自然光がたっぷり差し込む、温かな雰囲気のお店。東中野に2018年4月にオープンしたフラワーカフェ「On Flowers」(オン フラワーズ)は、生花店にカフェを併設した憩いの空間です。メディア取材は初という穴場フラワーカフェに、オズモール編集Fがお邪魔してきました。
たっぷりの緑と手作りインテリアが織りなす癒し空間
お店には、軒先だけでなくカフェカウンターや店奥のショーケースまで草花がたくさん。緑たっぷりの枝植物が中心に見えますが、彩り豊かな季節のお花がアクセントのように組み合わせられていて、360度どこを見ても心ときめく空間になっています。
内装は丁寧にリノベーションされており、インテリアにも強いこだわりが。コンクリートと木材を組み合わせたカフェカウンターや壁面にある木のパネルなどDIYのアイテムも多く、お花のナチュラルな雰囲気と相まって、どこか心がほっとするような佇まいです。
オリジナルサンドとこだわりのコーヒーで至福のカフェタイム
カフェのメニューは、スタッフの皆さんでアイデアを出し合いながら開発しているそう。今回いただいた写真の「ごま油香るきんぴらとりそぼろサンド」(500円)もそのひとつで、シャキシャキのレタスに素朴な味のきんぴらごぼう、和風の鶏そぼろがはさまった食べごたえのあるメニューに仕上がっていました。1ドリンク、1デザートが付いたランチセット(1000円)も提供。メニューは定期的に変更されるので、最新情報は公式Instagram(@onflowers1)でチェックして。
ドリンクにもこだわりが。コーヒーは店長の橋本さんの希望をもとに東中野の「ITSUKI Coffee Roastery」が手がけたオリジナルブレンドを提供。ケニア、ブラジル、グアテマラ産の豆を配合しており、苦みや酸味、コクがほどよく主張しあいます。暑い時期にはアイスコーヒーで楽しむのがおすすめです。また、ハイネケンやベルギービール(ヒューガルデン・ホワイト)、クラフトビール(LUCKY CATやコエドマリハナ)などのアルコールも用意しています。
天然酵母のスコーンや手作りケーキもおすすめ
スイーツも気になるものがたくさん。今回は「ホシノ天然酵母のスコーン 胡桃」(350円)をいただきましたが、サクサクほろほろでクルミの食感が引き立ちます。
「甘酸っぱいベリーのスクエアケーキ」(450円)、「和三盆と大納言のバターケーキ」(400円)もおすすめ。ちなみに、こちらも橋本さんのご友人が営む東中野の「食のアトリエ・スパロウ」に、特別に手作りしてもらっているそう。
お客さんに合ったとっておきの花束を
「このお店は人が集う場所であってほしい」と朗らかに話すのは、店長の橋本藍さん。12年前に開いたフラワーショップにカフェを併設し、2018年4月10日(火)にフラワーカフェとしてオープンしたのは、そんな思いがあったからでした。お店では、美しいお花に見とれて足を止める人、一人でゆったりとコーヒーを楽しむ人、橋本さんらスタッフの方とおしゃべりを楽しむ人など、思い思いの時間を過ごしています。
取材中には、橋本さんがお客さんのオーダーに耳を傾けながらお花を選んでいるシーンをよく見かけました。その人のまとう雰囲気や、手持ちの花瓶の形、花を飾る場所など、お客さんから丁寧にヒアリングしながらおすすめを見繕ってくれます。私が「自宅に長く飾れるお花を探している」と話したときも、フレッシュな状態で楽しんだ後ドライフラワーにして飾れるお花を紹介してくれました。大切な人にプレゼントするお花を選ぶときも、心強い味方になってくれそうです。
「小さな花屋として12年東中野で過ごしてきましたが、カフェを併設したことにより、よりいっそうみなさんと繋がっていることを実感しています」と橋本さん。今後も、古書店とコラボして外国の絵本などを販売したり、フラワーアレンジのワークショップを開催したりと、“人の集う場所”としてのお店を活用したさらなる取り組みも計画しているそうです。
人や植物の持つ温もりを存分に引き出すフラワーカフェ。コーヒーやサンドイッチ、スイーツも絶品のこのお店に、ぜひ足を運んでみて。
DATA
- スポット名
- On Flowers(オン フラワーズ)
- 電話番号
- 0332272877 0332272877
- 住所
- 東京都中野区東中野1-32-6
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 毎週日・月曜
- 交通アクセス
- JR「東中野駅」西口より徒歩3分、都営大江戸線「東中野駅」A1出口より徒歩3分
- ホームページ
- On Flowers HP
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