従業員のコミュニケーション不足を解決へ。親睦会の開催やカフェスペース設置など福利厚生アンケート

従業員のコミュニケーション不足を解決へ。親睦会の開催やカフェスペース設置など福利厚生アンケート

更新日:2024/11/29

福利厚生のなかでも、従業員のコミュニケーション不足を解決に導く、親睦会開催やカフェスペースの設置、部活・サークル活動の開催など、「社交的ウェルビーイング」に関するアンケート調査を実施しました。約500名の回答から正社員・正規職員に絞り集計。自社にある福利厚生の自慢したくなるイイところ、おかしいところとは? あなたの会社の福利厚生に満足していますか?
※この記事での福利厚生は法定外福利厚生をさします

【アンケート】自社の福利厚生に満足していますか? はい 44.3%

最も多いのは、どちらかといえば満足している 34.6%

正社員を対象としたアンケートによると、、44.3%が『はい』。内訳として「はい。満足している(9.7%)」、最も多かった「はい。どちらかといえば満足している」は34.6%となっている。一方で、『いいえ』の回答は50.4%にのぼります。

福利厚生は従業員の満足度を高める効果があり、働きやすい環境を提供することは、ウェルビーイングの5つの要素(身体、キャリア、社交、経済、組織)のバランスを整えることが重要とされています。これにより、従業員のモチベーションや生産性が向上し、企業全体の価値向上につながります。今回はその中でも、親睦会の開催やカフェスペースの設置、部活・サークル活動の開催などの従業員同士のコミュニケーション活性化に関する【社交的ウェルビーイング】に焦点を当てていきます。

【アンケート】あなたの会社に、現在ある福利厚生を教えてください
~社交的ウェルビーイング編~

従業員の“コミュニケーション不足を解消”してくれる福利厚生

社交的ウェルビーイングは、良好な人間関係を築き、社会的に幸福な状態を指します。企業は親睦会や社員旅行、カフェスペースの設置などを通じて、従業員間・職場内のコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を構築することが求められています。

今回編集部が注目したアンケート6項目のうち、最も多かったのは「親睦会の開催」の30.6%という結果となっており、続いて従業員同士の自由な交流につながる「カフェスペースの設置」が20.4%、「部活・サークル活動の開催」が13.5%となっています。過去には会社全体や部署ごとでの多く実施されていた「社員旅行」は7.5%、また「運動会」が3.5%となっていますが、近年コミュニケーションの活性化をつながるとして復活したという声も届いています。 ※複数回答可

コミュニケーション不足の課題とは?

働き方改革が進む中、多くの企業が社内コミュニケーション不足に悩んでいます。リモートワークの普及で対面交流が減ったことが主な理由のひとつで、従業員同士の信頼関係が築きにくくなっています。特に、管理職が対話の重要性を理解していない場合や、業務効率を重視しすぎる企業風土があると、雑談や意見交換が減少し、心理的安定性が低下することも。企業風土の改革が求められています。

コミュニケーション不足が進むと?

社内のコミュニケーション不足は、業務の進行を妨げ、ミスやトラブルを増やす原因となります。情報がうまく共有されないと、重要な情報が漏れ、問題が大きくなることも。また、従業員のストレスが増え、モチベーションが下がることで、離職率が上がるリスクがあります。チームワークが発揮されず、企業理念が浸透しにくくなるため、企業の成長や新しいアイデアの創出にも悪影響を及ぼす可能性があります。

コミュニケーション不足の対策とは?

社内コミュニケーションを活性化するためには、リモートワークでも使えるツールやシステムの導入はもちろん、社内イベントや懇親会を通じて、従業員同士の交流を促進し、信頼関係を築く機会を提供することが大切になってきます。また、管理職が部下と積極的に対話し、意見を自由に言える環境を作ることも重要です。さらに、オフィス内に自然な会話が生まれるスペースを設けることで、業務を超えた絆が深まり業務効率の向上につながります。

イベントに関しては、いかに従業員が積極的に参加する内容であるか、社員同士のコミュニケーションにつなげられるかなどの企画力も問われることになりそうです。

うちの会社の福利厚生 イイところ・オカシイところ ~ 社交的ウェルビーイング編 ~

・年に1回、会社からの補助金でレクリエーションができます(商社)
・部署ごとに毎月懇親会があり1人5000円の補助が出ます(商社)
・会社が費用補助してくれるクラブ活動がある(サービス・インフラ)
・忘年会、歓送迎会等は時短勤務者に配慮して、勤務時間内に開催してくれる事が多い(サービス・インフラ)
・若手による親睦会がある(メーカー)
・年に1回ホテルディナーが開催される。1人予算2万ほどなのでそこそこおしゃれで美味しいお店に行けるのはまぁ楽しみです(メーカー)
・オフィスにカフェスペースを設けており、懇親会は社内スペースで実施(ソフトウエア・通信)
・3カ月に一度、部署横断のシャッフルランチが実施され、会社からは1人3000円が支給されます(広告・出版・マスコミ)
・年1回スポーツ大会がある(メーカー)
・社員旅行、忘年会、歓送迎会等は全額会社が負担してくれる(サービス・インフラ)
・グループ企業全体で会社対抗の運動会は毎年行われており新入社員の登竜門となっています(広告・出版・マスコミ)

・給料が低いのに、忘年会は高級ホテルのボールルーム貸切でパーティー。夏はクルーズ船で納涼会。その分を給料にしてほしい(その他)
・豪華なイベントはたくさんやるが、それをやらなくていいからその分お給料に還元して欲しい(その他)
・コロナ禍でのコミュニケーション不足から社員旅行が復活してしまいました(その他)

【調査概要】

調査名称:「 うちの会社のココがいい!ココが変わってる?」に関するアンケート
調査対象:OZmall会員(正社員の方限定)
調査形式:Webアンケート
調査期間:2024年10月22日~28日
回答者数:526名(女性:435名、男性:57名、未回答:34名)

福利厚生や社内コミュニケーションの課題解決に!

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WRITING/NAOKO ARAKAWA(OZmall)

※記事は2024年11月29日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります