---|---|
| 脱毛方式 | S.S.C.方式 |
| 脱毛可能部位数 | 全身22カ所 |
| 来店頻度 | 最短2週間に1回から |
| 無料カウンセリング | あり |
| 店舗移動 | 可 |
【ミュゼプラチナムの特徴】
■専用美容液を使用して美肌効果をアップさせる「S.S.C. IPS care方式」を採用
■24時間いつでもアプリ上で予約、変更が可能
■オンライン脱毛も実施中
6．VIO脱毛で失敗しないために気をつけたいこと
VIO脱毛を行う前には、必ずどのくらい毛を薄くしたいのか、どんなデザインにしたいのかを決めて、施術スタッフにきちんと伝えることとも重要です。
希望が曖昧だったり、スタッフに伝えていなかったりすると、思った以上に薄くなりすぎてしまったり、好みではない形になってしまったりする可能性も・・・。どんなデザインにするか迷ったら、スタッフに相談を。
施術を重ねるうちに、希望の薄さになったと感じたら、その時点でストップしてもOKです。脱毛で一度薄く少なくしてしまうとほとんど元に戻らないことが多いため、スタッフとコミュニケーションを取りながら施術を行いましょう。
WRITING／MINORI KASAI ILLUSTRATION／CHIKA SHIBA
