自由度の高い展示空間。気軽に立ち寄れる夜間開館も魅力
Bunkamura ザ・ミュージアムは、渋谷でいつでも気軽にアートが楽しめる、企画展示を主体とした美術館。総床面積837㎡・天井高4mの展示室には柱がないため、可動式の壁面パネルを使って、展覧会ごとにユニークな空間演出のできるところが特徴。また、金曜と土曜は21時まで夜間開館を行っているので、仕事帰りや週末のディナー後にもふらりと立ち寄れるのが嬉しい。
近代美術の流れに焦点をあてた展覧会を中心に、それまで日本で紹介されることが少なかった作家の個展や海外の著名な美術館の名品展など、テーマ性・先見性・話題性を持った展覧会を、年間4~6回開催している。
館内の施設には、クラシック・オペラ・バレエのための「オーチャードホール」や、演劇公演を行う「シアターコクーン」、映画館「ル・シネマ」のほか、レストランなどがあり、企画によってコラボレーションを展開しているので、こちらも一緒に楽しんで。
書籍が充実!展覧会ごとにラインナップが変化するショップ
館内出口にある「ミュージアムショップ ナディッフモダン」では、ザ・ミュージアムで開催中の展覧会に関連した書籍や、ポストカード、ステーショナリーやアクセサリーなどのアートグッズが幅広く揃う。展示ごとにラインナップが更新されていくので、行くたびに新鮮な気持ちでスーベニアグッズを探せそう。
特に、開催中の展覧会の関連書籍を集めたコーナーは、質も量も充実。展覧会の内容をより深く知るために活用して。
こちらのミュージアムショップはザ・ミュージアムへの入館者サービスのため、ショップのみの利用はできないのでご注意を。
パリの老舗カフェの伝統を継ぐ店で展覧会の余韻を楽しむ
Bunkamuraの1階と地下1階にわたるレストラン「ドゥ マゴ パリ」は、ピカソやヘミングウェイなど多くの芸術家が集い、文学や芸術が育まれたパリの老舗カフェ「ドゥ マゴ」の伝統を受け継ぐお店。
フランスの定番料理や、季節ごとに変わる旬のメニューとワインをカジュアルに楽しめる。おすすめは、りんごをじっくり煮込んで作り上げた創業時からの人気商品「タルト・タタン」。
展覧会ごとにコラボレーションメニューも用意されるので、展覧会の余韻に浸りながらゆっくりとパリの雰囲気を満喫しよう。
ソファー席もあるロビーラウンジでおいしいくつろぎの時を
1階のロビーラウンジには、テーブル席のほか、ティータイムにゆったり座れるソファー席もあり、その日のシチュエーションや気分に合わせて、くつろぎの時を過ごせる。1階の分かりやすい場所なので、展覧会前の待ち合わせにも最適。
厳選されたコーヒー豆で抽出する「フレンチプレスコーヒー」をはじめ、ドイツのティーブティック「ロンネフェルト」のティーなど、こだわりのドリンクや軽食、デザートがいただける。こちらも、展覧会ごとに、コラボレーションメニューを提供。
おすすめメニューは、フルーツをふんだんに使った「プリンアラモード」で、女性に人気なのだそう。美しいアートとおいしいスイーツを、セットで楽しみたい人はぜひ。
【東京都・渋谷(渋谷区)】Bunkamura ザ・ミュージアム
- スポット名
- Bunkamura ザ・ミュージアム
- 電話番号
- 0334779111 0334779111 (代表)
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Map
- 交通アクセス
- JR「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分、東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」より徒歩5分
- 開館時間
- 展覧会により異なる
- 休館日
- 展覧会により異なる
- ホームページ
- Bunkamura ザ・ミュージアムの詳細はこちら
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WRITING/NAOKO YOSHIDA