“おいしいパンを旅しよう”をコンセプトに、毎月、全国各地のパン屋さんから冷凍パンが届けられるサブスクリプションサービス「パンスク」。提携するパン屋さんは約100店舗、会員数は4万人以上と大人気の「パンスク」について、株式会社パンフォーユー・広報の西尾春香さんにお話を伺いました。
今月はどんなパンが届くかな?箱を開けるたびにワクワク!
食パンやバゲット、クリームパンにカレーパンなど、毎月パン屋さんから届けられるボックスの中には、8種類前後の冷凍パンがぎっしり。おいしいパンと一緒にワクワクを届けたいという思いから、どのお店のどんなパンが届くかは“箱を開けてからのお楽しみ”。それぞれのパンはパンフォーユーが独自開発した技術(パンを入れる袋と冷凍するタイミング)で1カ月以上保存が可能。食べたいときに解凍し、オーブントースターで温めるだけで焼きたてのおいしさが味わえるのが嬉しい。
「毎月異なるパン屋さんから届くので、提携するすべてのお店のパンを食べるには最短でも8年以上かかる計算です(笑)。ボックスの中にはお店の特色が出るものを基準に、食パンなどの食事にあうプレーンなパンや甘いパン、総菜パンなどバランスよく入るよう、考えています。旅行でもなかなか行かないような場所のパン屋さんから届いたり、自分では普段あまり買わない種類のパンが入っていることもあって、『こんなパンがあったんだ!』と発見することも。私自身も、パンスクを通してカンパーニュのおいしさに目覚めました」と西尾さん。
パン屋さんから届くメッセージカードも楽しみのひとつ
北は北海道から南は沖縄まで、提携する約100店舗のパン屋さんは、社内で試食し、「また食べたい」、「人にすすめたい」、「なかなか出会えない」の3つのポイントで厳選しているそう。
「なかには知る人ぞ知る、地方の住宅街のパン屋さんや、スタッフが現地まで足を運んで口説き落としたパン屋さんも。それぞれのパン屋さんには、パンに対するこだわりやおいしい食べ方、どんな思いを込めてパンを作っているかなどを聞いて、その言葉をカードとしてパンに同梱しています」
パンスクのマイページからはパン屋さんにメッセージを送る機能があり、「まだ行ったことがない県からパンが届いて嬉しい!いつかお店にも行ってみたいです」「これからも体に気を付けておいしいパンを焼いてくださいね」など毎月寄せられるたくさんの感想コメントがパン屋さんにとっても励みになっているそう。
「家族で召し上がる方はもちろん、月に1度の“自分へのご褒美”にしてくださっているひとり暮らしの方も。ライフスタイルに合わせて、全国各地のパン屋さんとのおいしい出会いを楽しんでいただけたら嬉しいです」
独自の“冷凍パン”の技術で各地のパン屋さんとパン好きをつなげたい
パンスクをはじめ、さまざまなサービスを通じて「新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する」をミッションに掲げるパンフォーユー。パン屋さんにとって、必要な分だけパンを焼き、焼きたてを冷凍して届けるシステムは、無理なく働く仕組みづくりや、食品ロス削減などに大きく役立っているという。
「それぞれのパンに貼る食品成分表の作成や配達の手配など、すべてこちらで行うので、パン屋さんは冷凍庫さえあればそれ以外の設備投資は不要です。地域のパン屋さんが抱える課題を解決しながら、全国各地のパン屋さんとお客さまをつないでいけたら」と西尾さん。
パンスクでは、会員数の増加に合わせて各地の提携パン屋さんも増える予定とのこと。自分のスケジュールに合わせてスキップや届ける間隔が変更できるほか、1回からでも利用できるので、ぜひ1度、まだ出会ったことがないパン屋さんに出会う旅を楽しんでみて。
パンスク
- 価格
- 1回3990円(パン2900円+パンの旅費・全国一律780円)
- 内容
- 1箱(60サイズ)に冷凍パン8個前後、パン屋さんからのメッセージカード
- お届け間隔
- 2週間に1回、月1回、2カ月に1回
- 注文方法
- 公式サイト
PHOTO/MANABU SANO、WRITING/MINORI KASAI