お待ちかねのバーベキューシーズン到来! バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人・たけだバーベキューさんがすすめるのは、“フルコースのBBQ”。誰でも気軽に真似できる、選りすぐりのアイデア。今回は、たけださんがオズモール編集部員2人に、フルコースBBQのレシピとともにBBQの極意を特別に伝授してもらいました。
BBQはコース仕立てで劇的に進化する!
ひたすら肉を焼いて食べ、ソース焼きそばで締める王道のBBQもいいけれど、毎回同じでは飽きてしまうもの。たけだバーベキューさんが提案するのは、そんな普段のBBQに、前菜とデザートをプラスするだけ、簡単&おしゃれな「フルコースBBQ」。
「と言っても、難しいテクニックや本格的な道具はいっさい必要なし! ごく簡単な前菜とデザートで、いつものバーベキューが劇的に進化します」と太鼓判を押す。「例えば、材料を混ぜるだけのディップソースに、トルティーヤチップスを添えれば、おしゃれな前菜のできあがり。デザートも、マシュマロやフルーツを炭火で焼くだけでOKです」(たけだバーベキューさん)
おいしく、おしゃれになる以外にも、BBQをコース仕立てにするメリットは多いそう。「火が完全に起きるまでは意外と時間がかかり、その間は手持ちぶさたになりがち。でも前菜があれば、待ち時間もみんなでわいわいと楽しく過ごせます」。さらに、BBQをデザートで終えることで、満足度はぐんとアップする。「特に焼きマシュマロは、みんなが参加できて、火であぶっている間も楽しいのでおすすめ。僕も普段バーベキューをするときにはマストで持って行きます」
BBQに失敗はなし!ハプニングも楽しんで
BBQにおけるいちばんのスパイスは、自然の中で、みんなで食べること。「だから何でもうまい! 味に関しては心配無用です」と力強く断言するたけだバーベキューさん。味付けや調理法は無限大。「『この食材も焼いてみよう』とか『味噌を塗ってみよう』とか、思いついたら何でも試していいし、自由な発想をお互いに歓迎してほしいですね。レシピとにらめっこして作るより何倍も楽しくなります」
そして、失敗が、失敗に終わらないのもBBQ。「たとえ火起こしに1時間悪戦苦闘しようと、肉が丸焦げになろうと、そういう場面こそが後から笑って思い返す1日のハイライトだったりします。つまり、ハプニングも含めてバーベキューの醍醐味。失敗はないんです」
そう語る本人も、ハプニングは日常茶飯事だとか。「塩コショウを持っていくのを忘れて、隣でバーベキューをしているグループに借りに行ったら『あれ?たけだバーベキューさんじゃないですか!塩ないんですか!』と。バーベキューのプロを名乗っている手前、これは気まずい(笑)」。グリルの脚を忘れて、しゃがんでBBQをした・・・などエピソードには事欠かないが、今となっては笑い話。とはいえ、持ち物のチェックは忘れずに。
全員参加が基本!受け身になるべからず
「バーベキューというと“男の仕事”と思われがちですが、そんなことは全然ありません。火を起こすのも肉を焼くのも、コツを知れば難しくない。力も不要なので、性別に関係なく誰でも楽しめるのがバーベキューなんです。率先して火起こしをする女性、僕はすごく素敵だと思います」
プライベートでも周りの友人や先輩芸人たちからBBQに引っ張りだこ。そんな時も、1人で料理を振る舞うのではなく、みんなで作って食べることを大切にしているそう。「18歳で車の免許をとってアウトドアに出掛けるようになり、安いグリルを買って仲間とわいわい焼き始めたのが僕のバーベキューの原点なんです」。最近では原点回帰の意味も込めて、小さな七輪を囲んでのミニマムなBBQも楽しんでいるのだとか。
そしてBBQを楽しむいちばんの極意は「受け身にならず、積極的に参加すること!」とアドバイス。もし調理作業が苦手なら、音楽を用意してかける、インスタントカメラでみんなの笑顔を撮る、テーブルを飾り付ける、など参加の仕方はいろいろ。「それぞれが得意な分野を活かして、自分なりのやり方で盛り上げていけば、必ずみんなの心に残る楽しいバーベキューになります。Have a ナイスバーベ!」
ポイントはココ
ワカモレディップに入れる野菜は、あらかじめ刻んでジップロックに入れておけば、さらに手軽に前菜が完成する。ほかにも、好みの生野菜をちぎって袋に入れて、酢と粉チーズと一緒にシェイクするだけの即席サラダもおすすめ。
インスタ映え!おしゃれBBQのヒント
華やかでおしゃれなBBQは、SNSで発信したくなりそう。「それを前提に、どのレシピもおいしさに加えてビジュアル面も意識しています!」と、たけだバーベキューさん。より一層のSNS映えを目指すなら、テーブルセッティングにもこだわりたい。殺風景になりがちなアウトドア用のテーブルも、クロスを敷くだけで一気にあか抜けた雰囲気に。木製のカッティングボードは、まな板としてもお皿としても使え、料理がひと際おいしそうに見えて重宝する。飲み物は、海外のクラフトビールがおすすめ。カゴに入れるだけで絵になり、グラスを使わずにビンのまま飲むのもアウトドアらしくていい。
たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”レポwithオズモール編集部
お待ちかねのバーベキューシーズン到来! バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人・たけだバーベキューさんがすすめるのは、“フルコースのBBQ”。誰でも気軽に真似できる、選りすぐりのアイデア。今回は、たけださんがオズモール編集部員2人に、フルコースBBQのレシピとともにBBQの極意を特別に伝授してもらいました。
たけだバーベキュー直伝 簡単&おしゃれな「フルコースBBQ」レシピ
お待ちかねのバーベキューシーズン到来! バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人・たけだバーベキューさんがすすめるのは、前菜からデザートまで5皿からなるフルコースのBBQ。誰でも気軽に真似できて、簡単&おしゃれなレシピをご紹介
【前菜】トルティーヤチップスのワカモレディップ
【肉】ラム肉のハーブグリル
【野菜】彩り野菜のバーニャカウダー風ホイル包み
【麺】イタリアントマト焼きそば
【デザート】バラエティ焼きマシュマロ
今回取材にご協力いただいた方_たけだバーベキューさん
1986年、兵庫県生まれ。お笑い芸人を経て、2012年より「たけだバーベキュー」として活動開始。カナダアルバータ州BBQ大使にも任命されている。“普段のBBQにひと工夫”をテーマに、手軽でおいしくおしゃれなBBQを提案。『すごいバーベキューのはじめかた』(ヨシモトブックス)など、著書・監修書多数。近著に、4月14日発売の『超豪快バーベキューアイディアレシピ』(池田書店)がある
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【特集】おしゃれ&手ぶらバーベキューで大人の休日
今年もアウトドアシーズンが到来。爽やかな日差しのもと、新緑を眺めつつ、おしゃれなバーベキューを楽しんで。特集では、フードスタイリスト直伝の“ちょい足し”で手ぶらバーベキューをフォトジェニックにする技をはじめ、“BBQの達人”の極意やレシピをご紹介。バーベキューの便利グッズほか、手ぶらバーベキュー場を中心に女性目線でセレクトした都内や東京近郊のBBQスポットリストも必見です。
「ふだんからよくバーベキューをやっているんですが、たけださんの技には脱帽です。簡単なのにおしゃれ、そしてフルコースの満足感が半端なしでした。本日いただいた『BBQに失敗はなし』『全員参加を大切に』というアドバイスを胸に、肩の力を抜いて、この夏はさらに充実したバーベキューライフを目指します」(編集部K)
PHOTO/MASA STYLING/KOZUE MUSHA WRITING/AYA ITO